「こんなはずじゃなかった」と後悔ばかり…現状を打破し、新しい道を選ぶための思考法
「上司が無能だから、仕事がうまくいかない」 「景気が悪いから、給料が上がらない」 「親の育て方が悪かったから、性格が歪んでしまった」
人生がうまくいかない時、私たちはつい、自分以外の何かのせいにしたくなります。 その気持ち、痛いほどよくわかります。自分を守るためには、言い訳も必要ですよね。
しかし、もしあなたが本気で「今の状況から抜け出したい」「人生を変えたい」と願うなら、避けては通れない**「厳しい真実」**があります。
この記事では、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーの言葉をもとに、**人生を劇的に変えるための「覚悟の決め方」**について解説します。
結論から言います。 「今の不幸は、すべて自分が選んだ結果だ」と認めること。 これこそが、あなたが自由になり、新しい未来を選び取るための唯一の「入場券」なのです。
あなたの人生の「操縦席」に座っているのは誰?
まず、コヴィー博士の言葉を噛み砕いてみましょう。
深く正直に「今日の私があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私はほかの道を選択する」と言うことはできないのだ。
これは一見、とても厳しい言葉に聞こえます。「私が不幸なのは、全部私のせいだって言うの?」と反発したくなるかもしれません。
「被害者」でいる限り、人生は変わらない
しかし、逆を考えてみてください。 もし今のあなたの状況が「上司」や「環境」や「運」によって強制的に決められたものだとしたら、あなたの未来もまた、彼らの気まぐれによって決められてしまうことになります。
「あいつのせいでこうなった」と嘆くのは、人生という車の操縦席を他人に譲り渡し、助手席で文句を言っているだけの状態です。これでは、目的地(未来)を変えることは一生できません。
認めることは「自由」になること
「今の仕事を選んだのは私だ」 「この人と結婚すると決めたのは私だ」 「勉強せずに遊ぶことを選んだのは私だ」
たとえ不本意な状況であっても、それが**「過去の自分の選択の結果」**だと認めること。それは痛みや屈辱を伴うかもしれません。 しかし、そう認めた瞬間に、あなたは操縦席を取り戻すことができます。
「私が選んでこうなったのだから、私が違う道を選ぶこともできるはずだ」 この論理が成立して初めて、あなたは自分の力で未来を変えるパワーを手にできるのです。
「責任」という言葉の本当の意味
英語で責任のことを「Responsibility」と言います。 これは Response(反応) と Ability(能力) を組み合わせた言葉です。
つまり責任とは、「重荷」や「罰」のことではありません。 どんな出来事が起きても、**「自分の反応を選択する能力」**のことなのです。
配られたカードではなく、切り方を選ぶ
人生には、理不尽なトラブルや、どうしようもない不運が降りかかります。 自分では選べない「配られたカード」は確かに存在します。
しかし、そのカードを見て「最悪だ」とふてくされてゲームを投げるのか、それとも「この手札でどう勝つか」を考えて前を向くのか。 その**「反応」**だけは、誰にも奪うことのできない、あなただけの自由な領域です。
コヴィー博士が言いたかったのは、**「過去のカードの切り方が今の自分を作った。だから、次のターンでは違う切り方(ほかの道)を選ぼう」**ということなのです。
今日から「違う道」を選ぶためのレッスン
では、具体的にどうすれば「主体的な生き方」にシフトできるのでしょうか。 今日から使える「言葉の変換」テクニックをご紹介します。
「〜させられた」を「〜を選択した」に言い換える
日常会話や頭の中の独り言をチェックしてみてください。
- ×「上司に怒られたから、やる気をなくした」 ↓
- ○「上司に怒られた事実を受けて、私は『やる気をなくす』という反応を選択した」
- ×「時間がないからできない」 ↓
- ○「私は今、それをやらないことを選択している(他のことを優先している)」
少し理屈っぽく感じるかもしれませんが、主語を「私」に戻すだけで、脳は「じゃあ、次はどうする?」と解決策を探し始めます。 「やる気をなくす」のも「やる気を出す」のも、実はあなたが選べるのです。
まとめ・アクションプラン
過去を否定せず、自分の責任として受け入れることが、未来を変える第一歩です。
- 今の状況を「他人のせい」にしている限り、未来を変える力は湧いてこない。
- 「今の私は過去の選択の結果」と認めることは、自分に主導権を取り戻すこと。
- 責任(Responsibility)とは、自分の反応を選ぶ能力のことである。
【Next Action】 今、不満に思っていることがあれば、主語を「私」に変えて声に出してみましょう。 「(会社が悪いのではなく)私がこの会社に残ることを選んでいる」 そう言ってみて、もし違和感や嫌悪感があるなら、それが**「ほかの道を選択する」**タイミングの合図です。転職活動を調べるなり、スキルアップを始めるなり、新しい一歩を踏み出しましょう。
自分の人生を自分で切り拓くためのバイブル、**『7つの習慣』**は、読むたびに新しい発見がある本です。まだの方はぜひ、マンガ版からでも手に取ってみてください。あなたの「選択する力」が目覚めるはずです。
