なぜあなたの目標は叶わないのか。理想と現実の「食い違い」をなくす唯一のツール術
「今年もまた、新年の目標を達成できずに終わりそうだ…」 「仕事は順調だけど、家族との時間は犠牲になっている気がする」
手帳やカレンダーアプリを見返したとき、そこに書かれているのは**「他人が決めた予定」や「締め切り」**ばかりになっていませんか?
自分のやりたいこと(ビジョン)と、毎日の行動(計画)がバラバラだと、私たちは心の中で**「分裂」**を感じ、ストレスや虚しさを抱えてしまいます。
この記事では、『7つの習慣』で推奨されている、人生に**「調和」と「結束」**をもたらすための具体的なツールの使い方について解説します。
結論をお伝えすると、手帳に書くべき最も重要なことは、会議の時間ではありません。 **「自分はどんな人間でありたいか(ミッション)」と「果たすべき役割」**です。
あなたの手帳を、単なるメモ帳から「人生を導くパートナー」に変える方法をご紹介します。
なぜ「忙しいのに虚しい」のか?
一生懸命働いているのに、なぜか心が満たされない。その原因は、あなたの内面にある**「食い違い」**にあります。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいる
理想の状態とは、以下の要素が一直線につながっている(=結束している)ことです。
- ビジョン・ミッション(人生の目的)
- 役割(親、上司、友人としての自分)
- 目標・計画(今月やること)
- 日々の行動(今日やること)
しかし、多くの人はこれがバラバラです。 「家族を大切にしたい(ミッション)」と思っているのに、「今週は残業ばかりで一度も夕食を共にしなかった(行動)」という状態。
これでは、心(やりたいこと)と体(やっていること)が別々の方向を向いているため、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。進まない上に、エンジン(心)が焼き切れてしまいます。
手帳に「人生の憲法」を書き込む
この食い違いをなくし、統合された人生(誠実さ)を取り戻すには、どうすればいいのでしょうか。 答えはシンプルです。毎日見るツール(手帳)の中に、ミッションを物理的に組み込めばいいのです。
「忘れる」を防ぐ仕組みを作る
人間は忘れる生き物です。どんなに素晴らしい「個人のミッション・ステートメント(人生の指針)」を作っても、引き出しの奥にしまっていては意味がありません。
時間管理のツールには個人のミッション・ステートメントを書き込む欄を設けて、折に触れて確認できるようにしておくとよい。
手帳の最初のページ、あるいはスマホの待受画面など、必ず目に入る場所にミッションを書き込んでください。
週に一度、計画を立てる前にそれを読み返す。「そうだ、私はこういう人生を歩みたいんだった」と思い出す。 このたった数分のルーティンが、あなたの1週間の軌道を正しい方向へ修正してくれます。
「役割」ごとのバランスを可視化する
もう一つ重要なのが、**「役割(ロール)」**という視点です。 私たちは一人で何役も演じています。「ビジネスマン」としての成功だけを追い求めると、他の役割が死んでしまいます。
人生は「オムニバス映画」ではない
「仕事」「家庭」「健康」「趣味」。これらは別々の映画ではなく、あなたという一人の主人公の物語です。
手帳には、それぞれの役割ごとの目標を書く欄を作りましょう。
- 役割:部長 → 今週の目標:部下の悩みを聴く
- 役割:父親 → 今週の目標:子供とキャッチボールをする
- 役割:個人 → 今週の目標:ジムに行って汗を流す
こうして書き出すことで、「あ、今週は仕事に偏りすぎているな」と気づき、バランス(調和)を取ることができます。
すべての役割において、自分の価値観(ミッション)に基づいた行動ができたとき、私たちは深い**「安らぎ」と「充実感」**を得られるのです。
まとめ・アクションプラン
手帳は「時間を管理する道具」ではなく、「自分自身を管理する道具」です。予定を詰め込むのをやめ、大切なことを書き込みましょう。
- 食い違いをなくす: 「やりたいこと」と「やっていること」が一致した時、最大のエネルギーが生まれる。
- ミッションを常備する: 手帳に人生の指針を書き、毎週確認することで、ブレない軸ができる。
- 役割でバランスをとる: 仕事以外の役割(親、友人、個人など)の目標も書き込み、人生全体の調和を目指す。
Next Action: もしあなたが紙の手帳を使っているなら、**表紙の裏や最初のページに、大きく「今年のテーマ」や「大切にしたい価値観」**を書き込んでみてください。
スマホ派の方は、カレンダーアプリのメモ欄や、ToDoリストのトップに固定表示させましょう。 そして、毎朝それを見てから1日をスタートさせてください。たったそれだけで、あなたの1日は「流される時間」から「積み上げる時間」に変わります。
