自己啓発

変わりたいのに変われないあなたへ。コヴィー博士が教える「人間だけに許された特権」

taka

「ついカッとなって言い返してしまった」 「ダイエット中なのに、目の前のケーキを食べてしまった」

後になって「なんであんなことをしたんだろう」と自己嫌悪に陥ることはありませんか?

実は、外部からの刺激に対して反射的に反応してしまうのは、動物の本能としては当たり前のことです。 しかし、世界的名著『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士は、私たち人間には**「動物にはない特別な力」**が備わっていると言います。

これを使えるかどうかが、あなたが「本能のまま生きるか」、それとも「自分の人生を自分で切り拓くか」の分かれ道になります。

この記事では、神様が人間にだけインストールしてくれた**「4つの最強アプリ(能力)」**について解説します。 これらを使いこなせば、どんな環境でも自分の可能性を最大限に引き出すことができるようになります。


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動物は「プログラム」で動く、人間は「プログラマー」になれる

犬や猫は、素晴らしい生き物ですが、基本的には本能やトレーニング(プログラム)に従って生きています。 「今日は気分が乗らないから、吠えるのをやめて哲学書を読もう」と考える犬はいませんよね。

しかし、人間は違います。 コヴィー博士はこう述べています。

人間だけに授けられた四つの能力(自覚、想像、良心、意志)が、人間を動物の世界よりも高い次元へ引き上げている。

私たちは、刺激(出来事)に対して、即座に反応するのではなく、一時停止ボタンを押して**「どう反応するか」を選ぶ**ことができます。 そのための道具が、以下の4つです。

人生をコントロールする「4つの秘密道具」

ちょっと難しい言葉が並んでいますが、スマホの機能に例えると非常にわかりやすくなります。

1. 自覚(Self-Awareness):自分を見るドローン

自分自身を、高いところから客観的に見る力です。 「あ、私いまイライラしてるな」「この言い方は良くないな」と気づくこと。 動物は自分が怒っていることを客観視できませんが、人間は**「自分の感情をモニターする」**ことができます。

2. 想像(Imagination):未来を描くアプリ

まだ目の前にないものを、頭の中で作り出す力です。 「もし勉強したら、こんな未来が待っている」「こんな自分になりたい」とビジョンを描くこと。 過去の記憶に縛られず、「新しい未来」を創造できるのは人間だけです。

3. 良心(Conscience):善悪を判断するGPS

何が正しくて何が間違っているか、心の奥底で感じる力です。 「これをやったら楽だけど、人として間違っている」「誰も見ていないけど、嘘はつきたくない」という感覚。 法律やルールがなくても、正しい方向へ導いてくれるコンパスです。

4. 意志(Independent Will):実行するエンジン

周りの環境や、自分の感情に流されずに行動する力です。 「眠いけど起きる」「怖いけど挑戦する」といった、自分との約束を守る力。 本能に逆らってでも、自分で決めたことをやり遂げる筋肉のようなものです。

この4つを使えば「可能性」は無限大になる

多くの人は、この4つの能力が「スリープモード」になっています。

  • 自覚がない → 無意識にスマホを見て時間を浪費する。
  • 想像がない → 「どうせ無理」と過去の延長でしか考えない。
  • 良心がない → 「バレなきゃいい」と損得だけで動く。
  • 意志がない → 「明日から本気出す」と先延ばしにする。

コヴィー博士の言う通り、これらの能力を**「使い、開発していく」**ことができれば、私たちの可能性は青天井です。

生まれつきの才能や、今の環境は関係ありません。 この4つの能力を鍛えることは、誰にでも、何歳からでも可能です。


まとめ・アクションプラン

私たちは「高性能な動物」ではありません。自分のプログラムを書き換えられる「人間」です。 今回のポイントは以下の3点です。

  • 人間は「刺激」と「反応」の間に、自分で行動を選択する自由を持っている。
  • そのために必要な道具が「自覚・想像・良心・意志」の4つの能力である。
  • これらを意識して使うことで、本能や環境に支配されない自由な人生が手に入る。

Next Action

まずは、4つの能力のうち**「自覚」**のスイッチを入れる練習から始めましょう。

次にイライラしたり、落ち込んだりしたとき、心の中で**「一時停止ボタン」**を押してください。 そして、自分を天井から見下ろすイメージでこう実況してみましょう。 「おっと、今の自分は顔が赤くなっているぞ。感情的になりそうだ」

これだけで、動物的な反応から抜け出し、人間らしい理性的な選択ができるようになります。

この4つの能力をさらに深く開発し、人生の操縦桿を自分の手に取り戻したい方は、ぜひ**『7つの習慣』の「第1の習慣:主体的である」**を読んでみてください。 ここには、あなたの「OS」をアップデートするための具体的な方法がすべて書かれています。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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