『給料が上がる幸福な物価高「デマンドプル型インフレ」の仕組み』
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Taka Knowledge Output
日本の政治における「保守派」の矛盾に気づいているだろうか。「国民を守る」と口では言いながら、その実態は「緊縮財政」「グローバリズム」「リベラリズム」という、一見すると保守とは相容れない3つの思想に縛られている政治家が少なくない。実は、この3つは密接に絡み合った「三位一体」の構造を持っているのだ。
構造の根幹にあるのは「グローバリズム」、つまり安価な労働力を求める経済界の要請である。企業が安い労働力を欲しがっても、政治家は表立って「奴隷的な労働者が欲しい」とは言えない。そこで「外国人や不法移民の人権を守ろう」という「リベラリズム」の仮面を被るのだ。 さらに、これらを推進するために「緊縮財政」が利用される。「国の借金で破綻する」と危機感を煽り、地方の予算を削る。財政難に陥った地方自治体は、公務員を非正規雇用に切り替えたり、水道などのインフラを民営化したりせざるを得なくなる。結果として、そこに新たなビジネスチャンスが生まれ、グローバル企業が入り込む隙を作っているのである。
「安全保障を強化する」「国民の生活を守る」という真の保守政策を実現するためには、積極的な財政出動が不可欠だ。しかし、緊縮財政の呪縛にとらわれている限り、予算をつけることはできない。結局のところ、聞こえの良い言葉を並べても、緊縮財政を掲げる政治家は、国民の生活よりもグローバル資本の利益を優先していると言わざるを得ない。 日本の医療保険制度も、このまま緊縮財政が進めば、アメリカのような過酷なビジネスモデルに飲み込まれる危険性がある。私たち国民は、政治家の耳障りの良い言葉や表面的な態度に惑わされることなく、その背後にある「緊縮・グローバル・リベラル」の構造を見抜く必要があるのだ。