自己啓発

世界は変わらない、あなたがボヤけているだけ。人生のピントを合わせる「原則」の話

taka

「頑張っているのに、どうしても壁が越えられない」 「世の中のルールが複雑すぎて、どう振る舞えばいいかわからない」

仕事や私生活で、こんな**「限界」**を感じて立ち止まってしまうことはありませんか?

実は、その生きづらさの原因は、あなたの能力不足ではありません。 世界を見るための**「メガネ(レンズ)の度数」**が合っていないだけかもしれません。

理学療法士として体の仕組み(原則)を学んでいるとわかります。関節の動く角度や筋肉の配置は、誰にとっても「変えられない事実」です。しかし、その仕組みを深く理解し、身体操作のピントを合わせることで、トップアスリートのように限界を超えたパフォーマンスを発揮できるようになります。

この記事では、コヴィー博士の言葉をもとに、**私たちの限界を押し広げる「原則」と「変化」**について解説します。

結論をお伝えします。 世界(原則)を変えることはできません。 しかし、自分自身をアップデートし、世界にピントを合わせることで、見える景色は無限に広がります。

人間には限界がある、しかし広げられる

まず、コヴィー博士は私たちの可能性についてこう述べています。

私たち人間には限界がある。しかし限界を押し広げることはできる。

これは非常に勇気づけられる言葉です。 確かに私たちには、100メートルを3秒で走ることはできません(生物的な限界)。 しかし、トレーニングや道具、そして「走り方の法則」を学ぶことで、昨日の自分より速く走ることは可能です。

リハビリとは「限界の再定義」

私の現場でも、最初は「もう歩けない」と諦めている患者さんがいます。 しかし、彼らが体の動かし方(原則)を学び直すことで、再び歩けるようになります。

限界とは、固定された壁ではなく、**「ゴム風船」**のようなものです。 内側から空気(知識や経験)を入れれば、どこまでも押し広げることができるのです。

「原則」は動かない北極星

では、どうすれば限界を広げられるのでしょうか? その鍵となるのが**「原則(Principles)」**です。

人間の成長をつかさどる原則を理解すれば、ほかにも正しい原則を自信を持って探し求め、学ぶことができる。 原則は変化しない。

原則とは、重力のような「自然の法則」や、誠実さ・公正さといった「人間社会の普遍的なルール」のことです。

私たちが合わせるしかない

「なんで重力があるんだ! 邪魔だ!」と怒っても、重力はなくなりませんよね。 同様に、「なんで嘘をついたら信用を失うんだ!」と嘆いても、その法則は変わりません。

原則は、夜空に輝く**「北極星」**のように、常に同じ場所にあります。 私たちが迷子になるのは、星が動いたからではありません。私たちが星を見失っているか、見方を知らないからです。

学ぶほど「ピント」が合ってくる

最後に、最も重要な「レンズ」の話です。

学べば学ぶほど、世界を見るレンズ(概念、主観)の焦点を合わせられるようになる。(中略)私たち自身が変化し、原則を深く理解できるようになるのだ。

昔、視力が悪いのにメガネをかけていなかった頃を思い出してください。 看板の文字がぼやけて読めなかったとき、あなたは「看板が悪い」とは思いませんよね。「自分の目が悪い」と気づいたはずです。

高解像度で人生を見る

人生も同じです。 悩みが多い状態というのは、「原則というメガネ」をかけていない裸眼の状態です。だから、人間関係や仕事がぼやけて見え、あちこちにぶつかってしまいます。

しかし、原則を学び、実践することで、次第にレンズの**「ピント(焦点)」**が合ってきます。

  • 「あ、上司が怒っているのは、私が『信頼の原則』を無視したからだ」
  • 「仕事がうまくいかないのは、『農場の法則(種蒔き)』をサボったからだ」

ピントが合うと、世界は驚くほどクリアに見えます。 世界(原則)は変わりません。変わったのは、レンズを磨き、ピントを合わせた「あなた自身」なのです。


スポンサーリンク

まとめ・アクションプラン

記事の要点をまとめます。

  1. 人間の限界は固定された壁ではなく、学びによって押し広げることができる。
  2. 原則(自然の法則や道徳)は絶対に変えられない。私たちがそれに合わせる必要がある。
  3. 学ぶことは「心のレンズ」のピントを合わせること。視界がクリアになれば、悩みは消える。

「生きにくいな」と思ったら、世界を変えようとするのをやめてみましょう。 その代わりに、自分のレンズを取り出して、曇りを拭き、ピントを調整してみてください。

Next Action:今日一つの「法則」を見つける

今日一日、生活の中で**「変わらない法則(原則)」**を探してみてください。

  • 誰かに親切にしたら、笑顔が返ってきた(返報性の法則)。
  • 夜更かしをしたら、昼間眠くなった(健康の法則)。
  • ボールを投げたら、落ちてきた(重力の法則)。

「あ、世界は法則通りに動いているんだ」と実感すること。 それが、あなたのレンズのピントを合わせる第一歩になります。

スポンサーリンク
ABOUT ME
TAKA
TAKA
理学療法士/ビール
理学療法士として臨床に携わりながら、リハビリ・運動学・生理学を中心に学びを整理し発信しています。心理学や自己啓発、読書からの気づきも取り入れ、専門職だけでなく一般の方にも役立つ知識を届けることを目指しています。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました