自己啓発

自分に自信がないあなたへ。小さな「約束」を守るだけで人生が劇的に変わる仕組み

taka

「ダイエットすると決めたのに、ケーキを食べてしまった」 「資格の勉強をすると言ったのに、スマホを見て終わった」

こんなふうに、自分で決めたことを守れず、**「なんて自分は意志が弱いんだ」**と自己嫌悪に陥っていませんか?

実は、意志力が弱いのではありません。 「約束のハードル」が高すぎるだけなのです。

理学療法士としてリハビリ指導をしていると、最初から「フルマラソンを走る!」と意気込む人ほど挫折します。逆に、確実に成功するのは「まずは靴を履いて玄関に出る」という極小の約束を守り続けた人です。

この記事では、コヴィー博士の言葉をヒントに、**今すぐ人生の主導権を取り戻すための「2つの方法」**について解説します。

結論をお伝えします。 自信をつけるのに、大きな成功体験は必要ありません。 「小さな約束を守った」という実績の積み重ねだけが、あなたを裏切らない最強の自信になるのです。

人生をコントロールする「2つのスイッチ」

コヴィー博士は、私たちが自分の人生の「運転席」に座るために、非常にシンプルな2つの方法を提案しています。

あなたが今すぐにでも自分の人生の主導権を握るための方法を二つ提案しよう。 一つは何かを約束して、それを守ること。 もう一つは、目標を立て、それを達成するために努力することだ。

魔法のような裏技ではありません。「約束」と「目標」。この2つだけです。 しかし、重要なのはその**「サイズ感」**です。

「1ミリ」の約束でいい

多くの人は、「約束」や「目標」というと壮大なものを想像します。 「毎日1時間ランニングする」「年収を倍にする」などです。

しかし、コヴィー博士はこう言います。

どんなに小さな約束や目標であっても、それを実行することで、自分の内面に誠実さが芽生え(中略)、自分自身の人生に対する責任を引き受ける勇気と強さを得られる。

リハビリで例えるなら、骨折明けの人にいきなり「走れ」とは言いません。 「足の指をグーパーしてください」。これだけで十分なリハビリです。

  • 「7時に起きる」ではなく**「目覚ましをセットする」**。
  • 「本を1冊読む」ではなく**「本を開く」**。

このレベルの小さな約束を守ることで、脳は「お、私は決めたことを実行できる人間だぞ」と認識し始めます。これが**「誠実さの芽生え」**です。

「気分」に負けない「自尊心」を育てる

私たちは普段、**「その場の気分」**に支配されています。

  • 「朝起きて勉強すると約束した」 vs 「眠いから寝ていたい(気分)」
  • 「ダイエットすると約束した」 vs 「ケーキ食べたい(気分)」

約束を破るたびに、気分が勝ち、自尊心(自分を大切にする心)が負けていきます。 これを繰り返すと、「どうせ私は気分に流される人間だ」という負のセルフイメージが定着してしまいます。

勝利の回数を増やすゲーム

自分に、あるいは他者に約束をし、それを守ることによって、少しずつ、その場の気分よりも自尊心のほうが重みを増していく。

小さな約束を守ることは、天秤の「自尊心」側に重りを乗せていく作業です。 最初は「気分」の方が重くて負けてしまうかもしれません。 しかし、小さな約束(1gの重り)を毎日積み重ねていけば、いつか必ず**「自尊心 > 気分」**へと逆転する瞬間が来ます。

その時、あなたは眠くても起きられるようになり、食べたくても我慢できるようになります。これが**「自制心」**の正体です。

他者への約束も「リハビリ」になる

自分との約束が難しければ、**「他者との約束」**を使うのも手です。

「次の会議までに資料を作ります」と上司に宣言する。 「明日、一緒に散歩しよう」と家族を誘う。

他者を巻き込むと、適度なプレッシャーが生まれ、守りやすくなります。 そして約束を守れば、相手からの信頼も得られ、自分への信頼も高まる。まさに一石二鳥のリハビリです。

ただし、ここでも「絶対に守れる小さな約束」にすることが鉄則です。破ってしまっては逆効果ですからね。


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まとめ・アクションプラン

記事の要点をまとめます。

  1. 人生の主導権を握るには、「約束を守る」「目標を達成する」の2つしかない。
  2. 壮大な目標は不要。どんなに小さなことでも、実行すれば「誠実さ」は育つ。
  3. 小さな約束の積み重ねが、やがて「気分」に打ち勝つ強い「自尊心」を作る。

「自分を変えたい」と焦る必要はありません。 ただ、**「今日の小さな約束」**を一つだけ守ってください。その積み重ねが、あなたを遠くへ連れて行ってくれます。

Next Action:絶対に失敗しない約束をする

今、この瞬間、自分自身に一つだけ約束をしてください。 絶対に失敗しようがない、レベル1の約束です。

「このスマホを置いたら、深呼吸を1回する」

たったこれだけで構いません。 そして実行した直後、「よし、私は約束を守った!」と心の中でガッツポーズをしてください。 その小さな成功体験が、あなたの人生を取り戻す第一歩です。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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