言うことを聞いてくれない部下や子供に悩む方へ。言葉より大切な「信頼残高」の話
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Taka Knowledge Output
2026年度予算の審議を前に、永田町が大きく揺れています。本来であれば今頃、予算編成の真っ只中にあるはずですが、高市総理は解散総選挙という勝負に出ました。その最大の理由は、現在閣議決定されている予算案が、自身の思想とは真逆の「石破予算」であるという点にあります。
現在の手元にある予算案は、前内閣が決定した「骨太の方針2025」に基づいたものです。これは28年ぶりとなるプライマリーバランスの黒字化を掲げた、バリバリの緊縮財政予算です。高市氏にとっては、自分が作ったわけでもない、デフレ脱却を阻むような予算を、国会で野党の追及から守り抜くことは、苦痛以外の何物でもないのでしょう。
高市氏の経済観は明確です。官民連携の投資によって、造船、防衛、創薬といった分野の「供給能力」を強化することを目指しています。しかし、現在の予算枠ではこうした積極的な投資が十分に行えません。このままでは日本の技術基盤が失われ、空母一隻作れない国になってしまう。その危機感が、予算を根本から作り直す「新26年度予算」への意欲に繋がっています。
解散のもう一つの狙いは、自民党内の「緊縮財政派」との決着です。総理の座に就いてもなお、財務省をバックにした勢力の圧力は凄まじく、このままでは「骨太の方針」からPB目標を外すこともままなりません。一度選挙で国民の信を問い、積極財政を支持する仲間を増やして戻ってくる。高市氏にとってこの解散は、党内融和を捨ててでも自らの政策を貫くための、乾坤一擲の賭けなのです。