自己啓発

なぜ「早起き」も「ダイエット」も続かないのか?努力の方向が9割間違っている話

taka

「今年こそはダイエットを成功させる」 「もっと部下に優しく接するようにしよう」

そう決意して行動を変えてみたものの、気づけば元の自分に戻ってしまっていた……。 そんな「リバウンド」の経験にお悩みではありませんか?

努力が足りないわけでも、意志が弱いわけでもありません。 ただ、**変えるべき場所(フォーカス)**が少し浅かっただけなのです。

この記事では、『7つの習慣』の中で語られている、人生に**「劇的な変化」**を起こすための法則について解説します。

結論をお伝えしましょう。 今の生活を少し良くしたいなら「行動」を変えればいい。 しかし、人生そのものを別次元に変えたいなら、根底にある「パラダイム(物の見方)」を書き換えなければなりません。

医療に例えるなら、「痛み止め」でごまかすのか、根本的な「手術」をするのか。 あなたの悩みを根っこから解決する方法を、一緒に見ていきましょう。


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「雑草の葉」をちぎるか、「根っこ」を抜くか

私たちは何か問題が起きると、つい目に見える「行動」や「態度」だけを修正しようとします。

  • 遅刻が多いから、目覚まし時計を増やす(行動の修正)
  • 人間関係が悪いから、笑顔を作るテクニックを学ぶ(態度の修正)

これは、庭に生えた雑草の葉っぱを一生懸命ちぎっているようなものです。 一時的にきれいになっても、根っこが残っているので、すぐにまた生えてきますよね。 これが、多くの人が陥る「小さな変化」の限界です。

対症療法では「劇的な変化」は起きない

私たちのブログのテーマである医療(リハビリ)の世界でも同じことが言えます。 痛いからといって湿布(対症療法)を貼るだけでは、その場しのぎにしかなりません。 「なぜ痛みが出たのか?」という体の使い方や姿勢のクセ(根本原因)を治さない限り、本当の健康は手に入らないのです。

人生におけるこの「根っこ」にあたる部分こそが、**「パラダイム(世界を見るレンズ)」**です。

パラダイムを変えれば、世界が一瞬で変わる

コヴィー博士はこう言っています。 「大きな変化、劇的な変化を望むのなら、土台となるパラダイムを変えなくてはならない」

パラダイムとは、あなたが世界をどう見ているかという「思い込み」や「常識」のことです。

努力量が同じでも、結果が180度変わる

例えば、「仕事=辛い義務」というパラダイムを持っている人が、「もっと効率よく働こう(行動の変化)」と努力しても、辛さが減るだけで「楽しい」にはなりません。

しかし、もしあるきっかけで「仕事=自分の才能で誰かを助けるゲーム」というパラダイムに変わったらどうでしょう?

「早く会社に行きたい」「もっと工夫したい」という感情が自然と湧き上がり、誰に言われなくても行動が劇的に変わります。 無理をして行動を変えるのではなく、見方を変えることで、行動が勝手についてくる状態。 これこそが、私たちが目指すべき「劇的な変化(パラダイムシフト)」です。

古いパラダイムを書き換える2つの方法

では、どうすれば自分の中に深く根付いたパラダイムを変えられるのでしょうか?

  1. 「自分の常識」を疑う(客観視) うまくいかない時、「やり方が悪いのか?」ではなく「私の見方(前提)が間違っているのではないか?」と自問してみてください。「自分はダメな人間だ」という前提そのものが、間違った地図かもしれません。
  2. 強烈な体験をする、または本を読む パラダイムシフトは、大病や失業などのショックな出来事で強制的に起こることが多いです。しかし、そんな痛みを伴わなくても、**「良質な読書」**によって擬似的に体験し、視点を変えることは可能です。

まとめ・アクションプラン

今回の記事の要点をまとめます。

  • 小さな変化を望むなら、テクニックや行動を変えればいい(対症療法)。
  • 劇的な変化を望むなら、根底にある「パラダイム(物の見方)」を変えなくてはならない(根本治療)。
  • 見方が変われば、無理な努力をしなくても、自然と行動や態度が変わっていく。

【Next Action:読者が次に取るべき行動】

もしあなたが「今の延長線上の未来」ではなく、「想像もつかない新しい自分」に出会いたいなら、まずは自分の「当たり前」を疑うことから始めてください。

そして、世界中で何千万人もの人々のパラダイムを激変させてきた名著、**『7つの習慣』**をまだ読んでいないなら、それは非常にもったいないことです。 この本は、あなたの脳内の古いOS(基本ソフト)を、最新バージョンに書き換えてくれるでしょう。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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