自己啓発

あなたの人生は「他人の脚本」通り?自分を取り戻すたった1つの思考法

taka

ふと、「私の人生、これでいいのかな?」と不安になることはありませんか? 毎日真面目に働いて、家事もこなしている。 それなのに、どこか「他人のレールの上を走らされている」ような感覚が拭えない……。

もしそう感じているなら、それはあなたの能力不足のせいではありません。 人生を形作る**「ある重要なプロセス」**を、無意識のうちに他人に明け渡してしまっていることが原因かもしれません。

この記事では、世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士の言葉から、自分の人生を「自分のもの」として取り戻すための鉄則について解説します。

結論から言います。 人生には「2回」の創造が必要です。 あなたが**「1回目の創造」**をサボると、あなたの人生は自動的に他人のものになってしまいます。

どういうことか、わかりやすく紐解いていきましょう。


スポンサーリンク

すべてのものは「2回」つくられる

コヴィー博士は、「人生のすべてのことには、第1の創造と第2の創造がある」と説いています。 これだけ聞くと難しそうですが、**「家を建てること」**をイメージすれば一発でわかります。

  1. 第1の創造(知的創造):設計図を書くこと。
    • 「どんな家に住みたいか?」「間取りはどうするか?」を頭の中でイメージし、紙に落とし込む作業。
  2. 第2の創造(物的創造):実際に大工さんがトンカチで家を建てること。
    • 設計図通りに、物理的に形にする作業。

当たり前ですが、設計図(第1の創造)なしで、いきなり木材を切り始める大工さんはいませんよね? もしそんなことをしたら、欠陥住宅ができるか、誰かの指示通りにしか動けないはずです。

あなたの人生の「設計図」は誰が書いている?

家づくりなら当たり前に「設計図」を用意するのに、人生となると、多くの人がこれを忘れてしまいます。 いきなり「第2の創造(日々の行動・労働)」から始めてしまうのです。

コヴィー博士はこう警告しています。

第一の創造を他者に委ねれば、あなたは他者によってつくられることになる。

あなたが自分で「私はこういう人生を送る!」という設計図(脚本)を書かない限り、その空白の設計図には、他人が勝手に書き込みを行います。

  • :「安定した公務員になりなさい」
  • 上司:「文句を言わず会社の歯車になりなさい」
  • 世間:「この歳なら結婚して家を買うのが普通だ」

自分で設計図を書いていない人は、知らず知らずのうちに**「他人が書いた脚本」を演じさせられる役者**になってしまいます。 どんなに一生懸命(第2の創造)頑張っても、満たされないのは当然です。それは、あなたが望んだ家(人生)ではないのですから。

自分が「脚本家」であることを思い出そう

では、どうすれば「他人の人生」から脱却できるのでしょうか。 答えはシンプルです。今日からあなた自身が、人生の**「脚本家」**になればいいのです。

第一の創造によって自分の人生を自分の手で描ければ第二の創造で主体的なあなたができる

行動(第2の創造)を起こす前に、まずは立ち止まって考える時間(第1の創造)を確保してください。

  • 「本当はどうなりたいのか?」
  • 「死ぬときに、どんな人生だったと言いたいか?」
  • 「親や上司の期待を無視したら、何をしたいか?」

これを真剣に考え、紙に書き出した瞬間、あなたは「他人の脚本の登場人物」から、**「自分の人生の創造主」**へと生まれ変わります。

設計図さえ自分の手で描いてしまえば、あとの行動(第2の創造)は、驚くほど主体的で力強いものに変わっていきます。 「やらされている」感覚が消え、「自分のためにやっている」という確信が持てるようになるからです。


まとめ・アクションプラン

人生という巨大なプロジェクトの「責任者」は、あなた自身です。 今回のポイントは以下の3点です。

  • すべての物事は、頭の中でのイメージ(第1の創造)と、実際の行動(第2の創造)の2段階で作られる。
  • 自分で人生の設計図を描かないと、親や世間といった「他人」に勝手に設計図を書かれてしまう。
  • 行動する前に「本当はどうしたいか」を描くことで、初めて自分の人生を生きることができる。

Next Action

今週末、カフェで1時間だけでいいので、スマホを置いてノートを開いてみてください。 そして、ページの真ん中に**「私の人生の設計図」**と大きく書いてみましょう。

そこには、誰の遠慮もいりません。 「海外に移住する」「起業する」「家族と毎日笑って過ごす」。 思いつくままに書き殴ってみてください。

その「第1の創造」の時間が、あなたのこれからの数十年を劇的に変えることになります。 より具体的な「人生の脚本(ミッション・ステートメント)」の書き方を知りたい方は、**『7つの習慣』の「第2の習慣」**をぜひ読んでみてください。これは、あなたの人生を取り戻すためのガイドブックです。

スポンサーリンク
ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました