自己啓発

「話が通じない人」はバカじゃない。あなたの脳と違う“OS”を使っているだけ説

taka

「普通、ここまでやるのが常識でしょ?」 「なんでそんな細かいことばかり気にするの?」

職場や家庭で、こんな風に相手の言動が理解できず、イライラした経験はありませんか?

自分にとっては「当たり前」のことが、相手には全く通じない。 「この人は頭が悪いんじゃないか?」「性格がひねくれているんじゃないか?」とさえ思ってしまう。

でも、ちょっと待ってください。 世界的な名著『7つの習慣』の著者、コヴィー博士によれば、それは相手の人格の問題ではなく、単なる**「見ている世界のズレ」**かもしれません。

この記事では、なぜ人と人は分かり合えないのか、そしてどうすればその「違い」を乗り越えて協力できるのかについて解説します。

これを読めば、「あの人はなんで…!」という怒りがスッと消え、建設的な話し合いができるようになります。

結論から言うと、「自分に見えているものは『事実』ではなく、自分のフィルターを通した『解釈』にすぎない」と気づくことが、解決への第一歩です。


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私たちは全員、違う「色眼鏡」をかけている

私たちは、ありのままの世界を見ているようで、実は脳内で加工された世界を見ています。コヴィー博士は、人によって「脚本(プログラミング)」や「脳のタイプ」が全く違うと指摘しています。

1. 「心の余裕」の違い(マインドセット)

  • 豊かさマインドの人: 「成功や富は無限にある。他人が成功しても自分の取り分は減らない」と考える。→ 協力的で、情報を共有する。
  • 欠乏マインドの人: 「パイ(取り分)は限られている。誰かが勝てば自分は負ける」と考える。→ 独占欲が強く、他人と比較する。

2. 「脳の使い道」の違い

  • 右脳タイプ(感覚派): 直感、感情、全体像を重視する。「なんかいい感じ!」で動く。
  • 左脳タイプ(論理派): 分析、数字、順序を重視する。「根拠は?効率は?」で動く。

このように、OS(基本ソフト)が全く違う人間同士が会話をしているのです。「話が噛み合わない」のは当たり前ですよね。

「自分だけが正しい」という錯覚

最大の問題は、私たちがこの「違い」を忘れ、**「自分に見えているものこそが唯一の『事実』だ」**と思い込んでしまうことです。

例えば、あるプロジェクトについて話し合っているとしましょう。

  • あなた(左脳・論理派): 「予算オーバーだから、機能を削るのが事実として正しい」
  • 相手(右脳・感覚派): 「いや、デザインのワクワク感を削ったら売れないのが事実として正しい」

コヴィー博士はこう言います。

あなたも私も自分に見えていることが「事実」だと思い、その事実が見えない人は人格や知的能力に欠点があるんじゃないかと疑ってしまう。

双方が「自分が正しい(相手がおかしい)」と思っている限り、議論は平行線どころか、お互いの人格否定にまで発展してしまいます。これは非常に危険な状態です。

(群盲象を評す:象の鼻を触った人は「象はヘビみたいだ」と言い、足を触った人は「象は柱みたいだ」と言う。どちらも正しいが、どちらも全体ではない)

違いを認めて、初めて「協力」できる

しかし、仕事でも家庭でも、私たちは協力して結果を出さなければなりません。限られたお金、時間、リソースを使って、家族を幸せにしたり、会社の利益を上げたりする必要があります。

自分と似たタイプの人だけで固まれば楽かもしれませんが、それでは新しい発想は生まれません。 では、どうすればいいのでしょうか?

答えは「まず理解する」こと

コヴィー博士の提示する解決策はシンプルかつ強力です。 「相手を理解する努力をすること」。これに尽きます。

相手を論破して自分の意見に従わせる(Win-Lose)のでも、自分が我慢する(Lose-Win)のでもありません。

  1. 眼鏡を外す: 「自分の見方は絶対じゃないかも」と疑う。
  2. 相手の眼鏡をかける: 「あなたにはどう見えているの? なぜそう思うの?」と尋ねる。
  3. 第三の案を探す: 「なるほど、論理的にはこうだけど、感覚的にはそう見えるんだね。じゃあ、両方を満たす方法はないかな?」

こうして相手のパラダイム(見方)を理解しようと歩み寄った時初めて、自分一人では思いつかなかった**「Win-Winの解決策」**が見えてくるのです。


まとめ・アクションプラン

人間関係のトラブルの9割は、善悪の問題ではなく「見ている世界の違い」から生じます。

  • 違いは当然: 人はそれぞれ、右脳・左脳、育った環境によって全く違う「色眼鏡」をかけている。
  • 正しさの罠: 「自分の見え方=事実」と思い込むと、相手を否定してしまう。
  • まず理解: 違いを嘆くのではなく、「あなたにはどう見えているの?」と聞くことから協力関係は始まる。

Next Action 次に誰かと意見が食い違った時、反論する前に魔法の言葉を使ってみてください。 「私とは見え方が違うみたいだね。あなたにはどう見えているのか、詳しく教えてくれない?」

相手の「色眼鏡」を通して世界を覗いた時、あなたの視界は2倍に広がり、より良い答えが見つかるはずです。

こうした「相互理解」や「Win-Win」の具体的なステップを学びたい方は、やはり『7つの習慣』を熟読するのが一番の近道です。分厚い本ですが、人間関係に悩む時間を考えれば、読む時間は最高の投資になりますよ。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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