失敗しても大丈夫。完璧な人間なんていないから

自己信頼口座の話を学んだ後で改めて感じるのは、

「誰だって毎日、何かしら失敗している」

という当たり前の事実です。

にもかかわらず、私たちはつい…

• 「なんでこんなこともできないんだ」
• 「また失敗してしまった」
• 「私は本当にダメだな」

と、自分を責めすぎてしまいます。

でも、“完璧であること”なんて誰にもできません。
むしろ、完璧を目指すほど心が疲れてしまう。

だからこそ大事なのは、
「自分に優しくなること」
そしてもう一歩踏み込んで、
**「自分の失敗を笑い飛ばせるようになること」**です。

なぜ失敗を笑い飛ばすことが大切なのか？

人は失敗すると、
“自分は欠けている”“劣っている”
というネガティブパラダイムにとらわれがちです。

しかし、失敗は成長のための材料。

• どこが違ったのか
• なぜ失敗したのか
• どう改善すれば次はうまくいくのか

これを振り返り、改善し、前に進めば十分です。

深刻になりすぎると、行動が止まり、挑戦できなくなる。
だからユーモアを持って自分を軽やかに扱うことが、
実は長期的な成長にとってとても大切なのです。

「昨日の自分を笑える人」は、希望を持っていける人

自分に優しくなれる人とは、
「昨日の自分の失敗を笑える人」です。

• やっちゃったな
• あれは完全にミスだった
• あの状況じゃ仕方なかったかも
• あの時の自分、ちょっと可愛いな（笑）

こうした視点で自分を捉えられると、
“深刻さ”という重たい荷物を降ろせます。

すると自然と希望が湧き、
次の一歩を笑顔で踏み出せるようになります。

そして実は、こういう人は周囲からも魅力的に映るんです。
「あの人は強いな」「あの人みたいに軽やかに生きたい」
そんな風に思われる存在になれます。

ワーク：恥ずかしい失敗を“ユーモアに変換”してみよう

ここからは、あなた自身の失敗を使ってパラダイムを変えるワークです。

① 思い出す：あなたの“穴があったら入りたい失敗”は？

• 思い切り勘違いしたこと
• ありえないミスをした瞬間
• 恥ずかしくて顔から火が出そうになった出来事

ひとつ、思い出してみてください。

② 小説の一節のように、失敗ストーリーを書いてみる

手帳かノートに、その失敗を“客観的に”ストーリーとして書きます。

• 主人公：あなた
• 他の登場人物は誰？
• その場所はどこ？
• 何を言って、何をして、どう失敗した？

まるで小説を書くように丁寧に書いてみてください。

③ 次に、それを“お笑い芸人の台本”として書き直してみる

今度は、コント台本のつもりで。

• 大袈裟に
• 面白く
• 自虐をユーモアとして昇華して
• 登場人物もコミカルに
• 違う視点から描いてみる

同じ失敗でも、まったく違ったトーンになります。

④ 2つのストーリーを読み比べてみる

• 気持ちの重さはどう変わりましたか？
• 自分への感じ方が変わりましたか？
• あの出来事が少し笑えるものに変わっていませんか？

これが、
「失敗を笑い飛ばす」＝パラダイムが変わる瞬間です。

なぜ“笑えるようになると”自信がつくのか？

答えはシンプルです。

失敗を笑えるということは、
その失敗に自分が支配されていない証拠だから。

失敗に押し潰されているとき、人は自信を失います。
でも、その失敗をユーモアに変えられた瞬間、
その出来事はあなたを傷つける力を失います。

すると自然と、
「次に挑戦しても大丈夫」
「また失敗しても笑えばいい」
という前向きな気持ちが生まれる。

これこそが、本当の自信の正体なのです。

まとめ：自分に優しくなると、前に進みやすくなる

• 完璧な人間はいない
• 失敗しても必要以上に自分を責めない
• 失敗を小説に、そしてお笑いに書き換えてみる
• ユーモアはパラダイムを変える
• 失敗を笑える人は、人生を軽やかに歩ける
• その軽さこそが、自信の源になる

今日、ひとつ失敗したなら、
深刻になるよりもこう言ってみましょう。

「まぁ、これもネタになるな（笑）」

その瞬間、あなたはもう前に進み始めています。

TAKA

理学療法士/ビール

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理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。