自己啓発

変わりたいのに、変われない…。三日坊主の原因は「意志」ではなく「メガネ」にあった

taka

「今年こそはダイエットを続けるぞ!」 「部下の話には笑顔で頷こう」

そう決意して行動を変えてみたものの、数日で苦しくなってやめてしまったり、**「なんだか自分に嘘をついている気がする」**とモヤモヤしたりした経験はありませんか?

「行動を変えれば、心も変わる(形から入る)」とよく言われますが、実はこれ、長期的に見ると失敗する確率が非常に高いのです。

この記事では、『7つの習慣』の基礎となる**「パラダイム(モノの見方)」**という概念を使って、なぜ無理やり行動だけを変えようとすると辛くなるのか、その理由を解説します。

結論をお伝えすると、あなたが悪いのではありません。 「赤いメガネ」をかけたまま、「この世は青い!」と言おうとしているから無理があるのです。

行動を無理に変えるのではなく、その根っこにある「見方」を変えること。それが、ストレスなく自分を変える唯一の方法です。

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「赤いメガネ」をかけて「青」とは言えない

まず、聞き慣れない言葉かもしれませんが、**「パラダイム」について説明します。 これは、あなたが世界を見る時の「レンズ(メガネ)」「地図」**のようなものです。

行動は「見方」の影にすぎない

例えば、あなたが「仕事=辛い我慢大会」というパラダイム(見方)を持っていたとします。 この状態で、無理やり「仕事を楽しもう!」「笑顔で働こう!」と行動だけを変えようとしたらどうなるでしょうか?

心の中では「辛い、嫌だ」と思っているのに、顔だけ笑う。 これは猛烈な**「葛藤」**を生みます。

自分のパラダイムから外れた行動を、少しの葛藤もなく正直にできる人はいないだろう。

脳は正直です。「思っていること(見方)」と「やっていること(行動)」が食い違うと、強烈なストレス(認知的不協和)を感じ、元の行動に引き戻そうとします。 だから、「形だけの行動」は長続きしないのです。

詐欺師にならない限り、バレる

また、パラダイムと違う行動をとることは、周囲に対しても不誠実です。

心の中で「こいつは使えない部下だ」と思っているのに(パラダイム)、口先だけで「期待しているよ」と言っても(行動)、その矛盾は雰囲気や目の奥から滲み出てしまいます。

相手はそれを敏感に察知し、「なんか嘘くさいな」「信用できないな」と感じます。 見方を変えずにテクニックだけ使っても、一貫性を保つことは不可能なのです。

行動ではなく「見方」を変える(パラダイムシフト)

では、どうすれば自然に行動を変えられるのでしょうか? 答えはシンプルです。レンズ(パラダイム)を交換すればいいのです。

これを**「パラダイムシフト」**と呼びます。

満員電車のイライラが消える瞬間

想像してみてください。 満員電車で、隣の男性が何度もぶつかってきました。 「なんて失礼なやつだ!」(パラダイムA)と思うと、あなたは睨みつけたり、押し返したりするでしょう(行動A)。

しかし、その男性が白杖を持っていることに気づいた瞬間、どうなりますか? 「あ、目が不自由な方だったんだ。揺れて大変だな」(パラダイムB)と見方が変わります。

すると、何も努力しなくても、自然と「大丈夫ですか?」と声をかけたり、場所を譲ったりする(行動B)ことができますよね。そこに葛藤やストレスは一切ありません。

これが**「見方を変えれば、行動は勝手に変わる」**ということです。

努力の矛先を「内側」に向けよう

自分を変えたいなら、無理やり行動を矯正する「外側」の努力はやめましょう。 その代わりに、自分の「内側」にあるパラダイムを点検するのです。

  • ダイエットが続かない: 「食事制限=苦しい」というメガネをかけていないか? → 「健康的な食事=自分を大切にする行為」というメガネに変えられないか?
  • 人間関係がうまくいかない: 「他人は敵だ」というメガネをかけていないか? → 「他人は協力者かもしれない」というメガネに変えてみたらどうなるか?

根っこである「見方」が変われば、枝葉である「行動」や「態度」は、オセロがひっくり返るように一瞬で変わります。

まとめ・アクションプラン

「行動」は嘘をつくことができますが、「パラダイム」は嘘をつきません。本当の変化は、常に内側から始まります。

  • 無理は続かない: 思っていることと違う行動をとると、脳が拒否反応(葛藤)を起こす。
  • レンズを疑う: 「うまくいかない」と感じたら、行動ではなく「物事をどう見ているか」を疑ってみる。
  • パラダイムシフトを目指す: 見方さえ変われば、努力しなくても行動は自然とついてくる。

Next Action: 今、あなたが**「やらなきゃいけないのに、どうしてもやる気が出ないこと」**を一つ思い浮かべてください。

そして、それに対して**「どんなネガティブなレンズ(思い込み)」**を持っているか、紙に書き出してみましょう。 (例:勉強=つまらない暗記作業、 部屋の片付け=面倒な義務…など)

そのレンズに気づくことが、パラダイムシフトの第一歩です。 さらに詳しく「見方を変える技術」を学びたい方は、**『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)**の第1章「パラダイムと原則」を読むことを強くおすすめします。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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