自己啓発

その努力、無駄かも?テクニックで自分を変えようとしてはいけない理由

taka

「今年こそは自分を変えたい!」 そう決意して、新しい手帳を買ったり、話し方の本を読んだり、ジムに通い始めたりする。

でも、気づけば数週間で元の自分に逆戻り……。 「なんて自分は意志が弱いんだ」と自己嫌悪に陥る。

こんな経験、一度はありませんか?

実は、あなたが変われないのは「意志が弱いから」でも「能力がないから」でもありません。 変えるべき**「場所」**を間違えているだけなのです。

『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士はこう指摘しています。 「自分の『パラダイム(物の見方)』を変えずに、行動だけを変えようとしても、それは長続きしない」

この記事では、なぜ小手先のテクニックでは人生が変わらないのか、そしてどうすれば根本から自分を変えられるのかを解説します。

結論を言うと、「行動(葉っぱ)」ではなく、「パラダイム(根っこ)」を見つめ直すことが唯一の解決策です。


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あなたを操る「パラダイム」とは?

まず、聞き慣れない**「パラダイム」という言葉について説明しましょう。 これは簡単に言うと、あなたが世界を見るための「地図」「色眼鏡」**のことです。

  • 「世界はこういう場所だ」
  • 「自分はこういう人間だ」
  • 「他人はこうあるべきだ」

私たちはありのままの世界を見ているようで、実は脳内で勝手に作り上げた「自分の思い込みの地図(パラダイム)」を通して世界を見ています。

行動は「パラダイム」から生まれる

重要なのは、あなたのすべての態度や行動は、この地図に基づいているという点です。

  • パラダイム(地図): 「お客さんは敵だ。騙してでも売るのが営業だ」
  • 態度・行動: 強引な売り込み、嘘をつく、クレームを無視する

この場合、いくら「笑顔の練習」や「クロージングのテクニック」を学んでも、根本にある地図が「敵だ」と思っている限り、ふとした瞬間に敵意が滲み出てしまいます。

なぜ「テクニック(個性主義)」では変われないのか?

コヴィー博士は、表面的なスキルやテクニックで人間関係や自分を良くしようとするアプローチを**「個性主義」**と呼び、警鐘を鳴らしました。

これは、**「間違った地図を持っているのに、歩くスピードを上げるテクニックを学ぶ」**ようなものです。

間違った地図で努力しても迷うだけ

例えば、あなたが「大阪」に行きたいのに、手元に「東京の地図」を持っていたとします。

  • ポジティブシンキング(態度の改善): 「やる気を出せば着けるはずだ!」
  • 行動量のアップ(行動の改善): 「もっと速く走ろう!」

これらの努力をすればするほど、どうなるでしょうか? そうです。間違った場所(東京)に、より早く到着してしまうだけです。

地図(パラダイム)そのものが間違っていたら、どんなに行動を変えても、どんなに優れたテクニックを使っても、目的地(理想の自分)にはたどり着けません。 これが、多くの人が陥る「変われない罠」の正体です。

本質的に変わるためのステップ

では、どうすれば良いのでしょうか? 答えはシンプルです。行動を変えようとする前に、**「自分の地図(パラダイム)を点検する」**のです。

1. 自分の「色眼鏡」に気づく

まず、「自分は物事をありのままに見ている」という思い込みを捨てましょう。「私は『私の眼鏡』を通して世界を見ているだけかもしれない」と疑うことから始まります。

  • 「あの上司は意地悪だ」→ 「本当にそうか? 私が苦手意識を持っているだけでは?」
  • 「私は話すのが苦手だ」→ 「本当に能力がないのか? 過去の失敗にとらわれているだけでは?」

2. 「個性主義」から「人格主義」へ

表面的なテクニック(個性主義)で取り繕うのをやめ、内面(人格・パラダイム)を磨くことにシフトします。

  • 話し方のテクニックを学ぶ前に、「相手を理解したい」という心を持つ。
  • 効率化のアプリを入れる前に、「何のために時間を使うか」という価値観を定める。

根っこが健全になれば、自然と良い果実(行動・成果)は実ります。無理して行動だけを変えようとしなくても、パラダイムが変われば、行動は自動的に変わるのです。


まとめ・アクションプラン

表面的な変化はすぐに剥がれ落ちます。本質的な変化は、内面から始まります。

  • 行動だけ変えようとしても続かない。その源泉である「パラダイム(物の見方)」を変える必要がある。
  • パラダイムは「地図」のようなもの。地図が間違っていれば、いくら努力しても目的地には着かない。
  • テクニック(個性主義)に頼らず、自分の内面や人格を見つめ直すことが、遠回りのようで一番の近道。

自分を変えるための Next Action

【「なぜ?」を3回繰り返す】 あなたが「変えたい」と思っている自分の行動や癖を一つ挙げてみてください(例:ついダラダラSNSを見てしまう、など)。 それに対して、**「なぜその行動をするのか?」「その奥にある思い込みは何か?」**と3回自問してみてください。

  • 例:SNSを見る → 暇だから? → いや、寂しいから? → 「常に誰かと繋がっていないと不安」というパラダイムがあるかも?

自分のパラダイムに「気づく」だけで、驚くほど行動を変えるのが楽になります。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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