日経平均株価7万円の現実味。4つの要素が示す未来
株価を動かす「4つの真実」
高市政権が「責任ある積極財政」を推し進める中、日本の株価はどこまで上がるのだろうか。 株価の適正水準、いわゆる「マクロ・フェアバリュー」を解き明かすには、4つの重要な要素を理解する必要がある。それは「名目GDPの拡大」「ネットの国内資金需要」「VIX(恐怖)指数」、そして日本経済の構造変化を示す「ダミー変数」である。これらを組み合わせることで、日経平均株価が目指すべき真のターゲットが見えてくる。
経済のパイと資金需要が「上昇の土台」を作る
第一の鍵は、経済の規模を示す名目GDPである。アメリカの株価が右肩上がりを続けてきたのは、GDPが拡大し続けてきたからだ。日本もようやく停滞を脱し、GDPが膨らみ始めたことで、株価が上昇トレンドに乗る土台が整った。 第二の鍵は「ネットの国内資金需要」だ。企業と政府が積極的にお金を借りて使う「マイナス」の状態になればなるほど、市場には活力が生まれ、株価を押し上げる力は加速度的に強まっていく。
アベノミクスを超えた「3本の矢」の完成
特筆すべきは、経済の構造変化を調整する「ダミー変数」の存在である。かつてのアベノミクスは、金融政策という「一本の矢」を放つことで株価を一段押し上げた。 しかし、現在の政権下では、当時未完に終わった「積極財政」と「成長戦略」という残りの二本の矢が、官民連携によってついに動き出そうとしている。統計学的に見れば、三本すべての矢に「1」というスイッチが入った状態であり、これだけで日経平均を1万円程度底上げする強力なブーストがかかっているのである。
2029年、日経平均7万円への道筋
では、具体的な数字はどうなるのか。現在、日本の名目GDPは約665兆円。これが順調に拡大し、資金需要が健全なマイナス圏を維持できれば、日経平均株価は5万円台後半が「適正な水準」となる。 さらに2029年に向けて、名目GDPが760兆円規模にまで膨らめば、日経平均7万円という大台も決して夢ではない。積極財政が経済を膨らませ、その成長がさらに投資を呼ぶ「相乗効果」によって、日本株はかつてない高みへと駆け上がっていくことになるだろう。
