ビジネス書100冊で判明!「食事術」が真逆すぎて何を食べればいいのか分からなくなる件
仕事のパフォーマンスと食事は切り離せない
多くのビジネス書が「食事がパフォーマンスを左右する」と主張している。糖質制限、GI値、グルテンフリー、さらには「冷やしトマトを食べろ」まで、多種多様な食事術が提案されている。
しかし、問題はここからだ。
どれもこれも主張が真逆である。
100冊読むほど深く潜ると、食事の世界はとんでもないカオスだった。
縄文時代にあったもの以外は食べるな
まず最も過激で、そして最も印象に残ったのが『医者が教える食事術 最強の教科書』の主張だ。
現代の私たちのDNAは縄文人と変わらない。
よって、縄文時代に存在しなかった食べ物は口にするべきではない。
この瞬間、読者は震える。
スーパーに並ぶ食品の99%が縄文時代には存在しないからだ。
さらに著者は徹底的である。
- プロテインは腎臓を壊す
- ポテトチップスは悪魔の食べ物
- 清涼飲料水も悪魔
“悪魔”の多用により勢いで押してくるタイプの教えだ。
だが、その中で明確に褒められていたのがナッツ。
ナッツは縄文人も常食していたはずだ
だから積極的に食べろ
この本を読めば、あなたはナッツ信者になること間違いない。
僕も一時期、ナッツを常備していた。
……しかし、問題はここからだった。
シリコンバレーではナッツは「危険」扱い
『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』を開いた瞬間、僕は固まった。
ナッツは鮮度・脂肪・反栄養素が大問題
食べるべきでない
真逆である。
縄文人はナッツを食べるべきだったが、シリコンバレー人はナッツを避けるべきらしい。
さらに主張は対立し続ける。
- 縄文派:「炭水化物はできるだけ避けろ。食べるなら朝」
- シリコンバレー派:「炭水化物は食べろ。夜がいい」
もうわけがわからない。
縄文時代 vs 情報化社会。
ナッツ信者 vs ナッツ否定派。
糖質制限 vs 糖質活用。
ここまできたら食事術というより宗派である。
このままじゃ何も食べられない
100冊読み終える頃には、
「食べてはいけないもの」が増えすぎて逆に何も食べられなくなる。
ナッツを食べればシリコンバレーに怒られ、
ナッツをやめれば縄文時代に怒られる。
ポテチを食べれば悪魔扱いされ、
清涼飲料水を飲めば地獄行き。
これではビジネス書を読むほど寿命が縮みそうだ。
僕は空腹に耐えながら、散らかったビジネス書たちの中で天井を眺め、人生の虚無を噛みしめていた。
そんなとき、救いの教えがあった
混沌の中、光を放っていたのが『うまくいっている人の考え方』だ。
他人の意見を優先すればするほど
自分がしたいことをする自由は失われる。
この一文で脳が救われた。
つまり──
- ナッツを食べたいなら食べればいい
- 食べたくないなら食べなければいい
- 縄文時代とか気にしなくていい
- シリコンバレーに叱られても気にしなくていい
- ポテチも清涼飲料水も好きにすればいい
そう、好きなものを食べればいいのだ。
ビジネス書の教えは矛盾だらけ。
だからこそ、最後に頼れるのは自分の感覚なのかもしれない。
結論:好きなものを食べよう
最初は「仕事のパフォーマンス向上のために」と読み始めた食事術だったが、最終的にたどりついたのはとてもシンプルな答えだった。
・縄文時代にあったものだけ食べるべき(ナッツなど)
・でもナッツは危険だから食べない方がいい(シリコンバレー式)
・つまり両方信じると何も食べられない
・最終的に「好きなものを食べろ」が最も理にかなっている
100冊読んだ末の結論はこれだ。
自分の機嫌と体調を大切にしながら、好きなように食べよう。
