人生は「配られたカード」で決まらない。あなたの能力が90%眠っている理由
「周りの人はどんどん出世していくのに、自分だけ取り残されている気がする」 「新しいことを始めても、すぐに壁にぶつかって諦めてしまう」
そんなふうに、自分の限界を勝手に決めて、ため息をついていませんか?
私たちはつい、成功している人を見て「あの人は才能があるから」と片付けてしまいがちです。しかし、世界的名著『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士は、それは大きな間違いだと指摘しています。
この記事では、コヴィー博士が提唱する**「可能性という原則」**をもとに、なぜ私たちがいくつになっても成長できるのか、そしてどうすれば眠っている才能を目覚めさせることができるのかを解説します。
結論から言うと、成長に必要なのは「天才的なひらめき」ではなく、**「植物を育てるような泥臭いプロセス」**です。
この記事を読めば、焦る気持ちが消え、じっくりと自分自身を育てていく勇気が湧いてくるはずです。
私たちは「氷山の一角」しか使っていない
まず、大前提として知っておいてほしいのが**「可能性という原則」**です。 コヴィー博士はこう述べています。
可能性という原則は、私たちは常に成長することができ、潜在する能力を発見し、発揮し、さらに多くの才能を開発できるという原則である。
多くの人は、今の自分の能力(テストの点数や営業成績など)が、自分の実力のすべてだと思っています。 しかし、それは**「氷山の一角」**に過ぎません。
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海面に出ている「顕在能力(今できていること)」の下には、何倍もの大きさの「潜在能力(まだ発揮されていない力)」が眠っています。
「私には才能がない」と言うのは、庭の土を一度も掘り返さずに「ここには宝物が埋まっていない」と嘆いているのと同じです。 年齢や過去の失敗は関係ありません。原則に従えば、人は**「常に」**成長し、新しい才能を開発できるのです。
成長は「魔法」ではなく「農業」である
では、どうすればその潜在能力を引き出せるのでしょうか? ここで多くの人が勘違いをしています。成長を「スイッチを押せば電気がつく」ような、即効性のあるものだと思っているのです。
しかし、コヴィー博士はこう言います。
成長とは、潜在能力を発揮し、才能を開発するプロセスであり、これには忍耐や養育、励ましといった原則が必要になる。
成長とは、機械的なスイッチではなく、有機的な**「プロセス(過程)」です。 もっとわかりやすく言えば、「農業」**と同じです。
種を植えて、次の日に「まだ芽が出ないのか!」と怒る農家はいませんよね? 成長には、以下の3つの栄養素が絶対に不可欠なのです。
1. 忍耐(待つ力)
結果はすぐには出ません。英語の勉強を始めて3日でペラペラにならないのと同じです。 「停滞期」や「失敗」は、根っこを伸ばしている期間です。結果が出ない時期を「無駄だ」と切り捨てず、じっと耐える時間が、爆発的な成長を生みます。
2. 養育(自分への水やり)
植物に水や肥料が必要なように、自分自身にも栄養を与える必要があります。
- 知識の栄養:本を読む、講座を受ける。
- 体の栄養:しっかり寝る、運動する。 心のカップが空っぽの状態で、成果を出そうとしても無理です。まずは自分を「養う」ことから始めましょう。
3. 励まし(ポジティブな声かけ)
これが意外と忘れがちです。 植物に「なんでこんなに育ちが悪いんだ!」と罵声を浴びせても育ちません。 自分自身に対しても、「昨日は5分しか勉強できなかった」と責めるのではなく、「5分もやったなんて偉いぞ」と励ますこと。この自己肯定感こそが、成長を持続させる太陽の光になります。
「焦り」を捨てれば、才能は勝手に開花する
現代社会はスピード重視です。「たった1ヶ月でマスター」「誰でもすぐに稼げる」といった言葉が溢れています。 しかし、本物の才能(潜在能力)を開発するには、近道はありません。
「可能性の原則」を信じてください。 あなたの中には、まだ見ぬすごい才能が確実に眠っています。
今日から、結果を焦るのをやめましょう。 その代わり、自分という土壌を耕し、水をやり、励ましの言葉をかけることに集中してください。 そうすれば、ある日突然、驚くような花が咲く瞬間が必ず訪れます。
まとめ・アクションプラン
自分の可能性を信じ、焦らずじっくりと自分を育てていきましょう。 今回のポイントは以下の3点です。
- 今の能力は「氷山の一角」。いくつになっても新しい才能は開発できる。
- 成長は「スイッチ」ではなく「農業」。すぐに結果が出なくても焦らない。
- 「忍耐」「養育」「励まし」の3つが、潜在能力を引き出す肥料になる。
Next Action
まずは、「自分への養育」の第一歩として、**「興味はあるけど、やっていなかったこと」**に関する本を1冊買ってみる、あるいは関連する動画を1つ見てみませんか?
それが、あなたの中に眠る新しい才能の種に、最初の一滴の水をやる行為になります。
もし、「どうやって自分を励ませばいいかわからない」「日々の忙しさに流されてしまう」という方は、ぜひ**『7つの習慣』**を手に取ってみてください。 特に「第7の習慣:刃を研ぐ」の章には、自分自身のメンテナンス(養育)について、より具体的で実践的な方法が書かれています。
