自己啓発

ビルから飛び降りても「私は飛べる」と言い張りますか?人生のルールを無視するな。

taka

「正直者がバカを見る世の中だ」 「要領よく立ち回ったほうが得をする」

社会の不条理を感じて、こんなふうに拗ねてしまいたくなることはありませんか?

確かに、短期的にはズルやごまかしが通用することもあるでしょう。しかし、長い人生において、それらが永続的な成功をもたらすことは絶対にありません。なぜなら、この世界には**「引力」と同じくらい、絶対に逆らえないルール**が存在するからです。

この記事では、『7つの習慣』の土台となる「人格主義」と「原則」について解説します。 理学療法士として人体の仕組み(法則)と向き合っている私から見ても、無理な姿勢を続ければ必ず痛みが出るように、無理な生き方を続ければ人生は必ず故障します。

結論をお伝えします。引力を無視して空を飛べないように、原則(誠実・公正・貢献など)を無視して幸せになることは不可能です。

人生には「取扱説明書」が存在する

私たちは、それぞれの価値観(好き嫌い)を持っています。 「ロックが好き」「クラシックが好き」というのは個人の自由であり、そこに正解はありません。しかし、コヴィー博士はこう言います。

「人格主義の土台となる考え方は、人間の有意義なあり方を支配する原則が存在するということである」

これは、「生き方には『好き嫌い』とは別に、『当たり外れ(原則)』がある」という衝撃的な指摘です。

例えば、「信頼」という原則があります。 あなたがどんなに「嘘をつくのが得意(価値観)」だとしても、嘘をつき続ければ信頼を失い、人間関係は破綻します。これは時代や国が変わっても変わらない事実です。

ビルから飛び降りても「引力」は忖度してくれない

この「原則」の絶対性を、コヴィー博士はわかりやすく例えています。

「自然界に存在する引力の法則などと同じように、人間社会にもまた、時間を超えて不変であり異論を挟む余地のない、普遍的にして絶対的な法則があるのだ」

ビルの屋上から飛び降りて、「私は引力なんて信じない!」と念じても、地面に激突しますよね。引力は誰に対しても平等で、忖度(そんたく)してくれません。

人生も同じです。 「公正」「誠実」「謙虚」「勇気」。こうした人間社会の重力(原則)を無視して、「自分だけは特別だ」「バレなければいい」と行動すれば、いつか必ず地面に激突し、大怪我をすることになります。

農場の法則で考える

これを「農場」で考えるとさらに分かりやすくなります。

  • 春に種を蒔かず(怠惰)
  • 夏に水もやらず(放置)
  • 秋に「実りだけ欲しい!」と叫ぶ(強欲)

こんなことが通用するでしょうか? 自然界では絶対に無理ですよね。 しかし、現代社会では「勉強せずに成績を上げたい」「努力せずに金持ちになりたい」という**「種を蒔かずに収穫しようとする人」**があふれています。これを戒めるのが「原則」なのです。

小手先のテクニックより「人格」を磨け

笑顔の作り方や話し方のテクニック(個性主義)を学ぶことは、悪いことではありません。しかし、それはあくまで「飾り」です。

土台となる「人格」が腐っていたら、どんなに綺麗な言葉を使っても、相手には不信感が伝わります。

  • 表面的なテクニック=家の塗装
  • 人格と原則=家の基礎と柱

基礎(原則)がグラグラの家は、どんなに綺麗に塗装しても、ちょっとした地震(トラブル)で倒壊します。 私たちが学ぶべきは、流行りの処世術ではなく、何があっても揺るがない**「原則中心の生き方」**なのです。


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まとめ・アクションプラン

今回の記事のポイントは以下の3点です。

  1. 人生には、個人の価値観を超えた「絶対的な法則(原則)」がある。
  2. 原則(誠実、公正など)は引力と同じ。無視すれば必ず人生は墜落する。
  3. 小手先のテクニックではなく、原則に従って「人格」を磨くことが成功への唯一の道。

ズルをして得た成功は、砂上の楼閣です。 遠回りに見えても、原則に従ってコツコツと積み上げた信頼こそが、最強の資産となります。

Next Action:自分の「コンパス」を確認する

今日一日、何か判断に迷ったら**「これは自然の法則(原則)に反していないか?」**と自分に問いかけてみてください。 「嘘をつく」「約束を破る」「人を出し抜く」。これらは引力に逆らう行為です。

もし、この「人生の絶対法則」についてもっと深く学び、迷いのない人生を歩みたいなら、**『7つの習慣』**は必読です。この本は、単なる自己啓発書ではなく、人生という荒波を航海するための「正確なコンパス(羅針盤)」になってくれるでしょう。

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ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
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