「今は動くな」伝説の投資家が教える、人生が辛いときの意外な処世術
「毎日がんばっているのに、結果が出ない」 「八方塞がりで、もうどうしていいか分からない」
そんなふうに焦って、無理やり何かを変えようとして、余計に状況を悪化させてしまった経験はありませんか?
真面目な人ほど、「立ち止まること」を「サボり」や「逃げ」だと感じてしまいがちです。
しかし、巨万の富を築いた本多静六博士は断言します。 **「待つことは、決して消極的な策ではない。成功の大秘訣だ」**と。
この記事では、本多静六氏の教えをもとに、苦しい時期を「次の飛躍のための準備期間」に変える思考法をご紹介します。
結論から言うと、人生には「攻めるべき時」と「守って力を蓄えるべき時」のリズムがあります。今が辛いのは、あなたがダメだからではなく、単に「蓄えるターン」に入っているだけかもしれません。
この記事を読めば、焦る気持ちがフッと軽くなり、冷静に「今やるべきこと」が見えてくるはずです。
「時は最良の解決者」である
どれだけ優秀な農家でも、真冬に種をまいて収穫することはできません。 それと同じで、人生や仕事にも「時勢(世の中の流れ)」や「タイミング」という、個人の努力ではどうにもならない要素が存在します。
本多氏は、西洋の古いことわざを引いてこう説きます。 「待つことのできる人に、時はすべての宝物を持ってくる」
苦しみは「永遠」には続かない
「もう死んだほうがマシだ」と思うほどの苦境に立たされたとしても、それはずっとは続きません。 経済に「好景気・不景気」の波があるように、個人の運勢やメンタルにも必ず波があります。
- 悪い波のとき: もがけばもがくほど溺れる。
- 良い波のとき: 自然と体が浮き上がる。
「今は潮が引いているだけだ」と割り切って、時が解決してくれるのを信じる。この**「覚悟としての楽観主義」**を持つことが、心の安定には不可欠です。
暗闇の中で「ジッとしている」勇気
本多氏の非常にわかりやすい比喩を紹介しましょう。 あなたは今、**「真っ暗闇の部屋」**に閉じ込められたと想像してください。
- 焦る人: 「出口はどこだ!」と闇雲に走り回る → 家具にぶつかり、転んで怪我をする(状況が悪化する)。
- 待てる人: 「今は見えないだけだ」と心を落ち着けてその場に座り込む → しばらくすると目が暗闇に慣れてくる(順応)。 → ぼんやりと周りが見え始め、安全なルートや出口が分かるようになる。
人生のどん底もこれと同じです。 パニックになっている時は、正常な判断ができません。そんな時こそ、あえて「動かない」。 ジッとしているうちに、状況が整理され、自分の進むべき「光明の道」が自然と浮かび上がってくるのです。
逆境こそ「実力」を蓄えるボーナスタイム
では、待っている間、ただぼーっとしていればいいのでしょうか? 本多流の極意は、ここからの過ごし方にあります。
「逆境のときには、いたずらに動くことなく、知識を養い、実力を蓄えよ」
人生の「アクセル」と「ブレーキ」を使い分ける
本多氏は、人生のアクセルの踏み方を明確に区別しています。
- 順調なとき(晴れ): 一刻の猶予もなく、全力で突き進む!(勇往邁進)
- 逆境のとき(嵐): 外に出ず、家の中で道具の手入れをしたり、本を読んで勉強したりする。(修養工夫)
多くの人は逆で、うまくいっている時に油断してサボり、悪くなると焦ってバタバタします。 そうではなく、**「うまくいかない時こそ、勉強や自分磨きのチャンス」**と捉えるのです。
嵐が過ぎ去った後、準備万端の状態でスタートダッシュを切れるのは、嵐の間に「爪を研いでいた人」だけです。
まとめ・アクションプラン
本多静六氏の「待つ」哲学のポイントは以下の3点です。
- 待つことは戦略:焦って動くより、時が解決するのを待つほうが賢明な場合がある。
- 暗闇で動かない:パニックになったらまず停止。目が慣れれば道は見えてくる。
- 逆境は充電期間:悪い時期こそ、知識や実力を蓄えるための勉強に充てる。
【今日からできるアクションプラン】
もし今、あなたが「何をやってもうまくいかない」と感じているなら、それは**「今は勉強しなさい」**という天からのサインかもしれません。
無理に現状を打破しようとするのを一旦やめて、
- 読みたかった本を読む
- 資格の勉強を始めてみる
- 身体を休めて体力を回復させる
といった「内側の充実」に目を向けてみませんか?
本多静六氏自身も、多くの苦難を乗り越えて大成しました。彼の不屈の精神と具体的な人生戦略をもっと深く知りたい方は、ロングセラーである**『私の財産告白』や『わが処世訓』**をぜひ手にとってみてください。「待つ」ことへの不安が消え、勇気が湧いてくる一冊です。
