政治・経済

「国はあなたを守らない」コロナが暴いた台湾有事の嘘

taka

「台湾有事」を叫ぶ政治家の欺瞞

「台湾有事に備えて防衛力を強化すべきだ」。最近、勇ましい言葉で危機を煽る政治家が増えている。彼らは「国民の生命と財産を守る」と声高に主張するが、その言葉を額面通りに受け取ることは、もはや不可能であるといえる。なぜなら、私たちはつい最近、コロナ禍という「有事」において、この国が国民をどのように扱ったかを、嫌というほど見せつけられたからだ。あの未曾有の危機において、政府が見せた態度は「救済」ではなく、冷徹な「棄民」であった。

コロナで見殺しにされた国民

ウイルスという見えない敵が襲来した際、政府は何をしたか。自粛を要請し、経済活動を強制的に止めさせながら、十分な補償を行わず、国民を「自己責任」の荒野に放り出したのである。武器による攻撃でなくとも、経済的困窮によって命を絶った人、長年守ってきた会社を潰された人は数知れない。政府はそれが起こることを予見できていながら、財政規律を優先し、意図的に見殺しにしたのだ。コロナというウイルスすら乗り越えられない政治家に、ミサイルが飛び交う本当の戦争から国民を守れるはずがない。あれは、彼らに国民を守る気など最初からないという、決定的な証明であったといえる。

「愛国心」を破壊したのは政府自身である

この冷淡な対応がもたらした代償はあまりにも大きい。それは、日本人の精神的な支柱であった「協調性」や「国への信頼」の崩壊である。「いざという時に国は助けてくれない」。そう悟った国民が、どうして国のために命をかけようと思えるだろうか。結果として人々は、自分と家族の利益だけを追求するようになり、かつての日本人が持っていた共同体意識は失われつつある。皮肉なことに、政府の国民に対する裏切りこそが、愛国心を削ぎ落とし、日本の安全保障を内部から突き崩している最大の要因となっているのだ。

保身に走る議員に命は預けられない

悲しいことに、与党議員の中にも「これではいけない」と気付いている者はいる。しかし、党の公認を失えば生きていけない彼らは、保身のために沈黙し、先輩たちが犯した失政を正そうとしない。自分の生活すら守るのに汲々としている人間に、国家の命運や私たちの命を預けることはできない。「国が国民を愛さないのであれば、国民も国を愛することはできない」。この単純な相互関係を無視したまま防衛力を議論することの虚しさに、私たちは早く気付くべきである。

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ABOUT ME
TAKA
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理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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