自己啓発

義務はひとつだけ ─ マルクス・アウレリウスに学ぶ「善い人間になる」という使命

序章:義務とは何か?

マルクス・アウレリウスは『自省録』の中で問いかけています。

「お前の使命とは何か? 善い人間になることだ。」

ストア哲学において、人生の目的や使命は複雑なものではありません。
基本的で、誰にでも共通する「義務」はただひとつ。
それは「善き人間であること」です。


私たちが逃げてしまうもの

しかし現実には、私たちはさまざまな言い訳でその使命から逃げます。

  • 「忙しいから後でやろう」
  • 「自分ひとりが正しくしても意味がない」
  • 「今は状況が悪いから仕方がない」

これらの言い訳は、善き行いを遠ざけ、自分の使命から離れる口実にすぎません。


善き人間になることは「義務」である

ストア派が強調するのは、善き人間になることは選択ではなく義務だということです。

  • 誠実に行動すること
  • 親切であること
  • 感情に振り回されず公正であること

これらは「状況が整ったときにすればよいこと」ではなく、常に果たすべき務めです。


NFLの名将ビル・ベリチックの言葉

現代のスポーツ界にも、似た考えを示した人物がいます。
NFLの名コーチ、ビル・ベリチックはこう言いました。

「自分の仕事をしろ。」

これは単なるフットボールの戦略ではなく、人生にも通じる普遍的な指針です。
自分に与えられた務めを果たすこと。
それが積み重なってチームを支え、勝利を導くのです。

私たちの人生においても同じです。
それぞれの場で「善き人間である」という務めを果たすことが、社会全体をより良い方向へ導きます。


今日からできる「善い人間になる」習慣

  1. 小さな親切を実践する
    誰かを助ける、感謝を伝える──小さな行動でよい。
  2. 誠実さを守る
    嘘やごまかしを避け、自分の言葉と行動を一致させる。
  3. 感情に振り回されない
    怒りや嫉妬に流されず、公正な判断を心がける。

まとめ ─ 義務はシンプルに一つだけ

  • 人間の使命は「善い人間になること」
  • 言い訳で逃げるのではなく、日々小さな行動で実践する
  • 「自分の仕事をしろ」という言葉に重ねれば、義務の意味がより明確になる

👉 あなたにとって今日「善い人間になる」とは、どんな行いですか?

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taka
理学療法士TAKAが自分の臨床成果を少しでも高めるために、リハビリ・運動学・生理学・物理療法について学んだ内容を発信。合わせて趣味の読書や自己啓発等の内容の学びも自己満で発信するためのブログです。