「使われる人ほど偉い」?巨富を築いた賢人が語るリーダーの絶対条件
「もっと周りから認められたい」「いつかは人の上に立って大きな仕事をしたい」
そんな向上心を持ちながらも、なかなか周囲の信頼が得られず、空回りしていませんか? あるいは、「なんであんな無能な上司が……」と不満を抱えているかもしれません。
実は、社会で成功し、多くの人を率いる立場になるためには、**ある「逆説的な条件」**をクリアする必要があります。
この記事では、大学教授として名声を博しながら、投資家としても巨万の富を築いた本多静六氏の教えから、**「真のリーダーが持っている心得」**を紐解きます。
結論から言うと、人の上に立つ資格があるのは**「誰にでも快く使われることができる人」**だけです。一見矛盾しているように見えるこの法則が、あなたのキャリアを劇的に変える鍵となります。
成功の土台は「人格の香り」にある
まず、本多氏は成功の絶対条件として「品性(ひんせい)」を挙げています。 スキルやテクニックも大切ですが、最終的に人がついてくるかどうかは、その人から漂う**「人格の香り」**で決まります。
では、具体的に「高尚な品性」とは何でしょうか? 本多氏は以下の4つを定義しています。
成功者に必要な4つの品性リスト
- 【良心・責任感】 嘘をつかない。公平で、任されたことを最後までやり遂げる力。
- 【誠実・親切】 人に対して温かく、愛と思いやりがあること。
- 【意志・正義】 誘惑に負けない強い心を持ち、正しいことを貫けること。
- 【礼儀・作法】 態度が野蛮ではなく、誰に対しても丁寧であること。
面白いのは、本多氏自身が「私は1と3には自信があるが、2と4はまだまだだ」と自己分析している点です。完璧な人間などいません。しかし、この4つを意識して磨こうとする姿勢こそが、周囲からの信頼(=資産)を生むのです。
「使われる人ほど偉い」という驚きの法則
ここからが本多哲学の真骨頂です。 多くの人は「人の上に立ちたい」と思うあまり、下っ端の仕事や、誰かの指示で動くことを「屈辱だ」と感じてしまいます。
しかし、本多氏はこう断言します。 「誰にでも快く使われる雅量(器の大きさ)がなければ、人の上に立つことはできない」
なぜ「使われる人」が最強なのか?
「あの人なら安心して任せられる」「どんな仕事も嫌な顔ひとつせずやってくれる」。 そうやって多くの人から頼られ、使われる人こそが、実は「何でもできる有能な人物」です。
- 低い地位や安い給料にも文句を言わず、目の前の仕事に全力を尽くす。
- プライドを捨てて、年下の後輩の下について働くことも厭わない。
こうした「謙虚さ」と「器の大きさ」を持つ人は、必ず誰かが見ており、時が来れば自然と高い地位に押し上げられます。 逆に、「こんな仕事やってられるか」と地位や報酬ばかり気にする人は、チャンスを逃し、誰からも信頼されないまま終わります。
礼儀は「気取り」ではなく「武器」である
もう一つ、成功に欠かせないのが「礼儀作法」です。
どんなに能力が高くても、態度が横柄で乱暴な人は、周りが心を閉ざしてしまいます。 逆に、いつもニコニコと礼儀正しく、温厚な態度で接すれば、敵対していた人でさえ味方に変わります。
ただし、注意点があります。 **「礼儀正しくしようとして、気取ってはいけない」**ということです。
「私はあなたたちとは違う」というようなキザな態度はNGです。 あくまで**「一般的で、庶民的で、親しみやすい礼儀」**であることが重要です。これこそが、人間関係をスムーズにし、あなたを成功へと運ぶ「最強の潤滑油」になります。
「金がないから無理」は言い訳
最後に、本多氏は厳しい言葉を残しています。 「資金がないから何もできない、と言うのは意気地なしだ」
成功に必要なのは、莫大な資金ではありません。 「勤勉」「節約」「誠実」「謙虚さ」といった品性さえあれば、お金も人も自然と集まってきます。
今の環境や待遇を嘆く前に、まずは自分の「品性」を磨き、目の前の仕事で「誰よりも快く使われること」を目指してみましょう。それが、人の上に立つための最短ルートなのです。
まとめ・アクションプラン
本多静六氏の教えは、現代の成果主義社会においても色褪せない本質を突いています。
- 成功は「スキル」ではなく「品性(人格)」で決まる。
- 「人の上に立つ」ための条件は、まず「人に快く使われること」である。
- 礼儀正しさは最大の武器。ただし、気取らず親しみやすくあるべき。
- 資金不足を言い訳にしない。人格があればお金は後からついてくる。
Next Action: 明日会社に行ったら、あるいは次のメール返信で、**「頼まれごとに対して、いつもより『快く』『丁寧に』対応する」**ことを実践してみてください。
「喜んでやらせていただきます」という一言が言えるかどうか。その小さな「器の大きさ」の積み重ねが、将来のあなたをリーダーの地位へと導いてくれます。より深く学びたい方は、本多氏の著書**『私の生活流儀』**を読み、その高潔な精神に触れてみることをおすすめします。
