あなたの人生の中心はどこにある?──「人生に対するパラダイム」をチェックしてみよう【7つの習慣】
人生に対するパラダイムって何だろう?
「パラダイム=ものの見方」という話を、自分や他人へのパラダイムとして見てきました。
もうひとつ大事なのが、**「人生そのものに対するパラダイム」**です。
これは、
「世の中ってこういうものだ」
「人生はこういうふうに生きるものだ」
といった、人生全体をどう見ているかという“メガネ”のようなもの。
そしてそのメガネは、あなたの生活の中心に何を置いているかとも深く結びついています。
あなたの「人生の中心」はどこにある?
少し遊び感覚で、次の質問に答えてみてください。
直感で「どちらが自分に近いか」でOKです。
問1
火曜の夜。仕事がなかなか進まず嫌気がさしているとき、同僚から
「もうやってられないから飲みに行こうよ」と誘われました。
あなたなら?
- a. 嫌気がさしていても、今日は区切りまで仕事を続ける
- b. 仕事は明日に回して、同僚と飲みに行く
問2
家族で5日間の旅行計画。行きたいけれど、仕事を休むと売上や上司の印象が不安。
あなたなら?
- a. 旅行をあきらめて仕事を優先する
- b. 思い切って家族旅行に行く
問3
仕事を終えて、久々に学生時代の友人とご飯に行く予定。出かけようとしたタイミングで、恋人から「家で一緒にビデオを観よう」と連絡が。
あなたなら?
- a. 恋人の家に行く
- b. 友人との約束を優先する
問4
明日のプレゼン準備中。朝から休憩なしで頑張って、そこそこの資料はできた。
ただ、勝負をかけたい気持ちもあり、もう一踏ん張りするか迷う。
あなたなら?
- a. 明日に備えて睡眠を優先する
- b. もう少し粘って準備を続ける
問5
自社のビジネスコンテストの説明を受けた。
前から考えていたアイデアがあり、同僚にも「面白い」と言われているが、応募はかなり大変そう。
同僚が「お前が出さないなら自分が出すよ」と言っている。
あなたなら?
- a. いい機会だと思い、本当に時間を確保できるか・他への影響も含めて真剣に考える
- b. その場で「じゃあ頼む」と友人に譲る
結果の目安と、「人生の中心」のヒント
出した答えのうち、aが3つ以上なら、
あなたの人生の中心は比較的バランスが取れていて、健全なパラダイムを持っている可能性が高いと言えます。
逆に、bが3つ以上なら、
- 特定の人間関係だけが中心になっている
- 目先の楽しさばかりを優先してしまう
- 誰かに合わせることが最優先になっている
といった傾向が強く、人生の中心が偏っている可能性があります。
ここで大事なのは、
「どっちを選んだか」そのものより、
「なぜそれを選んだのか?」を自分に問い直すこと。
そこに、あなたの人生のパラダイム=
何を一番大事にしているか
がはっきり現れます。
人生の中心が偏ると、何が起きるのか?
人生の中心が「仕事だけ」「恋人だけ」「お金だけ」になると、
- うまくいっているときは調子がいい
- ひとつつまずくと、人生そのものが崩れたように感じてしまう
という揺れの大きい生き方になります。
『7つの習慣』が目指しているのは、
原則や人格を中心にした、ブレないパラダイムを持つこと。
今回の質問は、その入口として
「自分の人生の中心、ちょっと偏っていないかな?」
と立ち止まるための小さなチェックだと思ってもらえれば十分です。
まとめ:今日の選択の裏側にある「自分の中心」を見てみる
- 人生に対するパラダイムは、あなたの“人生の中心”と深く結びついている
- 5つの質問への答え方には、何を優先しているかが正直に表れる
- 大事なのは、どちらを選んだかよりも「なぜそう選んだか」を振り返ること
- 中心が偏ると、人生は不安定になりやすい
今日のあなたの選択の裏側には、
どんなパラダイム・どんな「中心」が隠れているでしょうか?
一度ノートに、
「自分は何を一番大事にしていると思うか」
を書き出してみると、さらに気づきが深まります。
次のステップとして、
「人生の中心を“原則ベース”にシフトしていくにはどうするか?」
というテーマでも、また記事にしていきたいと思います。
