お金がない人は貯金、お金がある人は投資──『Just Keep Buying』流・21の黄金ルールを日常に落とし込む
「今の自分って、貯金を優先すべき?それとも投資?」
このモヤモヤに、かなりハッキリ答えてくれるのが『Just Keep Buying』の考え方です。
この記事では、あなたの**“お金のステージ”に合わせて何を優先すべきか**、そして一生使える21の黄金ルールを、仕事や日常で実践しやすい形に整理して紹介します。
- 1. まずは「貯金優先か投資優先か」を決める
- 2. 無理のない範囲で貯金率を変えていく
- 3. 節約よりも「収入アップ」を重視する
- 4. 罪悪感を減らす「2倍ルール」
- 5. 収入アップ分の50%以上は貯蓄へ
- 6. 借金は「悪」ではなく、使い方次第
- 7. マイホーム購入は「タイミング」と「適性」を見極める
- 8. リタイアを考える前に、「何をしたいか」を決める
- 9. 人的資本を金融資本に置き換えるために投資する
- 10. オーナーのように考え、収益を生む資産を買う
- 11. 個別株ではなくインデックス中心で
- 12. 早く買って、ゆっくり売る
- 13. タイミングを狙わず「できるだけ頻繁に投資する」
- 14. 相場の変動は「手数料」だと考える
- 15. お金より大切な「時間」という資産
- 16. 私たちはすでにこのゲームをプレイしている
- まとめ:完璧を目指すより、「続けられる仕組み」を
1. まずは「貯金優先か投資優先か」を決める
スタートラインはとてもシンプルです。
- お金がない人 → 貯金を優先
- ある程度お金がある人 → 投資を優先
ここで大事なのは、「感覚」ではなく数字で自分のステージを知ること。
もし「予想される貯蓄の伸び > 予想される投資収益」と思うなら、まずは貯金に集中。
逆に貯金を増やすペースより投資リターンが期待できるなら、投資の比重を上げていきます。
どちらも同じくらいなら、貯金と投資をバランスよく行う、という発想です。
2. 無理のない範囲で貯金率を変えていく
収入も支出も、人生のフェーズによって変わります。
だからこそ、貯金率も固定ではなく、柔軟に変えてOKです。
- 節約しすぎて毎日がストレス…
- 人付き合いや学びまで削ってしまう…
こうなると本末転倒。
「今の自分がストレスなく続けられる貯金ペースはどれくらいか?」を意識して、ほどよいラインを探すことが大切です。
3. 節約よりも「収入アップ」を重視する
支出を減らすことには限界がありますが、収入を増やすことには理論上の上限はありません。
- 副業を少し始めてみる
- 資格やスキルを身につけて昇給を狙う
- 社内で「頼られる人」になることで、評価の土台をつくる
ほんの小さな収入アップでも、長期で見ると大きな差になります。
「月1万円の副業」が、10年で120万円、20年で240万円。複利で運用すればさらに大きく膨らみます。
4. 罪悪感を減らす「2倍ルール」
自己投資やちょっとした贅沢にお金を使うと、
「使いすぎたかな…」とモヤモヤすることはありませんか?
そこで役立つのが2倍ルールです。
贅沢品に1万円使ったら、同じ1万円を「投資」か「寄付」に回す。
これをルールにしておくと、
- 贅沢しても「同額を未来のために回した」と思える
- お金を使うたびに、自分の価値観を確認できる
というメリットがあります。
「使う=悪いこと」という考えから抜け出し、安心してお金を使える仕組みになります。
5. 収入アップ分の50%以上は貯蓄へ
収入が増えると、つい生活レベルを上げたくなります。
これがいわゆるライフスタイル・クリープ。
ポイントはここです:
- 収入が増えても、支出増はその50%未満に抑える
- 残りの50%以上は貯蓄や投資へ回す
例えば、手取りが月3万円アップしたら、
1.5万円は生活レベルアップに使い、残り1.5万円は貯蓄・投資に回すイメージ。
これがコツコツ効いてきて、将来の安心につながります。
6. 借金は「悪」ではなく、使い方次第
借金=絶対悪、ではありません。
自分にとってメリットがある場合だけ借りる、これが鉄則です。
- 学びやキャリアアップにつながる投資
- 長期的に見てプラスになる住宅ローン(条件次第)
逆に、消費的なカードローンやリボ払いは、将来の自分から時間とお金を奪う行為になりがちです。
7. マイホーム購入は「タイミング」と「適性」を見極める
家は人生最大級の買い物です。
「なんとなく周りが買っているから」ではなく、
- 今の収入とライフスタイルに合っているか
- 将来の働き方や家族構成の変化をイメージできているか
を冷静に考える必要があります。
また、頭金はまず現金で貯めるのが基本。
株や債券で増やしたくなる気持ちもありますが、数年以内に使う予定の頭金は、値動きの少ない現金で置いておくほうが安心です。
8. リタイアを考える前に、「何をしたいか」を決める
つい「いつリタイアできるか?」に目が行きがちですが、
本当に大事なのは**「リタイアして何をしたいのか?」**。
- どんな毎日を送りたいのか
- どんな働き方なら続けられるのか
- 何に時間を使いたいのか
これが決まっていないと、いくらお金が貯まっても満足感は得にくいままです。
9. 人的資本を金融資本に置き換えるために投資する
私たちはいつまでも働けるわけではありません。
若いうちは「人的資本(働いて稼ぐ力)」が大きく、年齢とともに減っていきます。
だからこそ、早いうちから投資を始めて、人的資本を金融資本に置き換えていくことが重要です。
投資は、「将来の自分を楽にするための仕組み作り」と考えるとしっくりきます。
10. オーナーのように考え、収益を生む資産を買う
収入を増やしたいなら、オーナー目線が大事です。
- 自分の時間を切り売りするだけでなく
- 収入を生む資産(インデックスファンド、不動産、デジタルコンテンツなど)を少しずつ持つ
「働かなくてもお金を生む仕組み」を育てることが、長期的な安心につながります。
11. 個別株ではなくインデックス中心で
個別株投資で市場平均を上回り続けるのは、プロでも難しい世界です。
たまたま勝てても、それが実力か運かは判別しにくいもの。
そのため本書では、個別株よりもインデックス投資を基本にすることがすすめられています。
日常の仕事や家事をこなしながら、プロ並みに銘柄分析するのは現実的ではないからです。
12. 早く買って、ゆっくり売る
多くの市場は、長期的に見れば右肩上がりと考えられています。
だからこそ、
- できるだけ早く投資を始め
- 頻繁に売買せず、ゆっくり時間を味方につける
これが資産を増やすセオリーです。
もし価格の上下で不安が大きすぎるなら、それは自分にとってリスクが高すぎる商品かもしれません。
13. タイミングを狙わず「できるだけ頻繁に投資する」
「底値で買いたい」と思って現金を貯め続けるのは、ほとんどの場合うまくいきません。
歴史的にも、タイミングを完璧に当て続けるのはほぼ不可能とされています。
そこで有効なのがドルコスト平均法。
毎月一定額をコツコツ投資し続けることで、タイミングの失敗リスクをならしていきます。
14. 相場の変動は「手数料」だと考える
市場は必ず変動します。
含み損を見るのはつらいですが、それはリターンを得るための“手数料”のようなものだと考えると少し楽になります。
そして、大暴落は必ずしも悪ではありません。
歴史的には、大きなクラッシュのあとに、将来のリターンが高くなる傾向があります。
恐れるだけでなく、「長期で見れば安く買えるチャンス」と捉える視点も持っておきたいところです。
15. お金より大切な「時間」という資産
どれだけ資産が増えても、「まだ上がある」と感じてしまうのがお金の世界です。
しかし、時間だけは増やせません。
- お金はまた稼げる
- でも、今日という1日は二度と戻ってこない
「充分な暮らしができるお金を確実に得ること」と「時間の使い方」を両方大事にする。
これがパーソナルファイナンスのゲームで、自分を見失わないための視点です。
16. 私たちはすでにこのゲームをプレイしている
『Just Keep Buying』が教えてくれるのは、
特別なタイムマシンがなくても、私たちは毎日“未来”に向けてお金の決断をしているということです。
- 未来の自分からの指示は来ない
- それでも、今ある情報でベストを選び続ける
その積み重ねが、5年後・10年後の自分の生活をつくります。
まとめ:完璧を目指すより、「続けられる仕組み」を
21の黄金ルールをすべて完璧にこなす必要はありません。
大事なのは、
- 今の自分のお金のステージを知る
- 貯金と投資のバランスを決める
- 収入アップと時間の使い方を意識する
- そして、やめずに続けるための自分なりのルールをつくる
ことです。
今日からできる一歩は、
「いくらならストレスなく貯金できるか?」
「毎月いくらなら機械的に投資に回せるか?」
この2つを数字で決めることかもしれません。
Just Keep Buying──
派手さはなくても、淡々と続ける人が、最終的に一番遠くまで行けるのだと思います。
