自己啓発

あなたの子供は「ブランドバッグ」ですか?成績を気にする親ほど子供を潰す心理学

taka

「なんでこんな簡単なことができないの?」 「もっと頑張らないと、良い学校に行けないわよ」

子供の成績やスポーツの結果が悪かったとき、あるいは行儀が悪かったとき。 心配のあまり、つい厳しく叱りすぎてしまい、夜になってから**「言い過ぎたな…」と自己嫌悪に陥る**ことはありませんか?

「子供の将来を思えばこそ」の行動だと思っているその叱責。 しかし、もしその奥底に、「ダメな親だと思われたくない」という親自身の恐怖が隠れているとしたらどうでしょうか。

この記事では、世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー博士自身が体験した、子育ての失敗と再生のエピソードをご紹介します。

結論をお伝えすると、子供を変えようとする努力は、ほとんどの場合うまくいきません。 子供を伸ばすために本当に必要なのは、親がかけている「歪んだメガネ(レンズ)」を外すことなのです。

親の肩の荷を下ろし、子供が勝手に輝き出す秘密をお伝えします。

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あなたの子供は「親のアクセサリー」ではない

まずは、少し厳しい質問をさせてください。 あなたが子供の成績や行儀を気にするのは、100%子供の幸せのためでしょうか?

それとも、心のどこかに**「優秀な子供を育てた立派な親」という社会的評価**を求めてはいないでしょうか?

コヴィー博士の告白

実は、『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士も、かつて同じ過ちを犯していました。 彼の息子は、勉強もスポーツも苦手で、周りから遅れをとっていました。博士夫婦は息子を心配し、「頑張れ!君ならできる!」と励まし、守ろうと必死でした。

しかし、ある時彼らはハッと気づきます。 自分たちが息子を心配している本当の理由は、**「出来の悪い息子を持つことが恥ずかしい」「良い親だと思われたい」**という、親自身のエゴ(自尊心)だったことに。

自分たちの目に映る息子の姿よりも、世間の目に映る自分たちの姿のほうが気になり、良い親と見られたいと思うあまり、息子を見る目が歪んでいたのだろう。

子供は敏感です。「君のため」と言いながら、実際は「親の世間体」のために自分をコントロールしようとしていることを、本能的に見抜きます。 だから、親の言葉は届かず、子供はますます自信を失い、心を閉ざしてしまうのです。

「不合格」のレッテルを貼っていませんか?

親が「自分の評価」のために子供を見ている時、その目は**「減点方式」**になります。

  • 「また間違えた」
  • 「隣の〇〇ちゃんはできるのに」

このレンズを通して見ている限り、子供はいつまで経っても**「不合格(ダメな子)」**のままです。 そして恐ろしいことに、親から「お前はダメな子だ(要支援児だ)」という無言のメッセージを受け取り続けた子供は、本当に「ダメな子」として振る舞うようになってしまいます。

子供を変えるのではなく「見方」を変える

自分の未熟さに気づいたコヴィー博士夫婦は、大きな決断をします。 それは、息子を変えようとするのをやめ、「自分たちの見方(パラダイム)」を変えることでした。

焦りのレンズを捨てる

彼らは、息子を「守ってあげなければならない弱い存在」として見るのをやめました。 代わりに、一歩下がって距離を置き、**「この子の内面には、素晴らしい種が眠っている」**と信じて見守ることにしたのです。

テクニックで励ましたり、比較したりするのを一切やめ、ただ純粋に、一人の人間としての価値を感じ取ろうと努力しました。

花は勝手に咲く

すると、不思議なことが起こりました。 親からの「不安」や「コントロール」の圧力が消えたことで、息子はリラックスし、自分らしさを取り戻し始めたのです。

やがて息子は自ら努力を始め、勉強でもスポーツでも驚くべき成果を出し、生徒会長に選ばれるほどのリーダーシップを発揮するようになりました。

親が変わったのではありません。子供が変わったのでもありません。 親が「見ている世界(レンズ)」を変えただけで、子供の封印されていた能力が解放されたのです。

まとめ・アクションプラン

子育ての悩みは、子供の問題ではなく、親の「心のメガネ」の問題であることがほとんどです。

  • 親のエゴに気づく: 子供の評価で、自分の社会的地位を埋め合わせようとしていないか自問する。
  • 減点法をやめる: 「できないこと」ではなく、「その子の本来の価値」に目を向ける。
  • 操作しようとしない: 子供を変えようとするのをやめ、信頼して見守る(距離を置く)ことで、子供は自ら育ち始める。

Next Action: 今日一日だけ、子供に対して**「評価(良い・悪い)」を一切口にしない**という実験をしてみてください。

テストの点数が悪くても、部屋が散らかっていても、評価せずに「そうなんだね」と受け止める。 そして、心の中で**「この子には、まだ見えていない素晴らしい才能がある」**と3回唱えてみてください。

その余裕ある眼差しこそが、子供にとって最高の栄養分になります。

もし、この「パラダイムシフト(見方の転換)」についてより深く理解し、子育てや夫婦関係に応用したいなら、**『7つの習慣 ファミリー』(スティーブン・R・コヴィー著)**がおすすめです。家族関係に特化した名著です。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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