なぜあの人はブレないのか?他人に振り回されない「最強の土台」の作り方
「上司の機嫌が悪いと、一日中ビクビクしてしまう……」 「パートナーの態度ひとつで、世界の終わりのように落ち込んでしまう……」 「世の中のニュースを見るたびに、将来が不安でたまらない……」
もし、あなたが日常的にこのような「心の揺れ」を感じているなら、それはあなたの心が弱いからではありません。 「人生の中心(土台)」を置く場所を、少し間違えているだけかもしれません。
世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士はこう説いています。 「人生の中心に『正しい原則』を据えれば、どんな時も揺らがない堅固な土台ができる」
この記事では、なぜ私たちは他人に振り回されてしまうのか、そしてどうすれば「不動の心」を手に入れられるのかについて解説します。
結論から言うと、「変わるもの(他人・物)」ではなく、「変わらないもの(原則)」に軸足を置くことが、心の平安を得る唯一の方法です。
あなたの「中心」はどこにありますか?
私たちは無意識のうちに、何かの判断基準を「中心」に置いて生きています。 しかし、多くの人が置く場所を間違えてしまっています。
「グラグラする場所」に家を建てていないか?
例えば、以下のようなものを中心にすると、人生はジェットコースターのように不安定になります。
- 他人中心(家族、恋人、上司): その人の機嫌や行動が変わるたびに、あなたの安定も崩れ去ります。「あの人が笑えば幸せ、怒れば不幸せ」という状態です。
- 物・金中心(所有物、給料): 株価が暴落したり、車が壊れたり、給料が下がったりするだけで、自分の価値がなくなったように感じてしまいます。
これらはすべて**「コロコロと変わるもの」**です。 砂の上に家を建てたら、波が来るたびに傾いてしまいますよね? それと同じことがあなたの心で起きているのです。
「原則」という不動の岩盤
では、どこに家(人生)を建てればいいのでしょうか? コヴィー博士の答えは**「原則」**です。
原則とは、誠実さ、公正さ、貢献、愛、成長など、**「時代や場所が変わっても、決して変わらない正しいこと」**です。
正しい地図を手に入れる
「原則中心」の生き方をするということは、正確な地図とコンパスを持って旅をするようなものです。
- 他人中心の人: 「みんながあっちに行ってるから」と流される(地図がない)。
- 原則中心の人: 「今は嵐だけど、コンパス(原則)は北を指している。だからこっちに進むのが正しい」と判断できる。
過去・現在・未来を正しく捉える「知恵」と「指針」が得られるため、一時的なトラブルや感情の波に溺れることがなくなります。
「他人に支配されない力」を手に入れる
原則を中心にして生きる最大のメリットは、**「圧倒的な自由」**が手に入ることです。
コヴィー博士はこう言います。 「原則中心の生き方をする人の力は、他者の態度や行動に制限されない」
外部環境をシャットアウトする「内なる力」
例えば、職場で理不尽な攻撃を受けたとします。
- 他人中心の人: 「許せない! 私の人生は最悪だ!」と相手に反応し、心を支配されます。
- 原則中心の人: 「彼は感情的になっているが、私は『誠実さ』という原則に従おう。彼の態度は私の価値とは無関係だ」と考えます。
自分の自覚、知識、主体性を使って、「どう反応するか」を自分で決めることができるのです。 周りの環境がどうであれ、あなたの内側にある「安定」や「力」は、誰にも奪うことができません。
これが、本当の意味での「強さ」です。
まとめ・アクションプラン
人生の安定は、外側の環境ではなく、内側の「中心」によって決まります。
- 「他人」や「物」を中心にして生きると、それらの変化に合わせて人生がグラグラと揺れてしまう。
- 「原則(変わらない正しさ)」を中心に据えることで、過去・現在・未来を正しく捉える地図(知恵)が手に入る。
- 原則中心の人は、他人の言動に振り回されず、自らの主体性を持って行動を選ぶ「本当の力」を発揮できる。
ブレない自分を作る Next Action
【迷った時の「問いかけ」を変える】 今後、何かトラブルが起きたり、判断に迷ったりしたときは、**「損か得か?」「あの人はどう思うか?」**と考えるのをやめてみてください。
その代わりに、こう自問しましょう。 「人として、どうあるのが『原則(誠実・公正)』だろうか?」
この問いかけを繰り返すことで、あなたの心の重心が「変わるもの」から「変わらないもの」へと移動し、驚くほど心が軽くなるはずです。
