自己啓発

「あの人のせいで傷ついた」は勘違い。自分を守るための『反応』の選び方

taka

「上司に理不尽なことで怒鳴られた」 「信頼していた友人に裏切られた」

生きていれば、心がえぐられるような辛い出来事に遭遇することは必ずあります。 そんな時、「あいつのせいで傷ついた」「こんなことが起きなければ幸せだったのに」と思ってしまうのは、人間として当然の反応かもしれません。

しかし、世界的なベストセラー『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士は、私たちの常識を覆す驚くべき事実を指摘しています。

「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである」

この記事では、辛い出来事から自分自身の心(アイデンティティ)を守り、むしろそれを糧にして強く生きるための思考法をご紹介します。

これを読めば、他人の言動や環境に振り回されず、どっしりと構えた「折れない心」を手に入れるヒントが見つかるはずです。

結論から言うと、「悲しい出来事(刺激)」と「傷つくこと(反応)」の間には距離があり、私たちはその反応を自分で選ぶことができるのです。


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「毒矢」は抜くことができる

お釈迦様の教えに「第二の矢」という話があります。 「第一の矢(不運な出来事)」は避けられなくても、それ嘆き続けて自分を苦しめる「第二の矢(心の反応)」は、自分で防げるという教えです。コヴィー博士の言葉もこれに通じます。

事実は変えられないが、解釈は自由

例えば、あなたが道で転んで怪我をしたとします。

  • 肉体的な痛み: これは現実です。避けることはできません。
  • 精神的な痛み: 「なんで私だけこんな目に!」「恥ずかしい、最悪だ!」

この「精神的な痛み」の部分こそが、コヴィー博士の言う「反応」です。 転んだこと(出来事)自体があなたを不幸にしたのではなく、**「転んだ自分は不幸だ」と解釈したこと(反応)**が、あなたを傷つけているのです。

「出来事」と「反応」の間には、必ず**「選択の自由」**というスペースがあります。そこで一時停止ボタンを押し、「この出来事をどう受け止めるか」を自分で決めることができるのです。

あなたの「城」までは壊させない

もちろん、愛する人を失ったり、大金を騙し取られたりすれば、悲しみや悔しさは湧いてきます。コヴィー博士も、そうした感情そのものを否定しているわけではありません。

もちろん、肉体的に傷ついたり、経済的な損害を被ったりして、つらい思いをすることもあるだろう。

重要なのは、そのダメージを**「自分の中心(アイデンティティ)」にまで侵入させないこと**です。

「私はダメな人間だ」と思わないこと

  • 出来事: 仕事で大失敗して、会社に損害を与えた。
  • 間違った反応: 「私は無能だ。生きている価値がない」→ 人格(アイデンティティ)まで傷つけている。
  • 正しい反応: 「大失敗をした。とても辛く、反省している。**でも、私が人間としてダメなわけではない。**この経験から何を学べるだろうか?」

あなたの心の中には、誰にも踏み込ませてはいけない「聖域」のような城があります。 外壁(肉体や経済状況)が傷ついても、城の主(あなたの人格や価値)まで傷つくことを「許可」してはいけません。

「あなたが許可しない限り、誰もあなたを傷つけることはできない」のです。

逆境は「心の筋トレ」になる

さらにコヴィー博士は、辛い体験にはポジティブな側面もあると説きます。

つらい体験によって人格を鍛え、内面の力を強くし、将来厳しい状況に直面してもしっかりと対応する自由を得られる。

筋肉は、重い負荷をかけて繊維を一度壊すことで、より太く強く修復されます(超回復)。 心も同じです。理不尽なことや悲しいことに直面し、そこで「感情に流されず、自分の価値観で反応を選ぶ」という訓練をすることで、人間としての器が大きくなります。

あなたの背中が誰かの希望になる

辛い状況でも腐らず、前を向いて生きている人の姿は、周囲に強烈な影響を与えます。

「あの人はあんなに大変な状況なのに、いつも穏やかで凄いな」 「彼が頑張っているんだから、私も頑張ろう」

あなたが「傷つくこと」を拒否し、凛として生きる姿は、同じように苦しんでいる誰かにとっての灯台(希望)となるのです。


まとめ・アクションプラン

他人の言葉や環境のせいで「傷ついた」と感じる時、実は「傷つくことを自分で選んでしまっている」のかもしれません。

  • 反応は選べる: 出来事そのものではなく、それをどう解釈するかで感情は決まる。
  • 自分を否定しない: 失敗や損失があっても、あなた自身の「人間としての価値」は1ミリも減らない。
  • 逆境はチャンス: 辛い時こそ、心の強さを鍛え、周囲に勇気を与える機会になる。

Next Action もし今日、イラッとしたり落ち込んだりすることが起きたら、心の中で**「一時停止ボタン」**を押すイメージを持ってください。 そして、「今、私は怒ることを選ぼうとしているのか? それとも、受け流すことを選ぶのか?」と自分に問いかけてみましょう。 その一瞬の間(ま)が、あなたの人生を主導権を取り戻す第一歩になります。

こうした「主体的であること(第1の習慣)」の考え方を深く理解し、実践したい方は、ぜひ『7つの習慣』を読んでみてください。人生で起こるあらゆるトラブルに対する「最強の盾」を手に入れることができます。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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