政治・経済

「間をとって半分こ」は最悪の解決策。全員が100%満足する“魔法の選択肢”とは

taka

「私はAがいい」「いや、僕はBがいい」 こんなふうに意見が真っ二つに割れてしまったとき、あなたならどう解決しますか?

よくあるのが、「じゃあ、間をとってCにしようか」という**「妥協」**です。 お互いに少しずつ我慢をして、まあまあの結果で手を打つ。これは一見、平和的な解決に見えます。

しかし、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー博士は言います。 **「妥協はWin-Winではない」**と。

この記事では、多くの人が誤解しているWin-Winの本当の意味と、対立した状況から**「第3の案」**を生み出す方法について解説します。

結論をお伝えすると、本当の解決策は「足して2で割る」ことではありません。 **「あなたの案よりも、私の案よりも、もっとすごい案があるはずだ」**と信じることから、奇跡(シナジー)は始まるのです。

喧嘩や議論に疲れてしまった方にこそ知ってほしい、目からウロコの発想転換をお届けします。

スポンサーリンク

「妥協」と「第3の案」の違いとは?

まずは、私たちの身近にある「妥協」と、目指すべき「第3の案」がどう違うのか、わかりやすい例で見てみましょう。

「オレンジ」をどう分ける?

ここに1つのオレンジと、それを欲しがっている2人の子供がいます。 2人とも「オレンジが欲しい!」と譲りません。

  • 妥協案(Lose-Loseに近い): オレンジを半分に切って分ける。 → 2人とも半分しか手に入らず、満足度は50%です。
  • 第3の案(Win-Win): 「なぜ欲しいの?」と理由を聞いてみる。 子A「中身を食べてジュースにしたい」 子B「皮を使ってマーマレードを作りたい」 → 中身を全部Aにあげて、皮を全部Bにあげる。

これなら、2人とも欲しい部分が「100%」手に入りますよね。 これが**「お互いの要望を満たす、もっとレベルの高い方法(第3の案)」**です。

敵対するのではなく「同じ方向」を見る

妥協するとき、私たちは「相手」を見ています。「あいつにどれだけ譲らせようか」と考えているからです。

しかし、第3の案を探すとき、私たちは**「もっと良い方法はないか?」**という共通のゴールを見上げることになります。 敵同士から、「一緒に答えを探すパートナー」に変わるのです。

「第3の案」を見つけるための2つの鍵

では、どうすればこの魔法のような解決策が見つかるのでしょうか。特別な才能は要りません。必要なのは「マインドセット」だけです。

1. 「もっと良い方法がある」と信じ抜く

Win-Winは、第3の案の存在を信じることである。

この言葉の通り、最初は見えていなくても「絶対に何かあるはずだ」と信じることがスタートラインです。

「私の意見を通すか、相手に従うか」の二択(二者択一)しかないと思い込んでいると、思考はそこで停止します。 「AでもBでもない、空の上にCがあるかもしれない」 そう思うだけで、脳はクリエイティブな解決策を探し始めます。

2. 「違い」を歓迎する

自分と違う意見が出たとき、「邪魔された!」「否定された!」と思っていませんか? 第3の案を生み出すには、その**「違い」**こそが最高の材料になります。

「私は海に行きたい」「僕は山に行きたい」 ここで喧嘩するのではなく、「なぜ海?」「なぜ山?」と深掘りします。

  • 海派:「新鮮な魚が食べたい」
  • 山派:「涼しいところでゆっくりしたい」

ここから、「じゃあ、避暑地にある湖畔のオーベルジュはどう? 涼しいし、川魚も美味しいよ!」という、当初の案よりも魅力的なプランが生まれるのです。

まとめ・アクションプラン

Win-Winとは、単なる仲良しごっこではありません。お互いの知恵を絞り出し、一人では到達できない高みへ登るための、知的でエキサイティングな冒険です。

  • 妥協を疑え: 「間を取る」ことは、お互いに不満を残すことだと知る。
  • 二択から抜け出す: 「どっちが正しいか」ではなく、「もっと良い方法はないか」を探す。
  • 信じる力が鍵: 「第3の案は必ずある」と信じることで、対立は協力に変わる。

Next Action: 次に誰かと意見が食い違ったとき、反論する前に一度深呼吸をして、こう言ってみてください。

「ねえ、私の案でもなく、あなたの案でもない、もっとすごい『第3の案』を二人で一緒に探してみない?」

この一言が、不毛な議論を「創造的な会議」に変えるスイッチになります。

もし、この「第3の案」という考え方をさらに深く学び、人生のあらゆる場面で活用したいなら、コヴィー博士の著書**『第3の案 成功者の選択』**を手に取ってみることをおすすめします。『7つの習慣』の実践編とも言える一冊です。

スポンサーリンク
ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました