なぜ毎日が辛いのか?「被害者意識」を捨てて人生の主導権を取り戻す思考法
「ブラック企業だから仕方がない」 「親の教育が悪かったから、自分はこうなってしまった」 「景気が悪いから、私の給料は上がらない」
うまくいかない現実に直面したとき、ついこんなふうに「環境」や「他人」のせいにしていませんか?
気持ちは痛いほどよくわかります。誰だって、自分以外の何かのせいにした方が楽だからです。
しかし、世界的な名著『7つの習慣』の著者コヴィー博士は、そんな私たちに衝撃的な事実を突きつけます。 **「もし人生が環境に支配されているとしたら、それは『支配されること』をあなた自身が選んだからだ」**と。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- 「人間はロボットとは違う」という決定的な理由
- 不幸な状況すらも「自分で選んでいる」という厳しい真実の意味
- 「他人のせい」をやめた瞬間、人生が劇的に自由になる理由
これは、「あなたが悪い」と責める話ではありません。 **「あなたには、未来を変える力がある」**という、最強の希望の話です。
あなたは「パブロフの犬」ではない
心理学の有名な実験に「パブロフの犬」というものがあります。ベルが鳴ると、餌がもらえると思ってよだれが出る、という条件反射の話です。
私たち人間も、気を抜くとこれと同じ状態になります。
- 嫌なことを言われた(刺激) → カッとなって怒る(反応)
- 雨が降った(刺激) → 気分が落ち込む(反応)
このように、外からの刺激に対して自動的に反応してしまうことを**「反応的な生き方」**と呼びます。 「あいつが怒らせたから、俺は怒ったんだ!」というのは、「私はベルが鳴ったからよだれが出た犬と同じで、自分では制御できません」と言っているのと同じことなのです。
人間にだけ許された「一時停止ボタン」
しかし、コヴィー博士は言います。**「人間は本来、主体的な存在である」**と。
動物と違い、人間には刺激と反応の間に**「選択の自由」**というスペースがあります。 嫌なことを言われたとき、私たちは一瞬立ち止まり(一時停止)、自分の反応を選ぶことができるのです。
- 選択肢A:怒鳴り返す
- 選択肢B:無視する
- 選択肢C:「なぜそんなことを言うのだろう?」と冷静に分析する
つまり、どんなにひどい状況でも、「どう感じるか」「どう振る舞うか」を決める最終決定権は、100%あなたが握っているのです。
「支配されること」を選んでいないか?
冒頭の言葉に戻りましょう。 「人生が状況に支配されているとしたら、それは支配されることを自分で選択したからだ」
これは非常に耳の痛い言葉です。 例えば、「上司が最悪で毎日が辛い」という状況があるとします。
確かに上司の性格は変えられません。しかし:
- その上司の言葉を真に受けて「傷つくこと」を選んでいるのは自分です。
- その会社に「留まること」を選んでいるのも自分です。
- 転職活動を「しないこと」を選んでいるのも自分です。
「だって生活があるから辞められないよ!」と言うかもしれません。 それならば、あなたは**「生活の安定のために、今の苦痛に耐えること」を、自分の意志で選んでいる**のです。
「やらされている」のではありません。「自分で選んでいる」のです。 そう認めることが、主体的な人生への第一歩です。
「責任(Responsibility)」とは「反応(Response)する能力(Ability)」
英語で責任のことを「Responsibility」と言いますが、これは「Response(反応)」と「Ability(能力)」が合わさった言葉です。 つまり、**「自分の反応を選択する能力」**こそが責任の正体です。
「あいつのせいだ」「環境のせいだ」と言っている間は、私たちは自分の人生のハンドルを他人に渡してしまっています。これでは、他人が変わらない限り幸せになれません。
しかし、**「今の状況は(過去の積み重ねを含めて)自分が選んだものだ」**と認めた瞬間、ハンドルは自分の手に戻ってきます。 自分で選んだのなら、これからの選択次第で、未来はいくらでも変えられるからです。
まとめ・アクションプラン
他人のせいにする生き方は楽ですが、不自由です。 自分のせい(自分の選択)だと認める生き方は厳しいですが、自由です。 あなたはどちらの人生を選びたいですか?
今回のポイントをまとめます。
- 人間は刺激に対して自動反応するロボットではなく、反応を選べる存在。
- 「環境のせい」にしている時、あなたは支配されることを「同意」してしまっている。
- 「私が選んだ」と認めることで、初めて人生を変える力が湧いてくる。
今日からできる、人生の主導権を取り戻すアクションを提案します。
Next Action: 今日から1週間、会話の中で**「〜のせいで」「〜しなきゃいけない」という言葉を使うのを禁止**してみましょう。 その代わりに、以下の「主体的な言葉」に変換してみてください。
- 「上司がうるさいから残業しなきゃ」 →「私は、仕事を終わらせるために残業することを“選ぶ”」
- 「時間がないからできない」 →「私は、今は他のことを優先すると“決めた”」
言葉の語尾を「〜選ぶ」「〜決める」に変えるだけで、脳は「あ、これは自分の意志なんだ」と認識し始めます。その小さな意識改革が、やがてあなたの運命を大きく変えていくはずです。
より深く「主体性」や「人生を切り拓く力」を学びたい方は、世界中で読み継がれている**『7つの習慣』**(スティーブン・R・コヴィー著)を読んでみることを強くおすすめします。被害者意識から抜け出し、本当の自由を手に入れるためのバイブルです。
