消費税は「経済制裁」。政府の赤字こそが国民の黒字である
財務省による国民への「兵糧攻め」
消費税の本質、それは財務省による国民への「経済制裁」に他ならない。ウクライナ侵攻の際、世界はロシアへ資金が流れないよう制裁を加えたが、あろうことか日本政府は、自国の国民に対して同じことを行っているのである。 多くの国民は「増税すれば社会保障が充実する」と信じているかもしれない。だが、現実は残酷だ。かつて安倍元首相が明言した通り、増税分の大部分は過去の借金の返済に回されている。つまり、我々の血税は新たなサービスとして還元されることなく、単に帳簿上の数字を消すためだけに、ドブに捨てられているのが実態なのだ。
プライマリーバランスという「呪い」
この愚行を正当化している元凶こそが「プライマリーバランス(PB)黒字化目標」である。これは「税収の範囲内で支出を賄え」という、一見もっともらしい規律だ。 しかし、政府の財政を家計と同一視してはならない。通貨発行権を持つ政府にとって、自国通貨建ての借金で破綻することはあり得ないからだ。実際、アメリカを含む世界中の国々が、建国以来借金を増やし続けることで経済成長を遂げている。国家にとって借金とは悪ではなく、成長のためのエンジンなのである。
政府の「ケチ」が国民を貧しくする
1997年の消費増税を思い出してほしい。財政再建を掲げて増税した結果、景気は急速に冷え込み、かえって税収は減少してしまった。政府が支出を削れば、国民の所得が減る。これは経済の鉄則である。 会計上の恒等式として、「政府の赤字は、国民の黒字」であり、逆に「政府の黒字は、国民の赤字」を意味する。つまり、政府がPB黒字化を目指して「ケチ」になるということは、意図的に国民を貧乏にしようとしているのと同義なのである。
亡国へのカウントダウンを止めろ
PB規律という呪縛がある限り、日本は救われない。この無意味なルールのせいで、コロナ禍での十分な補償も、災害対策も、防衛費の確保も、科学技術への投資もすべて阻まれてきた。 政府が借金を恐れて投資を怠れば、産業は衰退し、食料やエネルギーの自給率も下がり、国そのものが静かに死んでいくことになる。日本が再び成長軌道に乗るためには、この百害あって一利なしのPB規律を即刻撤廃し、政府が堂々と国民のために金を使う以外に道はないのである。
