決意しても長続きしないあなたへ。毎朝3分の「右脳イメージ」で人生は自動操縦できる
「今年こそは自分を変えるぞ!」 そう決意して手帳に目標を書いたのに、半年後にはそのページの存在すら忘れてしまっていた……。 そんな「三日坊主」の経験にお悩みではありませんか?
自分を責めないでください。あなたの意志が弱いわけではありません。 ただ、「人生の創造」を「一回きりのイベント」だと勘違いしているだけなのです。
この記事では、『7つの習慣』の第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」の実践編として、書き上げた人生の目的(ミッション・ステートメント)を、どうやって日々の生活に定着させるかについて解説します。
リハビリの世界でも、「手術(変化)」より大切なのは、その後の「日々のケア(継続)」です。 結論をお伝えします。 理想の人生を生きるために必要なのは、立派な目標を立てることではありません。 毎朝、自分の「右脳(想像力)」を使って、その目標を脳にインストールし直す習慣なのです。
書き上げた時が「ゴール」ではなく「スタート」
多くの人は、人生の指針となる「ミッション・ステートメント(個人的な憲法)」を書き上げた瞬間に満足してしまいます。 「よし、これで私の人生は変わるはずだ!」と。
しかし、コヴィー博士はこう指摘します。 「自分で自分の人生を創造することは、単発的に行うものではない」
地図を持っていても、見なければ迷子になる
想像してみてください。最高の地図(ミッション・ステートメント)を手に入れました。 しかし、それをリュックの底にしまい込んだまま、一度も見ずに歩き出したらどうなるでしょうか? 当然、道に迷いますよね。
人生も同じです。 日々の忙しさ、急なトラブル、他人の意見……。 これらは常にあなたを道から逸らせようとします。 だからこそ、**「人生に対する自分のビジョンと価値観を常に目の前に掲げる」**という、絶え間ないメンテナンスが必要なのです。
毎日をブレずに生きる「右脳」の活用法
では、どうすれば地図を見続けることができるのでしょうか? ただ文字を読み上げるだけでは、脳には響きません。ここで重要なのが**「右脳(イメージ脳)」**の力です。
朝の「脳内リハーサル」が一日を決める
スポーツ選手が試合前にイメージトレーニングをするように、私たちも朝一番に人生のリハーサルを行うべきです。
- リラックスして右脳を開く 論理(左脳)ではなく、感覚を研ぎ澄ませます。
- 今日一日の理想的な振る舞いを想像する 「もし今日、トラブルが起きても、私はミッション通り『誠実』に対応している」 「家族に対して『愛情』を持って接している自分の姿」 これを映画のように鮮明に脳内で再生します。
こうして脳に「今日の脚本」をセットすることで、突発的な出来事が起きても、無意識のうちに理想通りの行動(演技)ができるようになるのです。
人生は「リハビリ」と同じで継続が命
私は普段、医療(リハビリ)の現場にいますが、劇的に良くなる患者さんには共通点があります。 それは、**「地味なトレーニングを毎日淡々と続けられること」**です。
筋肉は使わなければ衰えます。 同じように、あなたの「価値観」や「志」も、毎日意識して使わなければ、日常の雑事に埋もれて衰退してしまいます。
「書き上げれば終わりというわけにはいかない」 この言葉を胸に刻んでください。 今日という一日は、あなたのミッション・ステートメントを実践する舞台です。 毎日が本番であり、毎日が新しい創造のプロセスなのです。
まとめ・アクションプラン
今回の記事の要点をまとめます。
- 人生の創造(ミッション・ステートメントの実践)は、一回きりではなく継続的なプロセスである。
- 地図をしまい込まず、常にビジョンと価値観を目の前に掲げる努力が必要。
- 毎朝、**右脳(想像力)**を使って理想の行動をリハーサルすることで、無意識に行動を変えることができる。
【Next Action:読者が次に取るべき行動】
もしあなたが「ミッション・ステートメント」をまだ書いていないなら、まずはそこから始めましょう。 そして、すでに持っている人は、それをスマホの待受画面にするか、手帳の表紙に貼ってください。
「毎日、目にする」 たったこれだけのことが、あなたの人生を劇的に安定させます。
この「ミッション・ステートメント」の作り方や、具体的な活用事例については、やはり本家である**『7つの習慣』**が最高の教科書です。 自分の人生をDIYしたい方は、必携の一冊です。
