「勘違い野郎」が成功する?伝説の億万長者が教える「うぬぼれ」の魔力
「自分に自信が持てない……」 「あの人は実力もないのに、なんであんなに堂々としているんだろう?」
そんなふうに悩んだり、モヤモヤしたりすることはありませんか?
実は、人間が生きていく上で**「うぬぼれ(根拠のない自信)」**は、なくてはならないエネルギー源です。 しかし、その使い道を間違えると、人生を破滅させる劇薬にもなります。
「日本のウォーレン・バフェット」こと本多静六博士は、この「うぬぼれ」の性質を熟知していました。 彼は**「凡人はうぬぼれを持つべきだ。ただし、出し方にコツがある」**と説いています。
この記事では、本多流の**「うぬぼれエネルギー変換術」**をご紹介します。
結論から言うと、自信は「見せびらかす(大出しする)」と失敗しますが、「隠し持って努力の燃料にする(小出しにする)」と、最強の武器になります。
これを読めば、あなたの心にある「小さな勘違い」が、将来の「大きな実力」へと変わっていくはずです。
そもそも「うぬぼれ」は悪いことではない
「私は謙虚ですから、うぬぼれなんてありません」と言う人がいます。 しかし本多氏は、「そう言うこと自体が、すでに一種のうぬぼれである」と鋭く指摘します。
人は誰しも、「自分はひとかどの人物だ」「やればできる」という自尊心(うぬぼれ)があるからこそ、辛い仕事にも耐え、社会の中で自立していけるのです。
うぬぼれは「ガソリン」のようなもの
うぬぼれを車に例えるなら、**「ガソリン」**です。
- ない場合: ガス欠で車(人生)が前に進まない。
- ある場合: エンジンを動かす強力なパワーになる。
「根拠のない自信」は、私たち凡人が何かに挑戦するためのスタートアップ・エネルギーとして、絶対に必要なものなのです。
うぬぼれは「大出し」厳禁!「小出し」にせよ
ここからが本多流の真骨頂です。 ガソリンは必要ですが、それを地面にぶちまけて火をつければ大爆発(大失敗)しますよね。
多くの失敗者は、少し成功しただけで「俺はすごいんだ!」と周囲に自慢し、傲慢になります。これが**「うぬぼれの大出し」**です。こうなると、人は離れ、足元をすくわれます。
成功するための「小出し」戦略
では、どうすればいいのでしょうか。 本多氏は**「目的を達成するまでは、心ひそかに持ち続けよ」**と説きます。
- 心の中(小出し): 「俺には才能があるはずだ」「絶対にできる」と自分に言い聞かせ、そのエネルギーを日々のコツコツとした努力(勉強や仕事)に注ぎ込む。
- 対外的な態度: 決して天狗にならず、謙虚に振る舞う。
- 結果: 努力を続けているうちに実力が追いつき、「勘違い」が「本物の自信」に変わる。
「自分は天才だ」と公言するのではなく、その思い込みを**「燃料タンク」に密閉して、エンジン(行動)だけを回し続ける**イメージです。 そうすれば、凡人でも何倍もの大きさに成長できるのです。
「濡れ手で粟(あわ)」の成功はない
「うぬぼれ」のコントロールに失敗した典型例として、本多氏は自身に相談に来たある実業家の話を挙げています。
その実業家は一度成功した後、慢心してしまいました(うぬぼれの大出し)。 本多氏が「やめておけ」と止めたにもかかわらず、自分の力を過信して不慣れな事業に手を出し、結局大失敗してしまったのです。
急がば回れ、休まず進め
本多氏は、投資や事業に関して冷徹なリアリストでもありました。
「濡れ手で粟(苦労せずに大儲けすること)のような事業はこの世にはない」
- 手っ取り早く成功しようとする人 → 手っ取り早く失敗する。
- 真の成功 → 徐々に、確実に、急がず、休まず進むしかない。
うぬぼれが強いと、つい「自分なら簡単に成功できる」という甘い誘惑(ショートカット)に乗りたくなります。 しかし、第三者(傍目八目)から見れば、それは自滅への道でしかありません。
「自分はできる」と信じつつも、足取りは「亀のように着実に」。このバランス感覚こそが、長く成功し続けるための必須条件なのです。
まとめ・アクションプラン
本多静六氏の「うぬぼれ活用法」をまとめると、以下の3点です。
- うぬぼれは必要:根拠のない自信は、行動するためのガソリンである。否定しなくていい。
- 外に出さず、中に向ける:自慢(大出し)に使わず、努力のエネルギー(小出し)として使い、実力がつくのを待つ。
- 近道をしない:慢心して「楽な道」を選ばない。うぬぼれがある時ほど、慎重に、着実に歩む。
【今日からできるアクションプラン】
もしあなたが「自分はもっと評価されるべきだ」とか「俺ならできるはずだ」という思いを秘めているなら、それを他人に話すのをグッとこらえてください。
その代わりに、**「その自信を証明するために、今日やるべき小さなタスク」**を一つだけ実行しましょう。
- 本を5ページ読む
- 筋トレを10回やる
- 丁寧にメールを返す
その「密かな努力」の積み重ねだけが、あなたのうぬぼれを、誰もが認める「本物の実力」へと変えてくれます。
本多静六氏の、堅実でありながら野心的な成功哲学をもっと深く知りたい方は、**『わが処世訓』や『私の生活流儀』**をご一読ください。 「地味な努力こそが最強の近道である」という事実に気づき、人生の迷いが晴れる一冊です。
