「あの時あっちを選べば…」という後悔は、あなたが”カメレオン”だから起きる
「Aランチにするか、Bランチにするか決められない」 「本当は断りたかったのに、空気を読んで引き受けてしまった」
そんなふうに、些細なことから人生の岐路まで、自分の決断に自信が持てずにお悩みではありませんか? そして、結果がうまくいかないと「あの人の言うことを聞かなければよかった」と誰かのせいにしてしまう……。
その苦しみの原因は、あなたの性格が弱いからではありません。 判断基準(中心)が、コロコロ変わる**「状況」や「他人」**にあるからです。
この記事では、『7つの習慣』の核心部分である**「原則中心のパラダイム」**について解説します。
医療の世界でも、治療方針を自分で決めた患者さんと、医者に言われるがままの患者さんとでは、その後の納得感や回復への意欲がまるで違います。 結論をお伝えします。 **「自分は何を大切にするのか」という法律(原則)**を心に一本立てること。 それだけで、あなたの人生から「迷い」と「後悔」は驚くほど消えてなくなります。
なぜ、あなたの決断はブレるのか?
私たちは無意識のうちに、自分以外のものに影響されて物事を決めています。
- 他人中心: 「友達がみんな持っているから買う」
- 所有物中心: 「損をしたくないから売らない」
- 敵中心: 「あの人に負けたくないからやる」
これらはすべて**「反応」**であって、「選択」ではありません。 周りの状況(天気)が変われば、あなたの行動(風見鶏)も変わってしまう。これでは、いつまで経っても自信が持てないのは当たり前です。
カメレオンのように生きていませんか?
周りの環境に合わせて色を変えるカメレオンは、確かに身を守るのには便利かもしれません。 しかし、人間がそれをやると「自分」がなくなってしまいます。
「あの時は賛成したのに、状況が変わったら反対する」 そんな一貫性のない態度は、他人からの信頼を失うだけでなく、自分自身への信頼(自信)をも破壊してしまうのです。
最強の判断基準「原則中心」とは
ブレない決断をするために必要なのが、**「原則中心」**という生き方です。 原則とは、「誠実さ」「公正さ」「貢献」「愛」といった、時代や場所が変わっても変わらない普遍的なルールのことです。
地図ではなく「コンパス(羅針盤)」を持つ
人生を航海に例えてみましょう。 状況や他人の意見に頼るのは、あやふやな「地図」を見ているようなものです。地形(状況)が変われば、地図は役に立ちません。
一方、原則中心で生きるとは、**「コンパス(羅針盤)」**を持つことです。 嵐が来ようが、暗闇になろうが、コンパスは常に「北(自分が大切にする価値観)」を指し続けてくれます。
- 状況:「みんなが不正をしている」
- 反応的な決断:「バレなきゃいいか」
- 原則中心の決断: 「私の原則は『誠実』だ。だから私はやらない」
このように、外部の状況ではなく、内部のコンパスに従って決めること。これが**「主体的選択」**です。
意識的に決断することの「自由」
コヴィー博士はこう言います。 「原則中心なら、どんな態度を選んだにしても、その選択の意味合いは大きく違ってくる」
例えば、「嫌な上司の命令に従う」という行動をしたとしましょう。
- 他人中心の場合: 「怒られたくないから、仕方なく従う(屈服・被害者意識)」
- 原則中心の場合: 「今は家族を養うという責任(原則)がある。だから、戦略的に従うことを私が選ぶ(主体性・納得感)」
同じ行動でも、心の中は天と地ほど違います。 「やらされている」のではなく「自分が選んでいる」という感覚。 これこそが、人間に許された本当の**「自由」**なのです。
まとめ・アクションプラン
今回の記事の要点をまとめます。
- 状況や他人に流されて決断すると、一貫性がなくなり、後悔や被害者意識が生まれる。
- **原則(普遍的な価値観)**を中心に行動すれば、どんな状況でもブレない「コンパス」を持てる。
- 自分の行動を**「意識的に選択」**した時、たとえ苦しい道であっても、そこには納得と自由がある。
【Next Action:読者が次に取るべき行動】
次に何かを決める時(例えば、飲み会に行くか行かないか、高い買い物をするかしないか)、一呼吸置いて自分に問いかけてください。
「今、私は周りの空気に流されていないか? 私の大切にしたい原則(家族、健康、誠実さetc.)に照らして、これがベストな選択か?」
この「確認作業」を挟むだけで、あなたの決断は劇的に質が変わります。
自分だけの「原則(コンパス)」を見つけるためには、やはり**『7つの習慣』**の第2の習慣を読むのが一番の近道です。 あなたの人生を導く、揺るぎない指針を手に入れましょう。
