自己啓発

小さいことにくよくよするな:マルクス・アウレリウスと現代心理学に学ぶ時間の使い方

「小さなことに心を乱されて、1日が台無しになった」――そんな経験は誰にでもあるでしょう。古代ローマの哲人マルクス・アウレリウスは『自省録』でこう語ります。

「どんな活動に精を出すにせよ、必ず、そのものの価値ときちんと釣り合いがとれるように行動せよ。それができれば、失望も落胆もしないだろう。ただしそのためには、つまらぬことに節度を超えて従事しないこと」

カールソンのベストセラーに通じる知恵

1997年、心理学者リチャード・カールソンは『小さいことにくよくよするな!』を出版し、世界中で数百万部を売り上げました。シンプルなメッセージが多くの人に響いたのは、それが普遍的な真理だからです。

つまり、「小さなことに振り回されるな」。これは2000年前のローマ皇帝も、現代の心理学者も同じように強調しているのです。

どうでもいいことに人生を奪われるな

アウレリウスとカールソンが共通して伝えるのは、「どうでもよいことに必要以上の時間とエネルギーをかけるな」ということです。

  • 同僚のちょっとした一言にいつまでも腹を立てる
  • SNSの些細なコメントに心を消耗する
  • 書類のフォーマットや細部に完璧さを求めすぎる

こうした「小さいこと」に執着すると、やがてそれ自体が大事なものにすり替わり、本当に大事なこと――家族、健康、人生の使命――に割く時間が奪われてしまいます。

義務的にやらざるを得ないことはどうする?

もちろん「どうでもいいけどやらなければならないこと」も存在します。その場合は次のように心がけましょう。

  • なるべく時間をかけない
  • なるべく悩まない

最小限のエネルギーで処理すれば、人生の貴重な資源を守ることができます。

本当に大事なことを優先する

私たちが守るべきは、次のような「核心」です。

  • 家族や大切な人との時間
  • 健康を維持する習慣
  • 自分の使命や務め

これらに集中するためには、不要な雑事を「小さいこと」として切り捨てる勇気が必要です。

まとめ

マルクス・アウレリウスとリチャード・カールソンが伝えるのは同じメッセージです。「小さいことにくよくよするな」。つまらないことに時間を奪われず、本当に大事なものを守る。その意識を今日から持てば、あなたの人生はもっとシンプルで、満ち足りたものになるでしょう。

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taka
理学療法士TAKAが自分の臨床成果を少しでも高めるために、リハビリ・運動学・生理学・物理療法について学んだ内容を発信。合わせて趣味の読書や自己啓発等の内容の学びも自己満で発信するためのブログです。