「私は悪くない」が口癖の人は要注意。一生「被害者」で終わる人の共通点
「どうして私ばかりこんな目に遭うの?」 「あの人がもっと協力的だったら、うまくいったのに……」
仕事や私生活でトラブルが起きたとき、つい反射的に「自分は悪くない、悪いのは周りだ」と思ってしまうことはありませんか?
そう思うのは、ある意味で自然なことです。誰だって、自分が「無責任だ」「能力がない」なんて認めたくはありませんからね。
しかし、世界的名著『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士はこう警告しています。 **「『自分には責任がない』と言い続けることは、自分の人生を放棄することと同じだ」**と。
この記事では、なぜ私たちが責任回避をしてしまうのか、その心理的メカニズムと、そこから抜け出して自由になるための考え方を解説します。
結論から言うと、「責任」という言葉の意味を履き違えていることが、あなたを苦しめている原因かもしれません。
少し耳の痛い話も出てくるかもしれませんが、読み終える頃には心が軽くなっているはずです。
なぜ私たちは「私のせいじゃない」と言いたくなるのか?
何か問題が起きたとき、「自分には責任がない」と言うほうが、気持ちの上では楽で無難です。
なぜなら、「自分に責任がある」と認めることは、以下のような恐怖を伴うからです。
- 「今の悪い状況を招いたのは自分だ」と認めなくてはならない。
- 「お前は無責任だ」「能力不足だ」と他人から責められる気がする。
- これまでの自分の言動が間違っていたと認めなくてはならない。
特に、何年もの間「会社が悪い」「親が悪い」「政治が悪い」と他者のせいにして生きてきた人にとって、今さら「実は全部、自分で選んできた結果ですよ」と言われるのは、耐えがたい苦痛でしょう。
「反応的な人」の特徴
コヴィー博士は、周囲の刺激にすぐに影響され、他人のせいにする人を**「反応的な人」**と呼びました。
反応的な人は、自分を守るために必死になります。 「ほら見ろ、やっぱりあいつが悪いんだ」 「今の状況ではどうしようもない」 そうやって、「自分には責任がないことを裏付ける証拠」や「相手への攻撃材料」を、探偵のようにせっせと探し回るのです。
でも、考えてみてください。 他人のアラ探しをしている時間、あなたの人生は一歩でも前に進んでいるでしょうか?
「責任」=「自分を責めること」ではない
多くの人が誤解していますが、「責任を取る」とは、「私が全部悪いんです」と謝ることでも、自分を責めて落ち込むことでもありません。
英語で「責任」は “Responsibility” と書きます。 これは2つの単語からできています。
- Response(反応)
- Ability(能力)
つまり、責任とは**「自分の反応を選択する能力」**のことなのです。
主導権は常に「あなた」にある
雨が降ったとします(=刺激)。
- 反応的な人: 「最悪だ、気分が台無しだ」と不機嫌になる(天気に支配されている)。
- 主体的な人(責任ある人): 「じゃあ、家で読書を楽しもう」と自分の行動を選ぶ(自分で決めている)。
「自分には責任がある」と認めることは、「悪いのは自分だ」と反省することではありません。 **「どんな状況であっても、次の行動(反応)を選ぶ力は、私自身の手にある」**と宣言することなのです。
被害者であることをやめると、人生が動き出す
「あいつのせいでこうなった」と言っている間は、あなたは悲劇のヒロイン(被害者)かもしれません。しかし、それは同時に**「あいつが変わらない限り、私は幸せになれない」**と、人生の主導権を相手に明け渡している状態でもあります。
逆に、「今の状況の一部は自分の選択の結果かもしれない。だとしたら、これからの未来も自分の選択で変えられるはずだ」と考えた瞬間、主導権はあなたの手元に戻ってきます。
- 証拠探しをやめて、解決策を探す。
- 他人の欠点を数えるのをやめて、自分の行動を変える。
その瞬間から、あなたは「環境に振り回される脇役」から、**「人生を切り拓く主人公」**へと変わるのです。
まとめ・アクションプラン
責任回避は、一時的な鎮痛剤にはなりますが、病気を治すことはありません。
- 「自分には責任がない」と言うのは楽だが、それは「反応的な生き方」であり、人生の主導権を他人に渡すこと。
- 反応的な人は、自分の正しさを証明するために、他人の粗探し(証拠集め)に人生を費やしてしまう。
- 責任(Responsibility)とは「反応を選択する能力」。自分を責めることではなく、未来を選ぶ力を持つこと。
人生の主導権を取り戻す Next Action
【言葉遣いを変えてみる】 今日から1週間だけ、**「〜のせいで(他人のせい)」という言葉を封印し、代わりに「私は〜を選択する(自分の意志)」**という言葉を使ってみてください。
- ×「上司が怒らせるから、やる気が出ない」
- ○「上司は怒っているが、私は気にせず自分の仕事に集中することを選択する」
言葉を変えるだけで、脳は「証拠探し」をやめ、「どうすれば状況が良くなるか」を考え始めます。ぜひ試してみてください。
