自己啓発

君ならできる|マルクス・アウレリウスに学ぶ成功者の考え方

私たちは日々、他人の成功に触れる機会があります。SNSでの華やかな投稿、同僚の昇進、友人の結婚やキャリアアップ……。そんなときに「自分にはできない」と落ち込んでしまう人もいれば、「あの人にできるなら自分にもできるはずだ」と前向きに捉える人もいます。

ローマ皇帝マルクス・アウレリウスは『自省録』で次のように語りました。

「自分にはとても無理だと思うことがあっても、不可能だとは考えるな。ほかの人間にできること、向いていることならば、お前にも簡単にできるはずだ」

この言葉は、「他人にできることは、自分にもできる」という信念を持つ重要性を教えてくれます。


二種類の人間

世の中には、大きく分けて二種類の人がいます。

  1. 他人の成功を妬むタイプ
     「なぜあの人にできて、私にはできないのか」と考え、他人の成果を自分の敗北と結びつけてしまう。
  2. 他人の成功を励みにするタイプ
     「あの人にできるなら、私にもできるはずだ」と考え、成功事例を自分の挑戦への後押しに変える。

前者は一かゼロかの発想に縛られますが、後者は「成功は分かち合えるもの」という視点を持ちます。結果として、前者は苦しみを増やし、後者は前進と成長を得るのです。


他人の成功をどう見るか

嫉妬の感情は自然なものです。しかし、それをどう扱うかで人生は大きく変わります。

  • 嫉妬に飲まれるとき
     「自分は劣っている」と思い込み、行動できなくなる。
  • 学びに変えるとき
     「自分にも可能性がある」と信じ、行動するエネルギーに変えられる。

たとえば同僚が昇進したとき、羨ましい気持ちを否定する必要はありません。ただ、その気持ちを「自分も成長できるはず」というモチベーションに変換できれば、嫉妬は前進の燃料になります。


職場での実践例

  • 同僚が成果を上げたとき
     「あの人は特別だから」ではなく、「努力と工夫を積み重ねれば、自分も近づける」と考える。
  • 上司から褒められる人を見たとき
     落ち込む代わりに、「どんな点が評価されたのか」を観察し、自分の成長に活かす。
  • 成果が出ないとき
     「自分には無理だ」と諦めるのではなく、成功している人のプロセスを学び、取り入れてみる。

日常生活での応用

  • 友人が資格試験に合格したとき
     自分の学び方を見直すきっかけにする。
  • 知人が起業に成功したとき
     「勇気を出せば自分にも挑戦できる」と捉える。
  • SNSで華やかな投稿を見たとき
     比較して落ち込むのではなく、「その人の努力の結果」と理解し、自分も小さな行動を積み重ねる。

成功の鍵は「可能性への信頼」

アウレリウスの言葉は、「人間の能力に大きな差はない」という前提に立っています。むしろ差を生むのは「自分にはできると信じるかどうか」です。

心理学でも「自己効力感(self-efficacy)」という概念があります。これは「自分はできる」という感覚であり、挑戦の成否を左右する重要な要因です。他人の成功を自分の可能性の証とみなすことで、この自己効力感は強まっていきます。


まとめ

マルクス・アウレリウスの言葉と現代の心理学を合わせると、次の教訓が見えてきます。

  • 他人にできたことは、自分にもできる
  • 成功を妬むか、励みにするかは自分次第
  • 自分には可能性があると信じることが行動を生む

👉 だからこそ、「君ならできる」と自分に言い聞かせてください。他人の成功を前進のきっかけに変えることで、あなたの人生もより豊かに開けていくはずです。

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taka
理学療法士TAKAが自分の臨床成果を少しでも高めるために、リハビリ・運動学・生理学・物理療法について学んだ内容を発信。合わせて趣味の読書や自己啓発等の内容の学びも自己満で発信するためのブログです。