書籍紹介

『人生を変えるモーニングメソッド』レビュー|朝1時間で人生を変える6つの習慣

taka

「朝時間」が人生を変える理由

「朝活」という言葉は浸透しましたが、実際に習慣化できている人は意外と少ないのではないでしょうか。
『人生を変えるモーニングメソッド』は、朝の1時間を6つの習慣にあてることで、人生そのものを好転させる方法を紹介した一冊です。

著者のハル・エルロッド氏は、20歳で大事故に遭い、一度は「二度と歩けない」と宣告されました。さらに経済的どん底もうつ病も経験。それでも立ち直れたのは、「朝の過ごし方」を変えたからだと語っています。


モーニングメソッドとは?

モーニングメソッドは、次の6つの習慣を朝に取り入れるメソッドです。

  1. サイレンス(沈黙・瞑想)
     静かな時間を持ち、心を落ち着ける。
  2. アファメーション(自己肯定の言葉)
     ポジティブな言葉を声に出して、自分に刷り込む。
  3. イメージング(視覚化)
     理想の自分や達成したい目標を鮮明にイメージする。
  4. エクササイズ(運動)
     ヨガや軽いジョギングなど、朝に体を動かしてエネルギーを高める。
  5. リーディング(読書)
     専門家や成功者から学ぶ時間を確保する。
  6. ライティング(日記・記録)
     感謝・目標・改善点を書き出し、思考を整理する。

合計60分で取り組むのが理想ですが、忙しい人のために「6分バージョン」(各習慣を1分ずつ)も紹介されています。


習慣化の3ステップ(30日間)

新しい習慣を定着させるには「30日間の壁」を意識する必要があります。著者は以下の3つの段階を提示しています。

  • 最初の10日間:「耐えがたい期間」
     慣れずにつらい時期。ここを乗り越えるとラクになる。
  • 次の10日間:「不快な期間」
     少しは慣れても違和感が残る時期。続ける工夫が大切。
  • 最後の10日間:「止まらなくなる期間」
     習慣が定着し、やらないと気持ち悪いほどになる。

つまり、30日間続ければ、朝活は「特別なこと」から「日常」に変わるのです。


実践を助ける工夫

  • スヌーズを押さない仕組み
     アラームをベッドから離す、目覚めたらすぐに歯磨き・水を飲む。
  • 前向きな気持ちで眠る
     寝る前に「明日から理想の一日が始まる」と意識する。
  • スターターキットで自己理解を深める
     本書には「感謝リスト」や「理想の自分を書き出すワーク」が収録されており、習慣化の手助けになります。

読後に得られる変化

『人生を変えるモーニングメソッド』を実践すると――

  • 自己肯定感が高まる
  • 頭が冴え、集中力が増す
  • 目標達成に近づくイメージを持てる
  • 仕事・健康・人間関係が整い始める

「たった30日」で人生が変わる、と著者は強調しています。大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に「朝1時間の積み重ね」が未来を形づくることは、多くの実践者が証明しています。


スポンサーリンク

まとめ

  • モーニングメソッドは「6つの習慣」を朝に取り入れる実践法
  • 60分が理想だが、6分バージョンでも効果あり
  • 習慣化は30日間を「耐えがたい→不快→止まらなくなる」の3ステップで考える
  • 朝の習慣が整えば、人生の基盤そのものが変わる

「朝が弱いから無理」と思っている人こそ、一度試す価値があります。今日の朝から始めてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク
ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました