自己啓発

「私はできる!」と言い聞かせても虚しいだけ。ポジティブ思考の罠と、本当の解決策

taka

「鏡の前の自分に向かって『私は素晴らしい!』と言い聞かせましょう」 「ネガティブなことは考えず、成功した姿だけをイメージしましょう」

書店に行くと、こうした「ポジティブ思考」や「自己暗示」を勧める本がたくさん並んでいます。 試してみたけれど、「なんとなく心が上滑りしている気がする」「本当の自分をごまかしているようで虚しい」と感じたことはありませんか?

実は、世界的な名著『7つの習慣』の著者、コヴィー博士は、こうした「気の持ちよう」で解決しようとする風潮にはっきりと**「No」**を突きつけています。

この記事では、小手先のテクニックや思い込みではなく、内側から湧き上がる「本物の自尊心」と「心の平和」を手に入れる条件について解説します。

これを読めば、なぜ無理やりポジティブになろうとしても苦しいのか、その理由がわかり、本当の意味で自分を好きになれる生き方が見えてきます。

結論から言うと、「自分が正しいと思うこと(価値観)」と「実際の行動」が一致した時、初めて人は自分を誇らしく思えるのです。


スポンサーリンク

「気の持ちよう」では解決しない理由

「借金まみれだけど、心は大富豪だと思い込もう!」 「仕事はサボっているけど、私は有能なビジネスマンだと信じよう!」

極端な例ですが、これが通用しないことは誰でもわかりますよね。 なぜなら、あなたの内面にいる「もう一人の自分(良心)」は、真実を知っているからです。

コヴィー博士はこう述べています。

昨今売れている本の中には、自尊心は気の持ちようだとか…その気になれば心の平和は得られるといったようなことが書いてあるものも多いが、それは違うと思う。

自分を騙すことはできない

どんなに表面を取り繕っても、自分自身に対して「私はやるべきことをやっていない」「私は大事なルールを破っている」という後ろめたさがある限り、心の底からの平和は訪れません。

それは、基礎が腐っている家の上に、綺麗なペンキを塗るようなものです。 一時的には綺麗に見えても、不安(いつ崩れるかわからない恐怖)は決して消えません。

自尊心の源=「自分への誠実さ」

では、本当の自尊心はどこから生まれるのでしょうか? それは、他人に褒められることでも、成功することでもありません。

「自分の価値観に、誠実に生きること」

これこそが唯一の源泉です。

「一致」がパワーを生む

上の図のように、あなたの「大切にしたい価値観(理想)」と、日々の「実際の生き方(行動)」がピタリと一致した時、心の中に強烈なエネルギーが生まれます。

  • 価値観: 「家族を大切にしたい」
  • 行動: 飲み会を断って、早く帰って子供と遊んだ。
  • 結果: 「私は私の約束を守った」という深い満足感(自尊心)。

逆に、これがズレていると(家族が大事と言いながら、付き合い残業ばかりしていると)、自己嫌悪が生まれ、自尊心は削られていきます。

「誰も見ていないからいいや」とゴミをポイ捨てした時、誰よりも傷つくのは、それを見ていた「あなた自身の自尊心」なのです。

「心の平和」を得る唯一の条件

私たちはよく、「悩みやトラブルがない状態」を心の平和だと考えがちです。 しかし、コヴィー博士の定義はもっと能動的です。

心の平和は、自分の生き方が正しい原則と価値観に一致していて初めて得られるものであり、それ以外はないのである。

たとえトラブルの最中でも、誰かに批判されている状況でも、「私は自分の良心に従って、正しいことをしている」という確信があれば、心の奥底は静かで穏やかです。

「天知る、地知る、我知る(誰も知らなくても、天と地と私は知っている)」

この言葉通り、自分が自分の行動を認められている状態こそが、何にも揺るがない最強のメンタルなのです。


まとめ・アクションプラン

自信をつけるために、無理やりテンションを上げたり、鏡に向かって叫んだりする必要はありません。もっと静かで、確実な方法があります。

  • 思い込みは脆い: 行動が伴わない「ポジティブ思考」は、自分を騙しているだけで、長続きしない。
  • 自尊心の正体: 自分が信じる「正しさ」を実行した時にだけ、自分を尊ぶ気持ち(自尊心)が生まれる。
  • 心の平和の条件: 「価値観」と「行動」が一致している時、人は深い安らぎと強さを手に入れる。

Next Action 今日、何か一つだけ、**「自分との小さな約束」**をして、それを絶対に守ってみてください。

  • 「今日は寝る前に5分だけ読書をする」
  • 「コンビニの店員さんに笑顔でお礼を言う」
  • 「玄関の靴を揃える」

なんでも構いません。 「やると決めたことを、ちゃんとやった自分」。その事実の積み重ねだけが、誰になんと言われようとも揺るがない「本物の自信」を作ってくれます。

こうした「原則中心の生き方」についてより深く学びたい方は、ぜひ『7つの習慣』を読んでみてください。小手先のテクニック本にはない、人生を根底から支える知恵が詰まっています。

スポンサーリンク
ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました