書籍紹介

肩書がなくても“選ばれる人”になる──有川真由美『幸せな働き方がつづく45のヒント』

taka
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「肩書のない自分」で生きていけますか?

会社員として働いていると、部署や役職といった“肩書”が当たり前になります。
しかし、終身雇用の崩壊や働き方の多様化により、肩書がなくても自分の力で生きていかなければならない時代になりました。

では、どうすれば「肩書がなくても選ばれる人」になれるのでしょうか?
その答えを具体的な45のヒントとして提示してくれるのが、有川真由美さんの新刊 肩書がなくても選ばれる人になる です。


本書のポイント

1. ワクワクを武器にする

仕事を「やらされているもの」と捉えるのではなく、楽しむ姿勢が大切。
「やりたいことを面白がってやる人」には自然と人も仕事も集まります。

2. スキルは“使える力”に

資格や知識だけでなく、アウトプットを通じて“現場で活かせる力”に変えていくことが必要です。
学びと実践を繰り返すことで、本物の専門性が育ちます。

3. 信頼は日々の態度から

選ばれる人は「一緒に仕事をしたい」と思わせる人です。
感謝や敬意を忘れず、目の前の人を大切にすることが信頼につながり、会社を離れても人を惹きつける力となります。

4. 喜ばれることを考え続ける

「自分がやりたいこと」だけでなく「相手に喜ばれること」を意識する。
この視点が、長く選ばれる人になるための鍵です。

5. 健康と哲学を持つ

肩書がなくなったときに残るのは「人として信頼できるかどうか」。
心身の健康を守り、自分なりの哲学を持つことが生き方の軸になります。


著者・有川真由美さんについて

有川さんは、事務職・塾講師・衣料品店店長・ブライダルコーディネーター・編集者など多彩な職歴を経て、作家・写真家として活動しています。
50カ国以上を旅し、働き方や生き方をテーマにした著書を多数出版。海外でも翻訳され、幅広い読者に支持されています。

キャリアを一つの会社や肩書に縛られずに築いてきたご本人だからこそ書ける内容であり、説得力があります。


読んでみて感じたこと

私自身、この本を読んで「肩書がある今こそ準備をすべきだ」と強く感じました。
いざ肩書を失ってから動き出すのでは遅い。
今いる場所でスキルを磨き、人間関係を大切にし、自分の哲学を形づくっていくことが、未来の自分を守るのだと納得しました。

また「60歳で月10万円を自力で稼げるスキルを持つ」という現実的な提案も心に残りました。大きな成功だけを目指すのではなく、小さな稼ぎの力を持つことが安心感につながるという視点は、多くの人にとって希望になると思います。


まとめ

『肩書がなくても選ばれる人になる』は、キャリアの不安を抱えるすべての人におすすめできる一冊です。

  • 肩書がなくても選ばれるための 45の具体的ヒント
  • 会社の内側だけでなく外側に目を向ける重要性
  • 信頼・健康・哲学といった「人としての土台」を育てることの大切さ

働き方が変化し続ける今だからこそ、「選ばれる人」になる準備を始める価値があります。
転職や独立を考えていない人でも、今の仕事に生きるヒントが必ず見つかるでしょう。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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