なぜいつも計画倒れになるの?無理な努力をやめて、自然と行動できるようになる唯一の方法
「今年こそは英語をマスターする!」 「明日からは絶対に早起きをしてジョギングをする!」
そう意気込んで手帳に計画を書き込んだのに、3日後には元の生活に戻ってしまっている……。 そんな「計画倒れ」を繰り返しては、「ああ、自分はなんて意志が弱いんだろう」と自己嫌悪に陥っていませんか?
しかし、安心してください。 あなたが計画通りに行動できないのは、あなたの能力が低いからでも、だらしないからでもありません。
単に、**「アプローチする場所」**を間違えているだけなのです。
この記事では、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーの言葉をもとに、**なぜ私たちは自分を律することができないのか、その「真の原因」と「解決策」**を解説します。
結論から言います。 表面的な行動(葉っぱ)を無理やり変えようとするのをやめて、その奥にある価値観(根っこ)を見つめ直してください。 根っこが変われば、努力しなくても行動は変わります。
「意志が弱い」という勘違い
多くの人は、計画が守れない理由を「自分を律する力(自制心)が足りないからだ」と考えます。 しかし、コヴィー博士はこれを明確に否定しています。
根本的な問題は、彼らの言っている「優先順位」が頭と心に深く根づいていないことだ。
「心からやりたい」と思っていない
例えば、「健康のためにジョギングをする」と決めたとします。 しかし、心の奥底(根っこ)で「今は健康より、寝ていたい」「運動は面倒くさい」という思いが強ければ、どんなに立派な計画を立てても続きません。
頭では「重要だ」と思っていても、心が「やりたくない」と叫んでいれば、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなもの。 これでは、自分を律することなど不可能です。
「葉っぱ」を切っても雑草はなくならない
ここで、非常にわかりやすい「植物」の比喩を使って説明しましょう。
人間の行動や態度は、植物で言えば**「葉っぱ」です。 そして、その行動を生み出しているパラダイム(ものの見方・価値観)は「根っこ」**です。
表面的なテクニックの限界
多くの人は、悪い習慣(サボり癖、無駄遣い)という「葉っぱ」を見て、「これを切り落とさなきゃ!」とハサミを入れます。 「スマホを見ないようにアプリを消す」「無理やり机に向かう」といった対処法です。
しかし、土の中にある「根っこ(楽をしたい、快楽を優先したいという価値観)」がそのままだとどうなるでしょうか? 数日もすれば、また新しい「葉っぱ」が生えてきて、元の木阿弥になります。
自分が自然にとる態度や行動、いわば表に出ている「葉っぱ」だけに働きかけて、その基となっている「根っこ」──自分の基本のパラダイム──を見つめ、それが正しいかどうか考えてみようともしないからだ。
根っこを変える=パラダイムシフト
逆に言えば、根っこさえ変われば、葉っぱは自然と変わります。 例えば、深刻な病気が見つかった途端、大好きだったタバコをスパッとやめられる人がいます。 これは、「タバコ=快楽」という根っこが、「タバコ=死」という根っこに完全に植え変わった(パラダイムシフトした)からです。
根っこが変われば、意志の力なんて使わなくても、行動は勝手についてくるのです。
「ミッション・ステートメント」が最強の肥料になる
では、どうすればこの「根っこ」を良い状態に変えられるのでしょうか? その答えが、**「ミッション・ステートメント(個人的な憲法)」**を持つことです。
「何のために生きるか」が定まると、迷いが消える
「私は家族の健康を守るリーダーになる」 「私はプロフェッショナルとして、常に学び続ける」
こうした確固たるミッション(使命)が心の中心にあれば、それが強力な「根」となります。 「家族を守る」という根がしっかりしていれば、「早起きして健康的な朝食を作る」という行動(葉っぱ)は、苦痛な義務ではなく、**「やりたくてやること」**に変わります。
ミッション・ステートメントを定め、原則を生活の中心に置いていなければ、その努力を続けていくための土台がないのである。
「緊急ではないが重要なこと」を愛する
私たちは普段、どうしても目先の「緊急なこと」に追われがちです。 しかし、ミッション・ステートメントという土台があれば、「緊急ではないけれど、自分の人生にとって本当に重要なこと(勉強、健康管理、人間関係作り)」に対して、自然と高い優先順位をつけられるようになります。
無理に自分を律するのではなく、「大切だからやる」という自然な情熱が湧いてくるのです。
まとめ・アクションプラン
「変わろう」と思って行動を変えるのではなく、「見方」を変えることが先決です。
- 計画が続かないのは、意志が弱いからではなく、優先順位が心に根付いていないから。
- 行動(葉っぱ)だけを変えようとしても、価値観(根っこ)が変わらなければ元に戻る。
- ミッション・ステートメント(人生の指針)を持つことで、自然と自分を律することができる。
【Next Action】 もし今、どうしても続かない習慣があるなら、「やり方」を見直す前に**「なぜそれをやるのか?」**を5回自問自答してみてください。 (例:なぜ英語をやる?→出世したいから→なぜ出世したい?→家族を楽させたいから…)
そこで見つけた「本当の理由(根っこ)」があなたの心を震わせるものであれば、明日から行動は変わるはずです。 根本的な「根っこ」の育て方を学びたい方は、やはり原点である**『7つの習慣』**をじっくり読むのが一番の近道です。小手先のテクニックではない、人生を変える本質がそこにあります。
