決めたことが続かないあなたへ。誘惑に負けず「実行する力」を育てるシンプルな方法
「今年こそは5キロ痩せる!」 「毎朝30分、読書の時間を作る!」
そう固く決意したはずなのに、数日経つと「今日は疲れているから…」「雨が降っているから…」と言い訳をして、元の生活に戻ってしまう。 そんな**「三日坊主」**の自分に嫌気がさしていませんか?
実は、計画倒れになってしまうのは、あなたが怠け者だからではありません。 人間だけに与えられた**「第4の能力:意志」**の使い方を知らないだけなのです。
この記事では、『7つの習慣』で語られるセルフ・マネジメントの要、「意志(独立意志)」について解説します。
結論をお伝えすると、本当のマネジメントとは、「気分」ではなく「約束」に従って体を動かすことです。
この記事を読めば、感情や周りの状況に振り回されず、決めたことを淡々と実行できる「強い自分」を作るヒントが得られます。
「プログラムを書く」のと「実行する」のは別物
私たちはよく、「計画を立てた(プログラムを書いた)」だけで、半分成功したような気分になってしまいます。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
脚本家と役者は違う
『7つの習慣』では、人間の成長プロセスを以下のように説明しています。
- 自覚・想像・良心(脚本家): 「健康のために運動しよう」と正しいプログラムを作る。
- 意志(役者): そのプログラム通りに、実際に体を動かす。
多くの人は、素晴らしい脚本(計画)を書く能力は持っています。 しかし、いざ本番(実行)になると、「今日は気分が乗らないなぁ」という感情に負けて、舞台に立つのをサボってしまうのです。
これでは、どんなに素晴らしい人生の計画も、絵に描いた餅に終わります。
「意志」とは、感情を無視するスイッチ
ここで言う「意志」とは、単なる根性論ではありません。 **「周りの状況や、その時の自分の感情を無視して、決めた通りに行動する能力」**のことです。
- 状況: 雨が降っている、友達に飲みに誘われた、テレビが面白い。
- 感情: 面倒くさい、眠い、楽をしたい。
これらに影響されず、「いや、私はこれをやると決めたからやる」とスイッチを押せる力。これこそが、人間だけに許された「独立意志」なのです。
意志は「筋肉」と同じ。使えば鍛えられる
「私は意志が弱いから…」と諦める必要はありません。 コヴィー博士は、意志によるマネジメント力は**「徐々についてくる」**と述べています。
つまり、意志は生まれつきの才能ではなく、筋トレで鍛えられる筋肉のようなものなのです。
小さな約束を守ることから始める
いきなり「毎日10キロ走る!」という重いバーベルを持ち上げようとすると、意志の筋肉は断裂(挫折)してしまいます。
まずは、絶対に失敗しない軽いダンベルから始めましょう。
- 「毎朝、起きたら一杯の水を飲む」
- 「寝る前に、靴を揃える」
- 「1日1回、空を見上げる」
こんな些細なことで構いません。重要なのは、「自分で決めて、それを実行した」という成功体験を積み重ねることです。
「気分」に勝つ快感を味わう
トレーニングのコツは、「やりたくないな」と思った時こそがチャンスだと捉えることです。
「今日は疲れたからサボりたい…」 そう思った瞬間こそ、意志の筋肉を太くするゴールデンタイムです。
「お、サボりたい感情が出てきたな。でも私は意志を使って、あえてやるぞ」 そうやって感情に逆らって行動できたとき、あなたの自信(セルフ・イメージ)は劇的に向上します。
「私は、自分の感情さえもコントロールできる人間なんだ」という確信が、さらに大きな目標を達成するエネルギーになるのです。
まとめ・アクションプラン
人生を変えるのは、崇高なアイデアではなく、泥臭い「実行」です。その実行を支えるのが「意志」の力です。
- 計画と実行を分ける: 良い計画があっても、実行する「意志」がなければ意味がない。
- 環境に支配されない: 天気や他人の言動、自分の気分に左右されず、約束を守る力が「意志」である。
- 毎日少しずつ鍛える: 小さな約束を守ることで、自分をマネジメントする力は確実に強くなる。
Next Action: 今この瞬間、「今日中に必ずやること」を1つだけ決めてください。
「この後すぐにスクワットを10回やる」でも「帰りに本屋に寄る」でも構いません。 そして、何がなんでも(例え急に雨が降っても、疲れていても)それを実行してください。
この「自分との約束を守る」という行為の積み重ねだけが、あなたの人生を理想の方向へ導いてくれます。 より具体的な時間管理や実行のテクニックを学びたい方は、**『7つの習慣』の「第3の習慣」**を読んでみることをおすすめします。
