86歳で「英語」を独学!?本多静六の1日がストイックすぎる件
「新しいことを始めたいけど、もう年だし……」 「記憶力も落ちてきたし、今さら勉強なんて無理だ」
そんなふうに、年齢を理由に自分の可能性に蓋をしていませんか?
人生100年時代と言われる現代、実は一番のリスクは「学ぶことをやめてしまうこと」です。
日本の偉人、本多静六博士の晩年は、私たちの常識を覆すものでした。 なんと彼は、86歳にして「英語の独学」に熱中する「80代の中学生」だったのです。
この記事では、死ぬまで進化を止めなかった本多静六氏の**「驚異の1日ルーティン」と、その原動力となった「マインドセット」**をご紹介します。
結論から言うと、脳は何歳からでも鍛えられます。 これを読めば、「今日が一番若い日だ」という言葉の意味を、身を持って体感できるはずです。
86歳、「超」ハードな1日のスケジュール
まずは、86歳当時の本多氏のタイムスケジュールを見てみましょう。 隠居して縁側でお茶を……なんて時間は1分もありません。
- 05:30 起床
- 06:00 ラジオ英会話で勉強(朝の部)
- 午前中 書斎で読書・執筆/届いた手紙に即レス
- 12:00 ニュースを聴きながら昼食
- 午後 畑仕事(野良着で汗を流す)/散歩を兼ねた使い
- 17:00 入浴・夕食・仮眠(休息)
- 18:00 ラジオ英会話で勉強(夜の部)
- 夜間 執筆活動(興が乗れば深夜1時、2時まで!)
「80歳の中学生」というプライド
本多氏はドイツ留学経験があり、ドイツ語はペラペラでした。しかし、「英語はちゃんと習ったことがない」という理由で、晩年になってからラジオ講座(今でいうスタディサプリや語学アプリ)で独学を始めたのです。
自分を**「六十の手習いどころか、八十の中学生だ」**と称し、朝晩2回、欠かさずレッスンを受ける。 この謙虚さと知的好奇心こそが、彼の若さの源でした。
「即レス」と「アナログワーク」の黄金比
スケジュールのポイントは、メリハリです。
- 即断即決: 午前中に届いた手紙は、その場で返事を書く。「明日やろう」と持ち越さない。
- 頭と体のバランス: 執筆で脳を使ったら、午後は畑に出て体を動かす。
脳トレ(英語・執筆)と筋トレ(畑仕事)を毎日交互に行うことで、86歳とは思えないパフォーマンスを維持していたのです。
「目が見えるだけで丸儲け」祖父の教え
なぜ、彼は死ぬ間際までこれほど努力できたのでしょうか? その原点は、15歳で上京する際に祖父から言われた「ある言葉」にありました。
盲目の学者・塙保己一(はなわほきいち)に学べ
祖父は少年の本多氏にこう諭しました。
「昔、塙保己一という学者は、目が見えないのに勉強して、600冊もの本(群書類従)を作った。 お前は目が見えるんだ。保己一のように努力すれば、彼以上にいくらでも本が書けるはずだ」
この言葉が、70年間ずっと彼の心に染み付いていました。
- 「目が見える」
- 「耳が聞こえる」
- 「手足が動く」
私たちが当たり前だと思っていることは、実はすごい才能(ギフト)です。 「五体満足なのに、勉強しないなんて勿体ない!」 そんな強烈な感謝と義務感が、彼を机に向かわせ続けたのです。
「希望に起き、感謝に眠る」生き方
本多氏が理想としていた言葉があります。
「早晨(そうしん)、希望に目覚め、深夜、感謝に眠る」
- 朝: 「よし、今日も学ぶぞ! 働くぞ!」とワクワクして起きる。
- 夜: 「今日も一日、無事に努力できて幸せだった」と感謝して眠る。
もちろん、彼自身も「毎日必ずそういくとは限らない」と反省していますが、それでも「死ぬまで向上心を持ち続ける」という決意は揺らぎませんでした。
多くの人は定年退職すると「終わった」と感じてしまいますが、本多氏にとっては**「死ぬ瞬間までが現役」**であり、人生は終わりのない実験場だったのです。
まとめ・アクションプラン
本多静六氏の「知的鍛錬」から学ぶべきポイントは以下の3点です。
- 年齢を言い訳にしない:86歳で「中学生」に戻り、ゼロから英語を学ぶ姿勢を持つ。
- 頭と体はセットで使う:勉強(静)と運動(動)を組み合わせることで、脳の老化を防ぐ。
- あるものに感謝する:目が見える、動けることに感謝し、その能力を最大限に使い切る。
【今日からできるアクションプラン】
あなたも今日から、**「1日15分だけのリスキリング(学び直し)」**を始めてみませんか?
- ラジオ英会話(NHK語学アプリ)を聴く
- 興味のあった資格のテキストを1ページ読む
- YouTubeで歴史や科学の解説動画を見る
何でも構いません。「昨日の自分より、一つだけ賢くなった」という感覚が、あなたの脳を劇的に若返らせます。
本多静六氏の、魂が震えるような向上心に触れたい方は、名著**『私の生活流儀』や『わが処世訓』**をぜひ手にとってみてください。 「人生、まだまだこれからだ!」と、熱いエネルギーが湧いてくること間違いなしです。
