「無駄な勉強」なんてない!鉄鋼王カーネギーの意外な出世術
「いい話がないかなあ」「チャンスが来ないかなあ」 そんなふうに、ぼんやりと幸運を待っていませんか?
あるいは、「今の仕事は雑用ばかりで、将来の役に立たない」と腐っている方もいるかもしれません。
実は、歴史に名を残す大成功者たちは、誰もが最初は「つまらない仕事」や「貧しい境遇」からスタートしています。彼らが凡人と違ったのは、「一見無駄に見えること」にチャンスの種を見つける嗅覚を持っていた点です。
この記事では、「日本のウォーレン・バフェット」こと本多静六博士が分析した、**世界的な大富豪たちの「チャンスの作り方」**をご紹介します。
結論から言うと、チャンスは待っていても来ません。 **「目の前のことに興味を持ち、勝手に勉強してしまう人」**だけが、幸運の女神に見初められるのです。
読み終える頃には、今の退屈な日常が「宝の山」に見えてくるはずです。
成功者は「本業以外」のことも勉強している
一つのことに集中するのは素晴らしいことですが、それだけでは「想定外のチャンス」には対応できません。 本多氏は、イギリスの新聞王・ノースクリップ卿のエピソードを紹介しています。
新聞王が「紙の原料」を研究した理由
ノースクリップ卿は、もちろん新聞事業に命をかけていました。しかし、彼は記事を書くだけでなく、カナダを訪れた際に**「パルプ(紙の原料)」の製造法**まで熱心に研究したのです。
- 普通の人: 「自分は新聞屋だから、紙の作り方なんて関係ない」と考える。
- 成功する人: 「新聞には紙が必要だ。この仕組みも知っておこう」と好奇心を持つ。
この「寄り道の知識」が、後に彼を救います。 世界大戦が起きて紙不足になったとき、彼は自分で製紙工場を建てていたおかげで、全く困ることなく新聞を出し続け、莫大な利益を上げることができました。
「専門外だから関係ない」と線を引かないこと。これがリスクヘッジになり、最大の武器になるのです。
鉄鋼王・カーネギーの「わらしべ長者」的キャリア論
アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーもまた、「何でも屋」精神で成功した一人です。 彼は13歳でスコットランドからアメリカへ移民として渡りましたが、最初は極貧生活でした。
「ついでに覚える」が最強のスキルアップ
カーネギーの凄さは、どんな場所にいても**「タダでは起きない」**精神です。
- 移民船の中で: 船員の手伝いをしながら、船の機械や道具の名前を全部覚えた。
- 郵便配達員のとき: 配達の合間に、当時最先端だった「電信(モールス信号など)」の技術を盗み聞きして覚えた。
彼は**「何でも覚えておけば、いつか役に立つ」と信じていました。 結果、習得した電信技術が評価されて専門職(電信技手)に抜擢され、給料が跳ね上がります。その後の「鉄鋼王」への道も、こうした「現場での雑学」**の積み重ねが開いたのです。
これはRPGゲームに例えるとわかりやすいでしょう。 「このアイテム、今は使わないけど拾っておこう」と集めていた人が、のちのち裏ボスを倒すための鍵を手に入れるようなものです。 現実世界でも、「無駄な経験」など一つもありません。
幸運の女神は「前髪」しかない?
チャンスについての有名な格言があります。 「幸運の女神には前髪しかない(後ろはハゲている)」
これは、以下のことを意味しています。
- 向かってくるとき(前髪): 準備ができていれば、ガシッと掴むことができる。
- 通り過ぎたあと(後ろ頭): 「あ!あれはチャンスだったのか!」と気づいて手を伸ばしても、ツルッと滑って掴めない。
カーネギーやノースクリップが成功したのは、チャンスが来た瞬間に「あ、これ知ってる!」「準備できてるよ!」と言える状態だったからです。
彼らは特別な才能があったというより、**「いつチャンスが来てもいいように、常にアンテナを張っていた(予習していた)」**からこそ、大成できたと言えるでしょう。
まとめ・アクションプラン
本多静六氏が語る「チャンスづくり」の要点は以下の3つです。
- 専門外を切り捨てない:本業に関連する周辺知識(ノースクリップの製紙研究など)が、ピンチを救う武器になる。
- 好奇心は資産になる:カーネギーのように、目の前の環境から「ついでに」学ぶ姿勢が、次のステージへの切符になる。
- 即断即決の準備:幸運は一瞬で通り過ぎる。日頃から知識を蓄えておかなければ、前髪は掴めない。
【今日からできるアクションプラン】
今の仕事や生活の中で、**「直接関係ないけど、ちょっと気になること」**について、スマホで5分だけ調べてみませんか?
- 営業職だけど、Webデザインの動画を見てみる。
- 事務職だけど、会社の商品の仕組みをエンジニアに聞いてみる。
その「5分の寄り道」が、数年後にあなたを助けるビッグチャンスに化けるかもしれません。
アンドリュー・カーネギーの成功譚についてもっと詳しく知りたい方は、彼の**『カーネギー自伝』がおすすめです。 また、本多静六氏の『わが処世訓』**には、こうした偉人たちのエピソードから導き出された、日本人が実践しやすい成功法則が満載です。「ただの苦労話」ではなく「勝つための戦略書」として、ぜひ読んでみてください。
