自己啓発

図星かも?「話を聞きながら、次に何を言うか考えている」あなたへ

taka

「あの人は、私のことを全然わかってくれない……」 「部下や子供が、どうしても言うことを聞かない……」

人間関係の悩みにおいて、私たちはつい「相手の理解力不足」を嘆いてしまいがちです。 しかし、ここで少し胸に手を当てて考えてみてください。

あなたは、相手が話している最中、心の中で「次に自分が何を話そうか」と考えていませんか?

この記事では、世界的名著『7つの習慣』から、人間関係のトラブルを根本から解決する**「聞く技術」**について解説します。

結論から言うと、私たちは「相手を理解するため」ではなく「自分が答えるため」に話を聞いていることがほとんどです。この「聞き方のクセ」を変える(パラダイムシフトする)だけで、あなたの人間関係は驚くほどスムーズになります。

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多くの人は「話す準備」をしているだけ

「私はちゃんと人の話を聞いていますよ」と思うかもしれません。 しかし、コヴィー博士は鋭い指摘をしています。

ほとんどの人は、相手の話を聴くときも、理解しようとして聴いているわけではない。次に自分が何を話そうか考えながら聞いている。(引用要約)

ドキッとした方も多いのではないでしょうか。

「会話のキャッチボール」の勘違い

私たちはよく、会話をキャッチボールに例えます。しかし、実際に行われているのは**「ドッジボールの準備」**です。

相手がボール(言葉)を投げている最中に、 「あ、それは違うな。よし、言い返してやろう」 「その話なら知ってる。自分の経験を話してあげよう」 と、自分のボールを握りしめて待ち構えているのです。

これは「聞いている」のではなく、**「話す順番を待っている」**に過ぎません。これでは、相手は「本当に話を聞いてもらえた」とは感じず、心を開いてはくれないのです。

コミュニケーションを邪魔する「自叙伝」というフィルター

なぜ、私たちは純粋に相手の話を聞けないのでしょうか。 それは、私たちが常に**「自分の経験(=自叙伝)」という色眼鏡(フィルター)**を通して相手を見ているからです。

「私だったらこうする」の押し付け

例えば、子供が「学校に行きたくない」と言ったとします。 「自叙伝」のフィルターがかかっている親は、瞬時にこう反応します。

  • 「そんなこと言って、お父さんの子供の頃はもっと大変だったぞ」(自分の過去の投影)
  • 「嫌なことがあっても行くのが義務だ」(自分の価値観の評価)
  • 「とにかく行きなさい」(自分の結論の押し付け)

このように、相手の感情や背景を深く探る前に、自分の過去の経験データと照らし合わせて、勝手に結論づけてしまうのです。これを『7つの習慣』では「自叙伝的反応」と呼び、相互理解を妨げる最大の壁としています。

小学生でもわかるように言えば、**「お医者さんが、患者の話もろくに聞かずに、自分の飲んでいる薬を『これよく効くから飲みなよ!』と押し付けるようなもの」**です。そんなお医者さん、信用できませんよね?

「わかってくれない」のは「わかっていない」から

身近な人との関係で「向こうが理解していない」と不満を感じた時、実は**「自分も相手のことを全く理解しようとしていない」**ケースがほとんどです。

「まず理解に徹する」。 言葉にすると簡単ですが、これには大きな**パラダイムシフト(発想の転換)**が必要です。

自分の意見、経験、アドバイスを一旦すべて脇に置き、相手の目線で世界を見る。 「解決してあげよう」とするのではなく、ただひたすら「相手の気持ちを深く味わう」。

そうやって相手が「十分に理解された」と感じて初めて、相手もあなたの話を聞こうという態勢(=あなたを理解する番)になるのです。

まとめ・アクションプラン

今回の記事の要点をまとめます。

  • 多くの人は「理解するため」ではなく、「次に話す準備」のために聞いている。
  • 自分の経験(自叙伝)をフィルターにして相手を判断してはいけない。
  • 「わかってくれない」と嘆く前に、まず自分が相手を「理解」することに徹する。

最後に、今日からできる具体的なアクションプランです。

【Next Action】 今日、誰かと会話をする時に**「アドバイス」と「自分語り」を禁止してみてください。 相手が悩みを話したら、「そうすればいいよ」と言う代わりに、「それは辛かったね」「そういう風に感じたんだね」と、相手の感情を言葉にして繰り返す(反映する)だけ**に徹してみましょう。 驚くほど相手が話し続け、信頼が深まる感覚を味わえるはずです。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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