「運が良い」と思えば人生は変わる?自己啓発本100冊が語る“運とメンタル”の不思議な関係
「運が良かったですか?」──自己啓発本の名物エピソード
自己啓発本の世界で最も頻繁に引用されるエピソードのひとつが、松下幸之助の面接話だ。
「あなたは運が良かったですか?」
「はい」と答えた人だけを採用した
この話は、自己啓発系の書籍を読んでいると本当によく登場する。感覚的には50%くらいの確率で出てくるほどの鉄板ネタである。
そしてここから多くの著者が導く結論が、
「運が良い」と考えるクセが人生を好転させる
というものだ。
ここでは、自己啓発本の中でも特によく使われている“運の哲学”をまとめつつ、その独特なロジックを少し楽しく整理していきたい。
「運が良い」と思うと人生が楽しくなる
もっともベーシックな主張として代表的なのが『うまくいっている人の考え方』だ。
物事をプラスに解釈すると、良い結果が得られやすくなる。
これは非常に王道の考え方で、ほとんどの自己啓発本が同じ論理を採用している。
何が起きても「まぁ結果オーライ」「勉強になった」と捉えられる人は、日々のストレスも減り、気持ちが安定するというものだ。
「運が良い」と思うと自然の法則が理解できる?
一方で、同じく“運が良い”を推す本でも、少し独創的な解釈を付け加えるものもある。
その代表例が『夢をかなえるゾウ』だ。
ここではこんな主張が展開されている。
- 「運が良い」と思う
- 起きた出来事から学ぼうとする
- その結果、自然の法則を理解できるようになる
具体例として挙げられていたのが“登山中に雨が降る話”である。
「運が良い人」
→「山は天気が変わりやすいんだな。学びがあった。次からは雨具を持ってこよう」
「運が悪い人」
→「雨が降るなんてツイてない」で終わる
そして結論が、
「運が良い」と思う人は自然の法則を学べる
というもの。
正直、「運の感じ方」と「雨具を持ってくるようになること」がどれほど関係あるのかは少し不思議に思えるが、自己啓発本ではしばしばこうした“思考のリンク”で人生の変化が語られる。
とはいえ、前向きな捉え方が習慣になるのは悪いことではない。
雨具を忘れないための心構えとしては、案外良いのかもしれない。
「運が良い」を口癖にする手法
では、どうすれば「運が良い」と思うクセが身につくのか。
定番は、
「口に出して言う」
という方法だ。
ただ、それだけでは物足りないという強者もいる。
『神メンタル』では、さらに踏み込んだ手法が紹介されている。
朝の支度40分間、ずっと「ツイてる」と言い続ける
シャワーを浴びているときも、歯磨きの最中も、着替えているときも「ツイてる」を延々と唱えるらしい。
ここまで徹底されると、もはや精神の鍛錬の域である。
隣の部屋からずっと「ツイてるツイてるツイてる……」と聞こえてきたら、かなり驚くかもしれない。
ただ、そのくらい強烈な自動思考のすり替えを行えば、「運が良い」という感覚が日常レベルで身につくのだろう。
結局、「運が良い」と考えるとどうなるのか
複数の書籍を比較すると、次のような効果が語られている。
- 感情が安定しやすい
良い面に目が行きやすくなるため、ストレスやネガティブ感情が減りやすい。 - 行動の質が変わる
前向きな捉え方をする人は、次の改善行動につなげやすい。 - 習慣が強化される
「口に出す」「言い続ける」などの方法が、自動思考のパターンを変えていく。
もちろん、“朝の40分間「ツイてる」を唱える”というレベルまで実践しなくてもよい。
ただ、物事の明るい側面に気づけるようになるという点では、適度に取り入れる価値はありそうだ。
僕自身は、ひとまず雨具を忘れないようにするところから始めたい。
それが僕なりの“自然の法則の学び”である。
まとめ
・「運が良い」と考えると、物事のプラス面に目がいく
・前向きな解釈が、行動の改善にもつながる
・神メンタルの人は“朝40分「ツイてる」唱え続け法”も試せる(※勇気がある人限定)
