「生きづらい」のは性格のせいじゃない。あなたが掛けている「眼鏡」を疑え
「毎日がしんどい、なんだか世界が冷たい気がする……」 「一生懸命やっているのに、なぜか人間関係がうまくいかない」
そんなふうに、人生に行き詰まりを感じていませんか? 実は、あなたの目の前に広がっている「現実」は、100%ありのままの姿ではありません。あなたの「心の眼鏡」が作り出した映像かもしれないのです。
世界的ベストセラー『7つの習慣』で、スティーブン・R・コヴィー博士は、私たちの人生を決定づける「パラダイム」の重要性を説いています。
この記事では、あなたの「見方」がどのように「人生の結果」を作り出すのか。そして、どうすれば「正しい眼鏡」を手に取れるのかについて解説します。
結論をお伝えします。世界を変えるのは大変ですが、あなたが掛けている眼鏡を掛け替えるのは、今すぐにでも可能です。 その仕組みを一緒に見ていきましょう。
パラダイムは「世界を見るための眼鏡」である
まず、「パラダイム」という言葉を整理しましょう。 コヴィー博士は、パラダイムを**「眼鏡」**に例えました。
- ピンク色の眼鏡を掛けていれば、世界は温かく、愛に溢れて見えます。
- 青色の眼鏡を掛けていれば、世界は冷たく、厳しく見えます。
元の文章に**「パラダイムがあなたの態度と行動の源泉である」**とあるように、私たちは「見えている世界」に従って行動します。
もしあなたが「周りは全員ライバルだ」という眼鏡(パラダイム)を掛けていれば、あなたの行動は攻撃的になり、結果として敵を増やします。 逆に「人は助け合える存在だ」という眼鏡を掛けていれば、あなたの行動は協力的になり、周りには信頼できる友人が集まります。
つまり、あなたの人生の結果は、あなたが「どの眼鏡を掛けているか」によって決まっているのです。
「原則」という歪みのないレンズ
では、どんな眼鏡でも良いのでしょうか? もちろん違います。 自分の欲望や一時的なブーム、他人の評価などを中心にした「歪んだ眼鏡」を掛けていると、人生の歩みはフラフラと不安定になってしまいます。
そこで重要になるのが、**「正しい原則」**というレンズです。
原則とは「人生の北極星」
誠実さ、公正、勤怠、サービス精神。これらは時代や国が変わっても変わらない「普遍的な真理」です。 これをレンズにすることで、私たちは初めて「歪みのない世界」を見ることができます。
- 自分中心の眼鏡: 「自分が得をするかどうか」で人を見る。
- 原則中心の眼鏡: 「この行動は誠実か、相手の貢献になるか」で人を見る。
リハビリの世界でも、ただ「痛みを消す」という自分本位の視点ではなく、「本来の身体の仕組み(原則)」に沿って動くことを学ぶと、回復は劇的に早まります。 経済も同じです。「今だけ稼げればいい」という歪んだレンズは破綻を招きますが、「顧客に価値を提供する」という原則のレンズを持つ企業は長く繁栄します。
見方が変われば、人生は一瞬で姿を変える
コヴィー博士はこう言います。
「原則以外のものを中心にしたパラダイムを通して見るのとでは、目の前に広がる人生はまるで違ったものになる」
パラダイムシフト(見方の転換)が起きると、まるでオセロの石が裏返るように、一瞬にして世界の見え方が変わります。
今まで「うるさい小言」だと思っていた上司のアドバイスが、実は「自分の成長を願う親心」だったと気づく。 今まで「不運なトラブル」だと思っていた失敗が、「新しいスキルを身につける絶好のチャンス」に見えてくる。
出来事は何も変わっていません。変わったのは、あなたの眼鏡だけです。
まとめ・アクションプラン
今回の記事では、人生の景色を決定づける「パラダイム」の力について解説しました。要点は以下の3つです。
- パラダイムは、私たちの態度や行動を支配する「心の眼鏡」である。
- 私たちは、自分が掛けている眼鏡の色に従って、無意識に行動を選択している。
- 流行や感情ではなく、不変の**「正しい原則」**をレンズにすることで、人生は安定し、成功へと導かれる。
最後に、今日からできるアクションプランを提案します。
【Next Action】 今日、何か嫌なことやイライラすることが起きたら、一呼吸置いてこう自問してみてください。
「今、私はどんな色の眼鏡でこの出来事を見ているだろうか?」
もし、その眼鏡があなたを苦しめているなら、「誠実さ」や「感謝」という透明なレンズに掛け替えてみてください。それだけで、目の前の問題が「解決すべき面白いパズル」に見えてくるはずです。
