自己啓発

さあ朝だ ― マルクス・アウレリウスに学ぶ「起きる理由」と一日の始め方

マルクス・アウレリウスは『自省録』の中で、こんなふうに自分を奮い立たせています。

「私は人間の務めを果たすために起きるのだ。」

二千年前のローマ皇帝でさえ、毎朝、毛布の誘惑と戦っていた――そう思うと少し気が楽になりませんか?

誰にとっても「朝の戦い」はある

私たちは、子どもの頃に初めて学校へ行く朝から、引退するその日まで、毎朝「起きるか、寝続けるか」という選択を繰り返します。

  • スヌーズボタンを何度も押したくなる
  • ぬくもりに包まれていたい
  • 「あと5分」が永遠に続いてほしい

こうした誘惑は普遍的なものです。

起きる理由は「務め」にある

ストア派の哲学は、「私たちは快楽をむさぼるために生まれてきたのではない」と教えます。

  • 自分の大切な目標に力を注ぐため
  • 他者の役に立ち、社会に貢献するため
  • 自分の本分を果たすため

起きることは単なる習慣ではなく、自分の存在意義に直結しているのです。

朝を乗り越えるためのヒント

  1. 「なぜ起きるのか」を思い出す
     布団の中で、「私は人間の務めを果たすために起きる」と心の中で唱える。
  2. 小さなルーティンをつくる
     起きたらシャワーを浴び、コーヒーを飲む。これだけで一日のリズムが整います。
  3. 自分の役割を意識する
     家族のため、同僚のため、友人のため――「誰かのため」があると起きる理由が強まります。
  4. 早起きを「特権」と捉える
     朝の時間は静かで集中しやすい。これは人生における贅沢な時間です。

まとめ

マルクス・アウレリウスが言うように、私たちが生まれてきたのは「布団でぬくぬくするため」ではありません。

人生の目的を果たすために、今日も一日を始めるのです。

さあ、目を覚まし、深呼吸して、新しい一歩を踏み出しましょう。

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taka
理学療法士TAKAが自分の臨床成果を少しでも高めるために、リハビリ・運動学・生理学・物理療法について学んだ内容を発信。合わせて趣味の読書や自己啓発等の内容の学びも自己満で発信するためのブログです。