自己啓発

「ストイックな人」ほど成功できない理由。80代賢人の忠告とは

taka

「健康のために、毎日必ず10キロ走るぞ!」 「今日から糖質は一切とらない!」

そう意気込んで始めたものの、雨の日や飲み会で一度ルールが崩れた途端、やる気がプツンと切れてしまった経験はありませんか?

真面目な人ほど、理想を高く掲げすぎて自滅してしまうものです。

「日本の富の神様」本多静六博士は、あるとき「健康のために冬でも裸で過ごすべきだ」と主張する極端な健康論者たちに対し、**「それはちょっとやりすぎだよ」**と諭しました。

この記事では、本多氏が提唱する**「人頭獅身(じんとうししん)」**という生き方をご紹介します。

結論から言うと、成功の秘訣は「完璧にやること」ではなく、**「人間の理性を使って、動物的な強さをコントロールすること(=ほどほどに調整すること)」**にあります。

これを読めば、「サボってしまった罪悪感」がなくなり、もっと気楽に、長く物事を続けられるようになるはずです。


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「人頭獅身」=頭は人間、体はライオン

本多氏は、理想的な生き方をスフィンクスのような**「人頭獅身」**に例えています。

  • 体は「獅子(ライオン)」: 野性的で、本能的で、頑丈な生命力を持つ。
  • 頭は「人」: 知性や理性で、その強大な力を適切にコントロールする。

つまり、「理屈(頭)」と「感情・身体(体)」のバランスが取れている状態こそが最強だということです。

「理想」だけで人は動かない

文章の中で、本多氏は「冬でも裸で過ごす健康法」を実践する人たちにこう言っています。 「老人が真冬に裸でいたら肺炎になるよ。寒ければコートを着ればいいじゃないか」と。

これは当たり前のようですが、何かに夢中になると忘れてしまいがちです。

  • 極端な人: 「健康のためには、どんな時でもルールを守らねばならない!」(信者がついてこれない)
  • 本多流: 「基本は薄着でいいけど、寒かったら着ようぜ」(みんなが真似できる)

リーダーや発信者が極端すぎると、普通の人は「あの人は特別だから」「自分には無理だ」と離れていってしまいます。 「理屈と人情が調和するところに、幸福な生活は生まれる」 この言葉通り、人間味のある「ゆるさ」を残すことが、結果として多くの人を巻き込み、長く続く秘訣なのです。

挫折の原因は「真面目すぎる」から

もしあなたが、ダイエットや勉強、副業などで挫折を繰り返しているなら、それはあなたが「怠け者」だからではありません。 むしろ、「理想が高すぎる(真面目すぎる)」ことが原因かもしれません。

「0か100か」で考えない

本多氏は「自分の年齢や境遇に合わせて、柔軟に考えるのがよい」と説いています。

これを現代の生活に当てはめてみましょう。

  • × 悪い例(極端): 「毎日1時間筋トレする!」 → 忙しくて10分しかできなかった。 → 「ああ、今日はダメだった。もうやめよう」
  • ○ 本多流(柔軟): 「基本は1時間だけど、忙しい日はスクワット10回でOK」 → 「今日も継続できた!自分は偉い!」

状況に合わせてルールを「緩和」することは、逃げではありません。むしろ、長く続けるための高度な「知性(人の頭)」の働きなのです。

世間の「実情」に合わせる賢さ

本多氏は、相手の「裸体健康法」自体は素晴らしいと認めつつも、「指導するなら、万人が気持ちよくついていけるように工夫してほしい」とお願いしています。

これは、ビジネスや人間関係でも全く同じことが言えます。

  • 自分一人でやるなら、どれだけストイックでも構いません。
  • しかし、家族や部下、ブログの読者など、「他人」を巻き込むときは、ハードルを下げなければなりません。

「自分ができるんだから、お前もやれ」という態度は、孤立を招くだけです。 相手の弱さや、世の中の「まあ、そうは言ってもね」という感情(人情)を理解し、そこに寄り添える人こそが、真の指導者であり成功者になれるのです。


まとめ・アクションプラン

本多静六氏の「人頭獅身」の教えをまとめると、以下の3点です。

  • 柔軟性を持つ:理想を持つのは良いが、年齢や環境に合わせてルールを緩める「知性」も持つこと。
  • 極端は孤立する:あまりにストイックすぎると、人はついてこない。普及させるなら「誰でもできるレベル」に落とし込む。
  • 調和を目指す:理屈(こうあるべき)と人情(しんどい、寒い)のバランスが取れた時、物事はうまくいく。

【今日からできるアクションプラン】

あなたが今、義務感で「辛い」と感じている習慣があれば、あえてルールを緩めてみませんか?

  • 「毎日ブログを書く」→「3行だけでいいからスマホでメモする」
  • 「糖質完全カット」→「週末の夜だけは好きなものを食べていい」

「これくらいなら、誰でもできるよな」と思えるレベルまでハードルを下げることが、結果として「一生続く習慣」に変わります。

本多静六氏のような「柔軟で太く長い生き方」をさらに学びたい方は、彼の人生哲学が詰まった**『わが処世訓』『私の生活流儀』**をぜひ読んでみてください。 「完璧じゃなくていいんだ」と背中を押され、明日からの生き方が少し楽になる名著です。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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