主体性の第一歩は“自覚”──人間だけが持つ力を使って人生をコントロールする【7つの習慣】
主体的な人生は、「自覚」から始まる
『7つの習慣』の最初の習慣は、
**第1の習慣「主体的である」**です。
この習慣は、残りの6つすべての土台となる“根幹”であり、
主体的に生きるための最初のステップが 「自覚」 です。
コヴィー博士はこう伝えています。
あなたには“選択の自由”があり、その選択を自覚することからすべてが始まる。
つまり、
「自分の行動を自分で選べる」
と気づくことが、主体性の第一歩なのです。
本当に「自分で選んで」生きている?
多くの人が「自分の行動は自分で選んでいる」と思っています。
しかし、実際のところはどうでしょうか。
- 会社では上司の指示に振り回される
- 家では家族の都合に合わせて動かされる
- 休日は疲れて何もせず時間だけが過ぎていく
- 他人の期待を満たすために行動している
- なんとなく日々が流れていく
これらは、一見「自分が選んでいる」ように見えて、
実は 外部要因によって行動を決められている状態 と言えます。
果たしてこれを「主体的に生きている」と言えるでしょうか?
主体的であるとは、自分の選択の“源”を自分に戻すこと
主体性の本質は、
自分の心・価値観・良心に基づいて選択すること。
外部からどう言われようと、
環境がどうであろうと、
自分の内側の原則に従って行動する。
その土台となるのが 「自覚」 です。
「自覚」とは、自分自身を正しく見る力
辞書では、自覚をこう定義しています。
自分自身の立場・状態・能力などをよく知り、わきまえること。
つまり自覚とは、
- 自分の今の状態
- 得意と苦手
- 現実の行動パターン
- 感情の癖
- パラダイム(ものの見方)
これらを客観的に認識する能力です。
そして、この能力こそ 人間にしかない力 なのです。
動物は本能によって行動しますが、
人間は自分の行動を「観察し、選び直す」という特別な力を持っています。
“自覚”があるから、目標やビジョンがつくれる
例えば…
- 「自転車に乗れない」と自覚するから、練習しようと思える
- 体力が落ちていると自覚するから、運動を始める気になる
- 人の話を遮る癖があると自覚するから、聞く姿勢を見直せる
このように、
自覚 → 目標 → 行動 → 成長
という流れが自然に生まれます。
自覚がなければ、目標が立つことはありません。
「できていないこと」に気づけなければ、「できるようになろう」とは思えないからです。
自覚が“パラダイム”を変える鍵になる
私たちの行動や態度は、
すべて“パラダイム(ものの見方)”から生まれます。
- 「自分には価値がない」と思えば行動できなくなる
- 「周りが悪い」と思えば改善が止まる
- 「どうせ変わらない」と思えば挑戦できない
- 「自分は成長できる」と思えば一歩踏み出せる
こうしたパラダイムを変えられる唯一の力が 自覚 です。
自覚によって、
「あ、私はこんなふうに考えていたんだ」
と気づいた瞬間、
そのパラダイムを書き換えることが可能になります。
主体性は、自覚の積み重ねの先に生まれる
第1の習慣「主体的である」は、
自分の選択に責任を持つことです。
しかし、そのためには
- 自分がどんな状態にいるのか
- 何を選んでいるのか
- なぜその行動になっているのか
を理解していなければ、選択のしようがありません。
だからこそコヴィー博士は
「主体性=自覚から始まる」
と伝えているのです。
今日のまとめ:自覚すると、人生のハンドルが自分に戻ってくる
- 人間には「選択できる力」がある
- 主体的に生きるには、自分の選択を“自覚”することが出発点
- 自覚とは、自分の状態・能力・考え方を正しく見ること
- 自覚があるから目標が立てられる
- 自覚によってパラダイムを変えられる
もし今、
「毎日が受け身で流されている」
と感じているなら、今日の行動を少し振り返ってみてください。
私は今日、何を“選んで”行動したのだろう?
この問いは、あなたの主体性を取り戻す大きな一歩になります。
