自己啓発

「苦しむ勇気──フランクル心理学が示す“弱さの扱い方”とビジネスに必要なレジリエンス」

taka

苦しむ勇気──フランクル心理学が示す“弱さの扱い方”とビジネスに必要なレジリエンス

『夜と霧』を読み始めた日の夜、
私はこれまでの上向きな調子が嘘のように崩れ落ちていきました。

本を閉じた瞬間、
フランクルが目にしてきた人間の極限の姿、
そして自分の心の奥にずっと残っていた“むなしさ”が一気に押し寄せてきたのです。

ビジネスパーソンにとっても、
調子が良かったはずなのに突然気持ちが沈むことは珍しくありません。

  • 忙しさの反動
  • 抑えていた不安が表に出る
  • 成果が出なかった一日
  • ふとした瞬間に訪れる孤独感

この「急激な落ち込み」こそ、心が本当に向き合うべきテーマを浮かび上がらせます。


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■ 弱るとき、人は本当の「心の穴」と向き合うことになる

一度は回復したと思っていた私の心の穴は、
何も変わらずそこにありました。

  • 起きるのもつらい
  • 食べる気力もない
  • 誰とも連絡したくない

フランクル心理学の言葉を思い出し、
むなしさと向き合おうとしたものの、その深さに圧倒されました。

ビジネスの現場でも同じです。

“向き合うべき課題”は、調子の悪いときに姿を現す

それはキャリアの迷いかもしれないし、
人間関係、自己肯定感、自己価値観の揺らぎかもしれません。


■ 人は本当に追い詰められると「逃げる道」しか見えなくなる

追い詰められた私は、
頭の中から追い出したはずの「逃げ」の選択肢が再び浮かび上がってきました。

ビジネスでも、精神が限界に近づくと、

  • 転職したい
  • 全て投げ出したい
  • 消えてしまいたい
  • 誰にも会いたくない

そんな気持ちが頭を占領します。

しかしこれは弱さではなく、
**「心が悲鳴を上げているサイン」**です。

そのサインを正しく受け取ることこそ、レジリエンスの第一歩だとフランクルは教えます。


■ 救いは、多くの場合「人の声」から訪れる

暗い部屋で孤独に押し潰されそうになっていたそのとき、
母からの電話が鳴りました。

「急にあんたのことが気になってね。元気にしてるの?」

たった数分の会話でした。
でもその数分が、確かに私を救いました。

ビジネスの現場でも、
人を救うのは専門知識や完璧な助言ではなく、
**「誰かの声」**です。

  • 上司からの一言
  • 同僚の気遣い
  • 家族のメッセージ
  • 友人の連絡

たった一つのつながりが、
“もう少しだけ頑張ってみよう”
と思わせてくれることは少なくありません。


■ 涙は“弱さ”ではない。フランクルは「勇気の証」だと言う

電話を切った後、
気づけば涙が出ていました。

その瞬間、
『夜と霧』のある一節が鮮明に浮かび上がりました。

涙を恥じることはない。
この涙は、苦しむ勇気をもっている証だからだ。

この言葉は、
ビジネスパーソンにとっても非常に大切なメッセージです。

◎ 涙=弱さではない

◎ 涙=「痛みと向き合っている証」

◎ 涙=「逃げずに立ち続けようとする意思」

大切なのは、泣いたあとに何を選ぶかです。


■ 苦しむ勇気とは、「逃げずに問いに答える姿勢」

私は気づきました。

“苦しくても、生きなければならない”
というのは義務ではなく、
**“人生から求められている問いに答える行為”**だと。

ビジネスの現場で言えば、
苦しみとは「あなたの価値観を問うプロセス」です。

  • なぜここまで辛いのか?
  • 本当は何を大事にしたいのか?
  • 何を選べば、自分は胸を張れるのか?
  • 今の自分を、どう変えたいのか?

苦しんでいるあなたは、
“答えを探している最中の人”です。

その姿勢そのものが、
フランクルの言う 「態度価値」=精神的自由 でもあります。


■ 最後に──苦しむ勇気がある人は、必ず前に進める

フランクル心理学が伝えているのは、
苦しみを美化することでも、根性論でもありません。

「苦しみの中でどう在るか」こそが、
あなたの価値をつくる

ということです。

あなたが今涙を流しているなら、
それは
**“苦しみから逃げていない証拠”**です。

ビジネスの世界で最も強い人とは、
弱さを否定せず、
苦しむ勇気を持って進もうとする人です。

フランクルはこう教えてくれます。

  • 苦しみは、人生からの問いである
  • その問いにどう答えるかが、人の価値になる
  • 涙は勇気の証である

苦しい時期も、
その痛みも、
すべては“あなたの物語の一部”です。

そしてその物語は、必ずあなたを強くします。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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