「バレなきゃいい」が命取り。許される失敗と、一生恨まれる失敗の決定的な差
「やってしまった……! 怒られるのが怖い……」 仕事でミスをした瞬間、誰しも冷や汗をかき、心臓がバクバクするものです。
そんな時、あなたの頭をよぎるのはどちらでしょうか? A:「すぐに報告して謝ろう」 B:「なんとか誤魔化せないかな? 自分のせいじゃないことにできないかな?」
もしBを選んでしまいがちなら、要注意です。 なぜなら、小さなミスそのものではなく、その後の**「隠蔽(いんぺい)」や「言い訳」こそが、あなたの人生を狂わせる本当の原因**になるからです。
この記事では、世界的名著『7つの習慣』の視点から、「許される間違い」と「許されない間違い」の決定的な違いについて解説します。
結論から言うと、能力不足によるミスは挽回できますが、不誠実さによるミス(心の間違い)は、人間関係を修復不可能なほど破壊します。
この記事を読めば、失敗した時にどう振る舞うのが正解かが分かり、ミスを恐れずに誠実に行動できる強さが手に入るはずです。
「頭の間違い」と「心の間違い」
人は誰でも間違います。完璧な人間などいません。 しかし、コヴィー博士は、間違いには明確に異なる2つの種類があると言います。
1. 頭の間違い(判断ミス)
これは、知識不足やうっかりミス、計算間違いなどです。 「あ、数字を間違えて入力しちゃった!」 「道に迷って遅刻した!」
これらは、人間なら誰にでも起こりうることです。 コヴィー博士は**「間違いは許してもらえる」**と言っています。なぜなら、これらは悪意のない、単なる能力や注意力の問題(頭のエラー)だからです。
2. 心の間違い(動機の不純さ)
問題なのはこちらです。 ミスをした後に、**「自分の保身のために嘘をつく」「他人のせいにする」「隠そうとする」**こと。
これは能力の問題ではなく、その人の**「人格」や「誠実さ」の問題(心のエラー)**です。 「頭の間違い」は謝れば済みますが、「心の間違い」は相手の信頼を根底から裏切る行為であるため、簡単には許してもらえません。
傷口を広げるのは「ばい菌」である
これを医療(怪我)に例えてみましょう。
- 頭の間違い = 「擦り傷」 転んで膝を擦りむいた状態です。痛いですが、すぐに洗って消毒すれば(謝罪して修正すれば)、すぐに治ります。
- 心の間違い = 「傷口を隠して放置すること」 「怪我なんてしていない!」と嘘をついて、泥がついたままの傷を隠し続けたらどうなるでしょうか? 傷口からばい菌が入り、化膿し、最悪の場合は足を切断することになります。
最初のミス(擦り傷)自体は大したことなかったのに、それを隠そうとしたプライドや傲慢さ(ばい菌)が、取り返しのつかない事態を招くのです。
「プライド」が謝罪の邪魔をする
なぜ、私たちは素直に謝れないのでしょうか? それは、自分の非を認めることで「負けたような気がする」「バカにされるんじゃないか」という不要なプライドが邪魔をするからです。
しかし、逆の立場で考えてみてください。
ミスをした部下が、 「すみません! 私の確認不足でした。すぐに修正します!」 と潔く認めてきたら、どう思いますか? 「正直なやつだな。次は気をつけてくれよ」と、かえって信頼が増すのではないでしょうか。
逆に、 「いや、でもマニュアルが分かりにくくて……あの時は忙しかったので……」 と言い訳ばかりしていたら、「こいつにはもう仕事を任せられないな」と思うはずです。
間違いを認めることは「弱さ」ではなく、最高の「強さ」の証明なのです。
まとめ・アクションプラン
今回の記事の要点をまとめます。
- 間違いには、許される「頭の間違い(判断ミス)」と、許されない「心の間違い(隠蔽・傲慢)」がある。
- ミスそのものよりも、その後の「ごまかし」が致命傷になる。
- 自分の非を認めることは、信頼を回復するための最短ルートである。
最後に、今日からできるアクションプランです。
【Next Action】 もし今、あなたが「言いにくい小さなミス」を隠しているなら、今日中に上司や関係者に報告してください。 その際、言い訳(But)は一切せず、**「私のミスです。申し訳ありません」**とだけ伝えてみましょう。 驚くほどあっさりと許され、あなたの肩の荷が下りる感覚を味わえるはずです。そして、その勇気ある行動は、必ずあなたの評価を高めます。
